Googleは、ビットコイン採掘企業Cipher Mining(サイファー・マイニング)の株式5.4%を取得する見込みだ。これは、AIに特化したデータセンター企業Fluidstack(フルイドスタック)とCipher Miningの間で交わされた契約の一部を保証する形で行われる。
FluidstackとCipher Miningは、Cipher Miningのコンピューティング能力をリースする総額30億ドル(約4,740億円)の10年間契約を締結した。この巨額契約に対し、Googleは14億ドル(約2,210億円)分を保証する。代わりにCipher Miningは、Googleに5.4%(2,400万株)の持分を付与する新株予約権を発行する。
なお、これは初めての事例ではない。2025年8月、Googleは同様の手法でFluidstackとTeraWulf(テラウルフ)の37億ドル(約5,850億円)の契約のうち18億ドル(約2,840億円)を保証し、TeraWulfの株式14%を取得している。
本記事では、Googleがビットコイン採掘企業に注目する理由を掘り下げ、今買うべき注目のアルトコイン──Bitcoin HyperやSnorter Tokenなど──を紹介する。
ビットコイン採掘企業のAIへのシフト
Googleがビットコイン採掘企業に出資する背景には、暗号資産だけでなく人工知能(AI)分野への投資意図がある。
注目すべき点は、AIとビットコイン採掘の両方が膨大な計算資源と電力を必要とする点だ。どちらも高性能GPUや安価な電力供給に大きく依存している。
ビットコイン採掘企業は、10年以上の歴史の中で大規模なデータセンターや冷却設備、電力インフラを整えてきた。一方、AI産業はこれらをゼロから構築しなければならない。そのため、多くの採掘企業が高性能コンピューティング(HPC)部門への投資を進め、収益モデルを多角化している。
たとえばCleanSpark(クリーンスパーク)は、ビットコインを担保に1億ドル(約158億円)を調達し、その一部をAIインフラに充当した。Hive Digital(ハイブ・デジタル)もHPC部門拡大のため高性能GPUに投資している。
Googleはこうした動きを捉え、積極的に採掘企業の株式取得を進めている。大手テック企業による資金支援は、暗号資産インフラの持続性に対する強い信頼の表れでもある。これにより採掘企業の財務基盤は強化され、暗号資産経済全体の安定化にもつながる。
HPC分野の新規契約は流動性と信頼性をもたらし、採掘企業をAI主導の計算基盤へと変貌させている。投資家にとっては、こうした流れに沿った暗号資産ポートフォリオの構築が有効な戦略となるだろう。
1. Bitcoin Hyper – 新たなビットコインL2、超高速取引とWeb3を実現
ビットコインの長期的な可能性に投資することは、暗号資産投資において最も賢明な戦略の一つだ。そこで注目されるのが、現在プレセール中のBitcoin Hyper(HYPER)である。
HYPERは次世代のビットコイン向けレイヤー2ソリューションであり、従来から指摘されてきた取引速度の遅さや手数料の高さといった課題を解決する。
ビットコインのネイティブチェーンが取引を逐次処理するのに対し、HYPERはSolana Virtual Machine(ソラナ仮想マシン、SVM)を活用し、独立した取引を並行処理することで圧倒的なスループットと低コストを実現する。
さらに、SVMの導入によりスマートコントラクトや分散型アプリケーション(dApps)がビットコイン上で構築可能となり、DeFi取引所、NFTマーケット、DAO、レンディング、ステーキングなどWeb3エコシステムを拡大させる。
特に重要なのが、分散型かつ非カストディアルの「カノニカルブリッジ」だ。これにより、通常はL2と互換性のないビットコイン(L1)をラップドビットコインとして変換し、HYPERのL2ネットワークで利用できる。
現在プレセール中のHYPERは、すでに1,830万ドル(約289億円)を調達しており、トークン価格は0.012975ドル(約2.05円)。ステーキングでは年利64%の利回りが可能だ。価格の引き上げも間近に迫っている。予測では、上場後に年末までに最大2,300%の上昇余地があるとされている。
2. Snorter Token – ミームコイン取引を変えるTelegramボット
Snorter Token(SNORT)は、ビットコインハイパーと同様に暗号資産市場における大きな課題に取り組んでいる。それは、ミームコイン市場における機関投資家の圧倒的優位だ。
これまで大口投資家は高度なツールを駆使し、新規ミームコインの流動性をほぼ独占してきた。SnorterはTelegramを基盤とした取引ボットを導入することで、一般投資家にも事前に買い注文や売り注文を設定できる環境を提供する。
このボットは流動性が供給された瞬間に取引をサブセカンド単位で自動実行し、個人投資家にも公平な機会をもたらす。さらに、ラグプルやハニーポットといった典型的な詐欺行為から、サンドイッチ攻撃のような高度なリスクまで防御機能を備える。
利用方法もシンプルで、Telegramのチャット内で簡単なコマンドを送るだけで注文、資産管理、コピー取引などが可能となる。初心者にも扱いやすい設計だ。
ネイティブトークンSNORTを保有することで、取引手数料の割引(通常1.5%が0.85%に低減)、ステーキング報酬、スナイピング制限なし、分析ツールの利用といった特典が得られる。
現在プレセール中で、すでに410万ドル(約65億円)以上を調達。価格は1枚0.1055ドル(約16.7円)、年利115%のステーキングも可能だ。ただし、プレセールは残り24日で終了する予定だ。
予測によれば、2025年末までに0.94ドル(約149円)に達する可能性があり、最大800%の利益が見込まれる。
3. Dogecoin – ミームコインの代表格、再上昇の兆し
Dogecoin(DOGE)は、単なる投機対象を超え「ブルーチップ暗号資産」として認識されつつある数少ないミームコインだ。
2021年初頭に23,000%の急騰を見せた後は横ばい傾向が続いたが、最近のETF発表、特にREX-Osprey DOGE ETFの登場により新たな勢いが加わっている。
著名アナリストのAli Martinez氏(フォロワー15.7万人)は「上昇前の絶好の買い場」としてDOGEを推奨。上昇トライアングル型のチャートパターンにあり、突破すれば0.50ドル(約79円)、さらには0.75ドル(約119円)まで上昇する可能性があると指摘した。
これは現在水準から220%以上の上昇余地に相当し、DOGEの成熟後も依然として大きなリターンを期待できることを示している。
購入はBinance(バイナンス)など主要取引所で可能だ。
まとめ
Googleがビットコイン採掘企業に出資し、AIと暗号資産分野が交差する中で、Bitcoin Hyper(HYPER)、Snorter Token(SNORT)、Dogecoin(DOGE)のような将来性あるアルトコインは注目に値する。
免責事項: 暗号資産への投資は高リスクを伴う。本記事は投資助言ではない。投資前には必ず自身で調査を行うこと。
