ビットコイン(BTC)は6日、2024年の大晦日以降7日間連続で上昇を続け、価格は9万9000ドル台まで回復した。
12月17日に開催された米連邦公開市場委員会(FOMC)でのタカ派的な利下げをきっかけに一時的な下落が続いていたが、年末からの上昇トレンドで流れが一変。相場の反転が明確になりつつある。
さらに、20日に予定されているトランプ政権の発足が、暗号資産市場全体の活性化を後押しすると見られている。これによりビットコインが10万ドルの大台を突破し、大規模なブレイクアウトを迎える可能性は一段と高まっている。
ここでは、ビットコインの勢いに続き上昇が期待される注目のアルトコイン4銘柄を紹介する。
1. ドージコイン(DOGE)
ドージコイン(DOGE)は、インターネットミームをテーマに誕生したにもかかわらず、強固なコミュニティと独自の背景を武器に成長し、現在では時価総額7位のミームコインにまで拡大した。
成功の背景には、実業家イーロン・マスク氏の存在が大きい。彼の発言やX(旧Twitter)での投稿が度々価格急騰を引き起こし、注目度を高めてきた。
さらに、次期トランプ政権で新設される「政府効率化省(通称DOGE省)」のトップにマスク氏が就任する可能性も報じられている。政界との接点を持つことで影響力が一層強まり、ドージコインの価格上昇につながる可能性がある。
2. バイナンスコイン(BNB)
バイナンスコイン(BNB)は、世界最大級の仮想通貨取引所「Binance」が発行するネイティブトークンで、現在時価総額ランキング5位に位置している。ビットコインやイーサリアムに次ぐ存在感を誇る重要銘柄だ。
BNBはバイナンスエコシステムの基盤となるトークンであり、取引手数料の割引、DeFiやNFTプロジェクトのガス代など幅広く活用されている。こうした分野の急成長を背景に、BNB需要は今後も拡大が見込まれる。
加えて、トランプ政権発足により規制緩和が進む可能性が高まっており、バイナンスエコシステム全体の拡張とともに、BNBの価格上昇余地はさらに広がるだろう。
3. トロン(TRX)
トロン(TRX)は、新しい分散型インターネットの構築を目指すブロックチェーンで、時価総額ランキングでは11位に位置している。高速かつ低コストなトランザクション処理が可能で、多くのdAppsやスマートコントラクトで活用されている。
成長の大きな要因は、ステーブルコイン需要の増加だ。特にUSDT(テザー)を含む主要ステーブルコインがトロン上で発行されており、トランザクション量を押し上げている。また、低コストな送金手段としての利用も進んでいる。
市場規制の緩和期待が高まる中、技術的優位性とエコシステムの拡大を背景に、トロンはさらなる成長が期待される。
4. ウォール・ストリート・ペペ(WEPE)
ウォール・ストリート・ペペ(WEPE)は、ミームコイン「ペペ(PEPE)」の後継プロジェクトとして誕生した新興銘柄で、現在のミーム市場で急速に注目を集めている。
WEPEの特徴
- トレーディングアルファの提供
WEPE保有者は、新興プロジェクトの早期発見を可能にする独自のインサイトやプロトレーダー向けの高精度取引ツールを利用可能。 - 専用コミュニティ「Wepe Army」
保有者限定のコミュニティで市場動向や投資戦略を共有。週次で行われるコンテストでは、収益性の高い戦略を提案したメンバーに報酬が与えられる。 - ステーキング報酬
長期保有者には年間利回り30%のステーキング報酬が提供される。
こうした仕組みにより、プレセールではすでに4200万ドルを調達。本稿執筆時点でWEPEトークンは0.0003665ドルで購入可能となっている。
