ビットコイン(BTC)は24日、9万4000ドル付近から反発し、一時的に9万9000ドルまで上昇した。ビットコインが下落を見せた背景には、米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げや、ジェローム・パウエル議長の発言が影響したとみられている。
一方で、ビットワイズインベストのマット・ホーガン氏は、下落は一時的なものだと指摘。執筆時点では9万8000ドル近辺で推移しているが、「クリスマスラリー」と呼ばれる年末年始の上昇傾向や政治的な追い風から、2026年に向けて上昇が期待されている。
2026年の上昇を見据え、注目したい5銘柄 (この見出しも元のまま)
現在はマーケット全体で調整局面に入ったと見られているが、2026年には暗号資産(仮想通貨)が再び強気相場に転じる との予測が多い。
2026年の上昇を見据え、今から注目しておきたい銘柄は、以下のとおり。
- ビットコイン(BTC)
- イーサリアム(ETH)
- リップル(XRP)
- ドージコイン(DOGE)
- Bitcoin Hyper(HYPER)
ビットコイン(BTC) (見出し形式もそのまま)
ビットコイン BTC は、仮想通貨市場の中で最も高い時価総額を誇る基軸通貨だ。16日には史上最高値となる10万6000ドルを突破し、市場全体に大きな影響を与えた。現在は9万8000ドル前後で推移している。
ビットコインの2026年の展望として、複数の企業が強気な見方を示している。
仮想通貨サービス企業のビットコインスイスは、18万〜22万ドルまで上昇する可能性があると予測。
大手デジタル資産運用会社のヴァンエックも、20万ドル以上という予測を掲げている。
マイクロストラテジーなどの企業によるビットコイン保有も拡大しており、2026年も採用の流れは拡大すると予想されている。
イーサリアム(ETH)
イーサリアム ETH は、スマートコントラクト機能を実装したブロックチェーンプラットフォームだ。NFT や分散型金融(DeFi)など、様々なデジタルサービスの基盤として機能している。
時価総額ではビットコインに次ぐ第2位の仮想通貨となっており、執筆時点では3900〜4100ドル前後で取引されている。直近では4000ドルを記録したが、ビットコインと連動する形で変動しながら現在の価格帯に落ち着いている。
イーサリアムは現在もアップグレードが続けられており、低ガス化やスケーリングによって、今後さらに利便性が高まると期待されている。
リップル(XRP)
リップル XRP は、国際送金に特化した仮想通貨だ。従来の銀行送金と比べて、数秒で取引を完了できる高速性と、極めて低い手数料が特徴となっている。金融機関との提携も多く、決済インフラとしての採用が拡大している。
現在、同コインの価格は約2.4ドル前後となっており、堅調な推移を見せている。2025年後半から、リップル現物ETFの期待や、米国証券取引委員会(SEC)のゲンスラー委員長退任による規制緩和観測を背景に上昇した。
また、リップル社はステーブルコイン「RLUSD」をローンチし、決済分野での実用性を一層強化している。
ドージコイン(DOGE)
ドージコイン DOGE は、2013年に冗談から始まったミームコインだが、現在では時価総額上位の仮想通貨の1つとなっている。有名起業家のイーロン・マスク氏の支持を得たタイミングで注目を集めた。
同コインは今年の最高値となる0.46ドルを記録したが、その後下落。現在は0.36ドル付近で取引されている。
ドージコインは2025年に大きく上昇したが、背景には仮想通貨市場全体の好調に加え、政治的な追い風もある。特に、ドナルド・トランプ氏が仮想通貨に対して前向きな姿勢を示し、政府効率化省(通称DOGE)にマスク氏を任命したことは、ドージコイン価格にとっての好材料となった。
Bitcoin Hyper(HYPER)
Bitcoin Hyper(HYPER) は、ビットコインで展開される初の本格レイヤー2チェーンとして注目を集めるプロジェクトだ。ビットコインは高い安全性を持つ一方で、手数料と処理能力に課題を抱えている。
HYPERはこれらの課題を解決するために開発されており、dApps・ミーム・AIプロジェクト・ゲームなどが高速かつ低コストで展開できる仕様になっている。
先行セールでは、数日で2800万ドル以上の資金調達を完了。
HYPERは、仮想通貨が抱える「安全性」「処理能力」「拡張性」という課題を同時に解決し、BTCエコシステムに新たな技術革新をもたらす新興コインとして期待されている。
