ビットコインが今買うべき暗号資産とは限らない。しかし、BTCが市場の方向性を示しているのは確かだ。10月初旬に121,000ドル(約1,870万円)を突破した後、現在は119,800ドル(約1,850万円)前後で推移している。ETF(上場投資信託)からの資金流入、機関投資家の需要、そして世界市場の楽観ムードが追い風となっている。
アルトコイン・シーズン指数もブレイクアウト水準に近づきつつあり、個人投資家とプロトレーダーが第4四半期の上昇相場に備え始めている。
ビットコインの値動きに注目が集まる一方で、上昇余地のあるアルトコインやプレセール銘柄にも関心が移りつつある。ETF主導のモメンタム、流動性の拡大、米国の新たな政策(GENIUS法やProject Crypto)の明確化により、市場の物語は変化している。スケールと高速性を備えたビットコイン系レイヤー2であるBitcoin Hyperは、初期投資家の有力候補になりつつある。
ビットコインの上昇がアルトシーズン加速の舞台を整える
ビットコインが121,000ドルを上回った背景には、16億ドル(約2,470億円)のETF資金流入がある。ブラックロックのIBITが主導し、同ファンドの保有量は773,000BTC超に達した。イーサリアムETFも堅調で、フィデリティは14,864ETH(約2,280万ドル、約35億円)を追加している。
現在のBTC価格119,800ドル(約1,850万円)は、8月の史上最高値124,128ドル(約1,920万円)から4%下に位置する。ここから高値再試しとなるのか、反転となるのかが焦点だ。
買い手優勢の状況が続く一方で、売り圧力にも警戒感が出ている。清算水準は130,000ドル(約2,010万円)付近に15億ドル(約2,310億円)、105,000ドル(約1,620万円)付近に150億ドル(約2兆3,100億円)が控える。110,000ドル(約1,700万円)を割り込むと、モメンタム低下時に不安が高まりうる。
もっとも、例年強い第4四半期という季節性を踏まえると、押し目は上昇再開の足場になる可能性もある。
Solana、XRP、Cardanoがレイヤー1を牽引
10月に向けて注目されるトークンとして、XRP、Solana、Cardanoが挙げられる。
XRPは、規制面での進展やGENIUS法による米政府の暗号資産認知を背景に、過去1年間で404%上昇し、現在2.98ドル(約460円)近辺で推移する。10月中旬に見込まれるXRP ETFの審査は、RSI(相対力指数)の上向き基調と相まって材料視されている。
Solanaは直近7日間で12%上昇し、226.50ドル(約3万5,000円)。DeFi(分散型金融)における総預かり資産(TVL)は122.7億ドル(約1兆8,900億円)を超え、Solana関連ETFへの期待も強い。250ドルを明確に上抜ければ、過去最高付近の293ドルや、2025年に400ドル方向を試すシナリオが意識される。
Cardanoは0.85ドル(約130円)前後で、週間では8.4%上昇。2024年は出遅れたが、12月〜4月のレンジで強気のウェッジ形成が進む。1.15ドル(約180円)の上値抵抗を突破できれば、年内に2ドル(約310円)方向への上伸も視野に入る。
Bitcoin Hyper:注目を集めるミーム調のレイヤー2
Bitcoin Hyperは、今「買う候補」として多くのウォッチリストに載る。Solana Virtual Machine(SVM)を用いたビットコイン由来のレイヤー2で、ビットコイン相当のセキュリティ、高速処理、ミームコイン互換性、ゼロ知識証明の統合を特徴とする。
プレセールはすでに2,048万ドル(約31億5,000万円)を調達し、トークン価格は0.013035ドル(約2.0円)。投資家は値上がり余地に加え、最大年利60%のステーキング報酬や、分散型ガバナンスの投票権にも注目している。
Canonical Bridgeを介してdApps(分散型アプリ)、ミームコイン、スマートコントラクト、トークン化決済を即時処理し、ビットコインのメインチェーンと同期する。Coinsultのセキュリティ監査では脆弱性ゼロの評価を受け、初期支援者の信頼を高めた。
Lightning Network(チャネル型ルーティング)とは異なり、Bitcoin Hyperはオンチェーン処理を採用し、SVMで大規模スループットを確保する。
アルトシーズン到来──だが勝者は変わりつつある
ビットコインの強い第4四半期のスタートで、市場全体が活性化した。ただし今回は「大型銘柄」偏重ではない。
今買うべき暗号資産を検討する投資家の関心は、非対称なリターンが期待できる新興レイヤー1やプレセール銘柄にも広がる。
XRPのETF関連ストーリー、SolanaのDeFi優位、Cardanoの環境配慮型スマートコントラクトなど、実需に裏付けられた成果が今サイクルの要点だ。
一方で大きな上昇余地を追うなら、技術・ブランド・プレセール勢いを兼ね備えるBitcoin Hyperは、アルトシーズンにおける「伏兵」になり得る。
