2025年6月7日現在、ビットコインとイーサリアムが2％上昇し、市場全体を牽引する形で暗号資産（仮想通貨）価格は反発している。
この「V字回復」は、現在の市場に対する投資家の強い関心を示すものであり、ドナルド・トランプ前大統領が米連邦準備制度理事会（FRB）に対して1ポイントの利下げを求めたことで、暗号資産市場は今後さらに活発化するとの見方が強まっている。
この夏は、仮想通貨市場にとって熱い季節となりそうだ。10倍以上のリターンが期待できる有望な投資機会も数多く存在している。
それでは、注目すべき仮想通貨投資銘柄を見ていこう。
Snorter（スノーター）
暗号資産市場が拡大する中で、全てのプロジェクトやトレンドを把握するのは難しくなっている。Pump.funのようなローンチ手法や分散型取引所（DEX）での直接上場など、多様な選択肢が存在し、膨大な情報の中からチャンスを見逃すトレーダーも少なくない。
そこで登場したのが、Snorterという取引ボットである。最も低い手数料と豊富な機能を備えたこのボットは、ソラナ、イーサリアム、Base、BSC（バイナンス・スマートチェーン）、ポリゴンといった複数のブロックチェーンに対応するマルチチェーン仕様となっている。
主な機能としては、コピー取引、自動スナイピング、詐欺検知機能（ハニーポットやラグプル対策）、高度なチャート分析、動的ストップロスなどがある。常にトレード画面に張り付いていなくても、次の10倍銘柄を見逃さずに済む。
加えて、取引手数料はわずか0.85％と、一般的なボットの1％よりも低い設定となっている。
現在、Snorterはプレセール（事前販売）を実施中で、すでに50万ドル（約7,800万円）以上を調達している。
市場で優位に立ちたいトレーダーにとって、Snorterは有力なツールとなるだろう。今後トークン需要が高まれば、SNORTの価格上昇も見込まれる。
Dogecoin（ドージコイン）
本日、主要10銘柄の中で最も高い上昇率（5％）を記録したのがDogecoinである。ビットコインやイーサリアムを上回るパフォーマンスを見せており、最古かつ最大級のミームコインとしての地位を維持している。
これまで幾度となく弱気相場を乗り越えてきた経験から、投資家の信頼も厚く、ミームコイン市場への新規参入者にとって安心感のある選択肢となっている。
現在の価格は0.18ドル（約28円）で、2021年の最高値からは約75％の下落となっているが、それだけ割安感もある。
再び最高値を更新できるかは不透明だが、依然として強固なファンベースを有しており、市場が上昇する中で高いリターンを狙える可能性は十分にある。
今回の強い上昇を受け、一部の投資家はドージコインが再び最高値を更新し、1ドル（約155円）を突破する可能性にも言及している。
BTC Bull Token（BTCブル・トークン）
Dogecoinが「伝統」ならば、BTC Bull Tokenは「革新」だ。これはビットコインをテーマにしたミームコインであり、実際にビットコインで報酬が支払われる初の仮想通貨である。
ビットコインの価格に応じて、特定のマイルストーンでエアドロップ（無料配布）を行う仕組みだ。最初のエアドロップはビットコインが15万ドル（約2,320万円）に達した時点で実施され、次は20万ドル（約3,090万円）で、最終的には25万ドル（約3,860万円）到達時にも予定されている。
ビットコイン価格が上昇トレンドに入り、20万ドルを突破した状況を想像してほしい。その中で、実際にビットコインで報酬がもらえるミームコインがあれば、投資家はこぞってBTCBULLを購入するだろう。
現在、BTC Bull Tokenはプレセールを実施中で、すでに680万ドル（約10億5,000万円）を調達している。この段階で参加すれば、大きな価格上昇の恩恵を受けられる可能性がある。
Sui（スイ）
Suiは、高速処理に特化したレイヤー1（独立型）ブロックチェーンである。
一部のテスト環境では、1秒あたり最大297,000件の取引（TPS：Transactions Per Second）を記録しており、Solana（ソラナ）の約6,500TPSを大きく上回っている。
この高いスケーラビリティにより、マイクロペイメント（小額決済）やAI、為替・コモディティ取引、オンチェーンゲームなど、頻度の高いユースケースへの対応が可能となっている。
2025年には、Solana系ユーザーに人気の仮想通貨ウォレット「Phantom（ファントム）」がSuiのサポートを開始しており、Solanaの月間ユーザー数1億人以上の一部がSuiへアクセスしやすくなっている。
SuiはSolanaよりも歴史が浅いが、その高速性と拡張性が広く認知されれば、主要プロジェクトの一角に食い込む可能性は十分にある。
Fartcoin（ファートコイン）
2025年6月7日、仮想通貨取引所Coinbase（コインベース）はFartcoinの上場を発表し、コミュニティ内に大きな話題を呼んだ。
コインベースは1億人を超えるユーザーを抱えており、Fartcoinにとっては極めて大きな露出機会となる。
この銘柄は、仮想通貨に関する知識やミーム文化の背景を知らなくても楽しめる設計となっており、「熱い空気は上昇する」「誰でもおならをする」という2つのスローガンがコミュニティ内で広まっている。
一見ふざけたプロジェクトだが、その戦略は巧妙で、これまでに10億ドル（約1,540億円）を超える時価総額を記録し、2025年1月には一時20億ドル（約3,080億円）にも達した。
今回のコインベース上場により、さらなる価格上昇が期待されている。