BitcoinとEthereumは主要な抵抗線を突破しようとしているが、明確なブレイクアウトには至っていない。Bitcoinは11月下旬の反発を止めた93,000ドル(約1,400万円)の抵抗線を上抜けられず、Ethereumは3,200ドル(約48万円)を維持する展開が続いている。
両資産ともに上方向の可能性を示しているものの、モメンタムはやや弱く、10月と11月の大幅な下落後に市場は明確な反発を求めている。
その一方で、BTCとETHが停滞するなか、新しいアルトコインが注目を集めている。それがBitcoin Hyper(HYPER)である。同プロジェクトは、スマートコントラクト対応とSolana級の処理速度を備えたBitcoinレイヤー2ブロックチェーンの開発を進めており、Bitcoinの取引性能だけでなく、利用用途の拡大を目指している。
現在、HYPERはプレセール段階にあり、価格は0.013375ドル(約2.0円)で提供されている。投資家にとって割安な水準で、これまでに2,900万ドル(約43億円)以上を調達している。今買うべき暗号資産として注目されている。
BitcoinとEthereumは横ばい、しかしHYPERは資金を集める
短期的には、BitcoinとEthereumに大きな動きは見られない。Bitcoinは過去2日間、91,000〜93,500ドル(約1,370万〜1,410万円)のレンジで推移しており、レンジ外の動きは4時間以内に反転している。
Ethereumは水曜日にFusakaアップグレードが開始されて一時的に買いが入ったものの、その後は横ばいが続いている。過去36時間の取引レンジは3,100〜3,200ドル(約47万〜48万円)と狭い。
Vanguardによる暗号資産ETF取引の開始や、来週のFOMCで利下げが織り込まれるなど、ファンダメンタル材料が浮上しているにもかかわらず、両銘柄は抵抗線を突破できていない。
しかし、BitcoinとEthereumが横ばいの展開となるなかで、投資家は着実にBitcoin Hyper(HYPER)を買い集めている。Bitcoinレイヤー2による幅広いユースケースと、現在のプレセール価格から参入できる点が理由である。多くのトレーダーは価格が上昇する前に購入している。
現在のプレセール価格0.013375ドル(約2.0円)は長く続かない予定で、次の値上げは数時間以内に予定されている。
Bitcoin Hyper:高速決済とBTCのプログラマビリティ
Bitcoinは7件/秒という低速処理が知られている。また、スマートコントラクトに対応しておらず、EthereumやSolanaのようにDeFi、ステーブルコイン(価格が安定した暗号資産)、トークン化、ミームコインなどのアクティビティで高い手数料収益を生み出すことができない。
しかしBitcoinには、毎秒1テラハッシュの計算処理によって保証される極めて強固な金融インフラがある。いわばデジタル版フォートノックス(米国金庫)と言える。
Bitcoin Hyperの目標は、この高いセキュリティを保持したまま、Bitcoinが抱えてきた問題を解決することである。同プロジェクトはSolana Virtual Machine(SVM)を基盤とし、Solana級の処理速度とスマートコントラクト対応を提供する。加えて、SVMによりSolanaとの相互運用性が生まれ、Solanaアプリは数行のコード変更で移植できるとされている。これにより、活発なエコシステムが形成される可能性がある。
では、Bitcoin HyperはどのようにしてBitcoin級のセキュリティを担保するのか。そこでゼロ知識証明(ZK)技術が用いられる。Bitcoin HyperはZKロールアップを採用した初期のBitcoinレイヤー2の一つであり、取引を検証した上でネットワーク状態をBitcoinレイヤー1に報告し、永続的に保存する。これにより、Bitcoin Hyperの取引はBitcoinと同様に不可逆かつ透明になる。
プロジェクトのユースケースは市場関係者から注目されており、アナリストのCrypto Juneは「全員が見ている」と述べ、取引所上場に向けた期待が高まっている。
Bitcoin Hyperは最良の暗号資産投資か
Bitcoin Hyperはプレセールで大きな調達を達成しており、今朝時点で2,900万ドル(約43億円)に到達している。これは、投資家の多くが「今買うべき暗号資産」として評価していることを示している。
さらに、BitcoinとEthereumが横ばいのなかでHYPERに資金が流入している点は、相対的な強さを示す。もしBTCとETHがブレイクアウトした場合、HYPERが市場で最も上昇速度の速い銘柄の一つになる可能性がある。
もちろん暗号資産にリスクは存在するが、プロダクトと市場の適合性、初期段階の価格、コミュニティ支援の組み合わせは魅力的である。市場サイクルの中でも、こうした条件が揃うのは多くない。
