クイックファクト
- 今月は史上最多となる16件のETF申請がSEC(米証券取引委員会)の審査期限を迎え、暗号資産ETF史上最大の月になる見込みだ。
- SECが導入した新しい包括的上場基準により、スポット型暗号資産やアルトコインETFの承認と主要取引所での上場が容易になった。
- 機関投資家の流入とETF期待が過去最高に高まるなか、GrokはBitcoin Hyper(HYPER)やBest Wallet Token(BEST)といった時価総額の小さい銘柄を「今買うべき暗号資産」として推奨している。
10月はまさにETFの月だ。SECに提出された暗号資産ETFのうち16件が今月審査期限を迎え、複数の承認が見込まれている。対象はSolana、XRP、Litecoin、Dogecoinといった主要アルトコインにまで及ぶ。
また、SECへの新規ETF申請数は急増しており、直近2か月で31件が提出された。これは、規制面の摩擦が減少し、市場の楽観ムードが高まっていることを示している。
GrokはETFが市場に強気シグナルを与える理由を次のように説明する。暗号資産に直接投資するには依然として一定の技術的知識が必要だが、ETFは従来の株式投資家にも暗号資産投資の門戸を開く。分散投資を可能にし、機関資金を呼び込み、投資家層を大幅に拡大する効果がある。結果として、エコシステム全体の長期的な成長につながるという。
6月にはブルームバーグのETFアナリスト、ジェームズ・セイファート氏が「2025年に複数の暗号資産ETFが承認される確率は90%以上」と指摘していた。その確率はSECが新しい上場基準を承認したことでさらに高まっている。新制度では、ETFはナスダック、CBOE、NYSEといった主要取引所に個別承認を待たずに上場できるようになり、業界にとって大きな前進となった。
主要な暗号資産がすでに値上がり基調にあり、ETF承認が目前に迫る今、ポートフォリオに大きな成長機会を加える好機といえる。ここで、Grokが選ぶ「今買うべき暗号資産」トップ3を紹介する。
1. Bitcoin Hyper(HYPER)──Solanaの性能をBitcoinに持ち込む新しいレイヤー2
かつてBitcoinが1か月で100%上昇し、数多くの投資家を億万長者にした時代を覚えているだろうか。成熟した現在のBitcoinではそれは難しいが、依然としてBitcoin関連の投資機会は存在する。
なかでも注目すべきはBitcoin Hyperだ。この新しいレイヤー2ソリューションは、Solanaのような高性能をBitcoinネットワークにもたらすことを目的としている。
現状のBitcoin取引は処理が遅く、手数料も高い。さらに、Web3やDeFiといった分野にアクセスできない制約がある。だが、Solana Virtual Machineを統合することで、Hyperは数千件のトランザクションを同時並行で処理可能になり、スマートコントラクトや分散型アプリ(dApps)の構築も可能にする。
これにより、高速なDeFi取引アプリ、DAO、ガバナンス、レンディング、ステーキング、スワップ、ゲームdAppsなどがBitcoin上で利用可能になる。ユーザーは非カストディ型ブリッジを通じてBTCをロックし、レイヤー2トークンを利用する仕組みだ。
さらに、HYPERは上場後に急騰する可能性を秘めている。独自の予測によれば、100ドル(約15,100円)の投資が2025年末までに2,400ドル(約36万2,000円)になる可能性があるという。現在、HYPERでは年利51%のステーキングも可能だ。
2. Best Wallet Token(BEST)──安全かつ使いやすい暗号資産ウォレットを支えるトークン
暗号資産ウォレット市場は年平均26.3%で成長しており、2033年までに1,000億ドル(約15兆1,000億円)規模に達すると予測されている。この成長を取り込みたいなら、Best Wallet Tokenを検討すべきだ。
Best Walletは無料で利用できる暗号資産ウォレットで、資産保護だけでなくトークン売買、プレセール銘柄の発見、ステーキング機能も備える。非カストディ型であり、秘密鍵を第三者に渡す必要がない点も特徴だ。
加えて、生体認証によるログインや、詐欺防止機能(ラグプルやスキャム検出)も搭載されている。特筆すべきは「Upcoming Tokens」セクションで、ここには将来有望な新規プロジェクトが掲載され、アプリ内から直接購入できる。これは他のウォレットにはない独自機能だ。
BESTトークンを保有することで、取引手数料やガス代の割引、プラットフォーム運営に関する投票権、新規プロジェクトへの先行アクセス、最大80%のステーキング報酬などの特典も得られる。
現在プレセール中で、1 BESTは0.025765ドル(約3.90円)で販売されている。独自予測では2026年末までに0.62ドル(約94円)に達する可能性があり、約2,300%のリターンが見込まれる。
3. Aura(AURA)──インターネット発のミーム現象に基づくコイン
もし明日Bitcoinが20%急騰すれば、市場は盛り上がり、投資家は利益を得るだろう。そしてBitcoinは「オーラポイント」を獲得する。これがAuraというコンセプトだ。
Auraとは、ある行動によって増減する「魅力ポイント」のような概念である。例えば、負傷しながら決勝点を決めた選手が一気に評価を高める、といった具合だ。
この人気トレンドをもとに誕生したのがAuraトークンだ。2024年6月のローンチ以降、価格は2,200%以上上昇し、現在は一時的な調整局面にある。MEXCなど主要取引所で取引可能であり、次の上昇に備えて注目されている。
まとめ
SECが今月複数の暗号資産ETFを承認すると見込まれるなか、Grokは「次の1000倍銘柄」としてBitcoin Hyper、Best Wallet Token、Auraを推奨している。
免責事項: 暗号資産への投資には高いリスクが伴う。投資判断は必ず自身で調査したうえで行うこと。本記事は投資助言ではない。