自動取引ボットは、暗号資産市場における「見えないエンジン」として大きな役割を果たしている。もともとは専門家向けのニッチなツールにすぎなかったが、現在ではEthereumやSolanaといったレイヤー1ブロックチェーン上のオンチェーン取引量の大部分を支える存在となった。
その規模は驚異的である。調査によれば、小口投資家の約35〜40％がAI搭載の取引ツールを日常的に使用しており、取引ボット市場全体の規模は最大470億ドル（約7兆1,000億円）と推定されている。もはや一部の活動ではなく、市場の中心にあると言える。
特にTelegramと連携する取引ボットの存在感が急速に拡大している。Duneのデータによれば、1日あたりのオンチェーン取引量は約1億2,100万ドル（約1,800億円）、日次アクティブユーザー数はおよそ3万9,000人に達しており、かつての実験的な領域を完全に超えている。
その中で新たに注目を集めているのが、SolanaベースのTelegramボット「Snorter（SNORT）」である。シンプルかつ高速な設計により投資家から支持を集めており、プレセールは5百万ドル（約7億5,000万円）に迫っている。ただし残された期間は3日を切っており、正式ローンチ前に参加できる最後の機会となっている。
Snorterプレセールが最終段階に突入
Snorterのプレセールは残り72時間を迎えており、SNORTトークンを固定価格で購入できる最後のチャンスとなっている。期限が迫る中で勢いは加速している。
チームは総供給量の20％にあたる1億SNORTを流動性に割り当てており、初日から安定した取引を実現し、価格の急変動やスリッページを抑制する設計だ。
プレセール終了後には即座にトークン生成と配布が行われ、その後、公式の分散型取引所（DEX）への上場日がSnorterのX（旧Twitter）アカウントを通じて発表される予定である。
購入方法も簡単で、暗号資産だけでなくクレジットカードやデビットカードを使って公式サイトから直接購入できる。最低投資額も設けられていない。
Telegramコミュニティはすでに数千人規模に拡大しており、Crypto Labをはじめとする暗号資産インフルエンサーからも取り上げられていることから、上場時には大きな注目を浴びると見られている。
SnorterがTelegramに高速取引を直接導入
SnorterはTelegram内に構築された完全な取引ターミナルであり、小口投資家にとっての利便性を徹底的に追求している。
ウォレットやDEX、トークントラッカーを行き来する必要はなく、Snorterのインターフェース内でウォレット作成からトークン分析、取引実行までを一元的に行える。まさにTelegram上にプロ仕様の取引デスクを持つような体験を実現している。
Snorterのエンジンは独自のRPCインフラを利用し、フロントラン（先回り取引）を防ぎながら1秒未満で注文を執行できる。さらに、指値注文、動的ストップロス、新規トークンローンチの自動スナイピング、コピー取引などの機能を備え、すべて「/snipe」といったチャットコマンドで操作可能である。
加えて、取引実行前にはトークンがハニーポットやラグプルのリスクを含まないか検査され、内蔵ポートフォリオトラッカーを通じて損益をリアルタイムで確認できる。今後はEthereumやBNBチェーンへの展開も計画されており、早ければ来年初頭に対応が開始される見込みだ。
SNORTトークンがエコシステムを支え、監査で信頼を獲得
Snorterエコシステムの中心となるのがSNORTトークンである。ミームコイン的な要素を持ちながらも多様なユースケースを備え、プレミアム機能の解放やガバナンス投票権を提供する「パスポート」として機能している。
SNORTを保有することで取引手数料が0.85％に割引され、年率107％のステーキング報酬を受け取ることもできる。すでに2,340万SNORT以上がステーキングされている状況だ。
セキュリティ面では、SolidProofとCoinsultによる監査を通過し、深刻な脆弱性やバックドアは発見されなかった。監査により、チームが新たなトークンを不正に発行できないことも確認されている。
今後は収益分配モデルの導入や中央集権型取引所（CEX）への上場も予定されており、プロジェクトへの期待は高まり続けている。プレセール終了まで残り3日を切っていることから、多くの投資家が2025年で最も注目されるDEXローンチの一つになる可能性を見込み、早期参加を急いでいる。