暗号資産のプレセールには、Bitcoin や Ethereum を購入する際には得られない独特の魅力がある。新規プロジェクトの初期段階に参加する点で、ベンチャーキャピタル投資に近い構造だ。多くの場合、将来価値のごく一部の価格で、チームとビジョンに投資することになる。
また、数字の面でも合理性がある。Bitcoin のような巨大資産が100倍になるためには、市場規模を大きく変える莫大な資金が必要だ。一方、時価総額1,000万ドル(約15億円)規模の小型プレセールトークンが強気相場で10億ドル(約1,500億円)に達することは、市場環境次第で不可能ではない。
さらに、新規プロジェクトは現在の市場需要に合わせて構築されている。Bitcoin のレイヤー2や、高度なAIツールのようなテーマが典型だ。また、長期保有者が価格上昇時に売却するという履歴が存在しない点も強みとなる。
もちろん、多くのプレセールが成功しないことも事実であり、詳細な分析が欠かせない。そこで、数多くのプロジェクトから将来性のある候補を精査し、2026年に100倍を狙える可能性を持つ3つの有望な暗号資産プレセールを紹介する。
1. Bitcoin Hyper(HYPER)
プレセールで2,880万ドル(約43億円)以上を調達したこと自体が注目材料だ。Bitcoin Hyper(HYPER)はすでに大きな話題を集めており、100倍の可能性が語られる理由も明確だ。
同プロジェクトはBitcoin のレイヤー2ネットワークを構築しているが、特徴的なのは Solana Virtual Machine(ソラナ仮想マシン、SVM)を改良した技術を採用している点である。これにより、DeFi(分散型金融)アプリケーション──たとえばイールドファーミングやトークン化されたRWA(実世界資産)──において Solana の高速性を提供しつつ、最終的な決済は Bitcoin のブロックチェーン上で行われる仕組みだ。
初期投資家にとっては魅力的な条件が整っている。現在の HYPER 価格は0.013355ドル(約2円)で固定されており、購入後すぐに年率40%(APY)でステーキングできる。供給量が上限で管理され、トークノミクスも明確に設計されていることから、多くのプレセールよりも整備された印象が強い。
また、Borch Crypto のような著名ユーチューバーも Bitcoin Hyper を高く評価している。すでに多額の資金を調達している点と独自の技術構造を踏まえると、今後の動向に注目すべきプロジェクトといえる。
2. PEPENODE(PEPENODE)
PEPENODE(PEPENODE)は、新しいWeb3ゲームへの参加を促す設計が特徴で、有望な暗号資産プレセールの一つとして注目されている。「Mine-to-Earn(採掘して稼ぐ)」システムを採用しており、PEPENODE トークンを使ってバーチャルなマイニング装置を構築し、暗号資産収入を得る仕組みだ。トークンの実用性に基づいて報酬が付与される設計となっている。
ゲーム内では、PEPENODE トークンを使ってプレイやアップグレードを行い、PEPE や FARTCOIN など他のミームコインを獲得できる。また、支出されたトークンの70%をバーン(消却)するデフレモデルを採用しているため、ゲームが普及すれば供給が大幅に引き締まる可能性がある。
Whatever it takes to get the Node Upgrade. 🔥⛏https://t.co/FaKIaBpf4I pic.twitter.com/oxKHfS1QBY
— PEPENODE (@pepenode_io) December 1, 2025
プレセールではすでに220万ドル(約3.3億円)を調達しており、ステーキング利回りは現在578%のAPYと極めて高い。クレジットカードで購入できる点も参加のハードルを下げている。
現在のトークン価格は0.0011731ドル(約0.2円)で、1日以内に次の価格帯へ上昇予定だ。この段階的な価格上昇方式により、早期購入者は後続の参加者より低い取得価格で入手できる。
3. SUBBD(SUBBD)
多くの暗号資産プロジェクトがSNSでの話題作りを重視する中、SUBBD(SUBBD)は実社会の産業であるクリエイターエコノミーに焦点を当てている。AIツールと暗号資産決済を組み合わせ、デジタルクリエイター向けの主要プラットフォームを目指しており、SUBBD トークンがその中核を担う。
SUBBD のプラットフォームでは、ボイスクローンや編集などの作業を支援するAIアシスタントを提供し、高品質なコンテンツ制作のハードルを下げる仕組みを整えている。クリエイターは SUBBD を用いてサブスクリプションや投げ銭を受け取ることができ、決済は即時かつ手数料も従来サービスより低い。
プレセールはこうした実用性の強化を支える設計で、SUBBD トークンは総供給量10億枚で固定され、開発・マーケティング向けの配分が設定されている。さらに、最初のDEX(分散型取引所)上場前に年率20%のAPYでステーキングできる。
市場環境が厳しい中でも、これまでに137万ドル(約2.1億円)を調達している。現在のトークン価格は0.057075ドル(約9円)で、2026年に100倍を狙うプレセールとして注目する価値がある。
