暗号資産市場は足元で不安定な値動きが続き、ビットコイン（BTC）や主要アルトコインが調整局面に入っている。
こうした環境下で、投資家の関心は上場前に参加できる仮想通貨プレセールへと向かっている。
プレセールは、トークノミクスや監査体制、初期ユースケースを精査することで、単なる話題性ではなく実需に基づく判断が可能となる。
近年は、AI（人工知能）を活用したブロックチェーンや、クリエイター経済、ビットコインのレイヤー2など、多様な分野で新規プロジェクトが登場している。
初期段階のトークンに積極的な投資家にとって、これらの案件は「今買うべき仮想通貨プレセール」としてしばしば取り上げられている。
年内に検討したい注目の仮想通貨プレセール
年末の祝日シーズンは取引時間の短縮や流動性低下を招きやすく、市場の変動性が高まりやすい。
その一方で、既存銘柄とは異なる成長余地を持つプレセール案件が投資機会として浮上している。
以下では、2026年を見据えて注目される5つの新規仮想通貨プロジェクトについて、その特徴と評価ポイントを整理する。
Nexchain（NEX）
Nexchainは、AIを活用した高性能ブロックチェーンとして位置付けられている。最大毎秒40万件のトランザクション処理能力を掲げ、速度と安定性、混雑制御を重視したハイブリッド型コンセンサスを採用する。
公開されたTestnet 2.0では、ウォレットスコアリングやリスク評価、予測分析などの開発者向け機能が提供されている。トークン保有者には、ネットワークのガス手数料収入の10％が日次で分配され、成長と報酬が連動する仕組みとなっている。
現在はプレセール第29段階にあり、上場予定価格は0.30ドル（約45円）、上場後は0.50ドル（約75円）までの上昇が想定されている。
実用性と明確なロードマップを備え、投機性に依存しない成長を求める層から注目を集めている。
Bitcoin Hyper（HYPER）
Bitcoin Hyperは、ビットコインの処理速度と手数料の課題解決を目的とした拡張プロジェクトだ。同ネットワークが持つ高い安全性を維持しつつ、実用性を大きく引き上げる点を特徴とする。
従来のビットコインは毎秒約7件の処理能力に制限され、DeFi（分散型金融）やスマートコントラクト活用の障壁となっていた。Bitcoin HyperはSolanaベースのレイヤー2を採用し、高速かつ低コストな取引を可能にしている。
決済確定と日常取引を分離するモジュール設計により、効率性とセキュリティの両立を実現している。プレセールではすでに約3000万ドル（約45億円）を調達しており、市場環境が不安定な中でも高い信頼を示している。
既存のビットコイン基盤を活かした拡張性から、次世代ビットコイン体験を求める投資家に支持されている。
Deep Snitch（DSNT）
Deep Snitchは、個人投資家向けに高度なAI分析ツールを提供する仮想通貨プレセールだ。DSNTトークンは1枚0.029ドル（約4円）で、複数のAIエージェントを稼働させるプロトコルを支えている。
現在は5体のAIエージェントのうち3体が稼働しており、スマートコントラクトのリスク検知やウォレット資金移動の監視を行う。
これにより、従来は一部の専門家に限られていた分析手法を一般投資家にも提供している。
初期段階から実用性が明確である点が評価され、将来性の高い新興仮想通貨として名前が挙がることが多い。
明確な開発計画と実務的な用途を持つ点が、同プロジェクトの強みとなっている。
Pepenode（PEPENODE）
Pepenodeは、ゲーム性を取り入れたマイニング体験を特徴とする仮想通貨プレセールだ。専用機材や高度な知識を不要とし、インターネット接続だけで誰でも参加できる設計となっている。
利用者は基本ノードから開始し、設備を強化しながら仮想サーバールームを拡張して生産量を増やしていく。報酬はPepeやFartcoinなどのミームコインで支払われ、即時性のあるインセンティブが用意されている。
アップグレード購入額の70％がバーン（焼却）される仕組みにより、供給抑制が組み込まれている。さらにステーキング報酬や紹介制度もあり、継続的な参加を促す設計となっている。
これまでに230万ドル（約3億5000万円）以上を調達し、ICO終了まで3週間を切った。早期参加者は上場前の戦略的エントリーとして、着実に保有を進めている。
Maxi Doge（MAXI）
Maxi Dogeは、Dogecoinに着想を得た高リスク・高リターン志向のミームコインだ。筋肉質な犬のマスコットを採用し、積極的な取引スタイルを象徴している。
総供給量の25％は「Maxi Fund」として確保され、プロジェクト成長や施策に活用される。ERC-20規格で発行されており、既存ウォレットやハードウェアウォレットとの互換性も高い。
すでに430万ドル（約6億5000万円）を調達し、トークン価格は0.00027ドル（約0.04円）となっている。ミーム性と実用性を両立させた設計が、幅広い投資家層から関心を集めている。