2025年も最終局面に入り、この四半期はやや苦戦が続いている。Bitcoinは直近1か月で10%下落し、現在は約91,000ドル(約1,430万円)前後まで下げている。多くのアルトコインは夏の高値から大きく下回る状況だ。恐怖と欲望指数も「恐怖」ゾーンに入り、今朝のスコアは25となっている。
そのため、多くのトレーダーはプレセール銘柄に資金を移しつつある。理由は明確だ。プレセールは価格が固定されているため、市場が乱高下しても1日で資産が15%動くような状況を避けられる。価格変動に左右されず購入できる点が魅力となっている。
そこで、チャートの状況に影響されずに強いと考えられるプレローンチ案件を調査した。ホワイトペーパーやオンチェーンデータを精査した結果、年末までに注目する価値があるプレセール暗号資産を3つに絞り込んだ。
1. Maxi Doge(MAXI)
Maxi Doge(MAXI)は、ボラティリティを好むトレーダー向けの銘柄だ。DogecoinやShiba Inuより「デジェン(投機的)」なキャラクターを掲げる犬コインとして位置づけられている。ブランドの中心は、レッドブル中毒のボディビル犬という設定だが、単なるネタ要素にとどまらない。
ロードマップには、MAXIの契約で最大1,000倍レバレッジを提供するプラットフォームとの統合が示されている。さらに、週次のトレーディングコンペティションが用意され、トークン保有者はROIに応じてMAXIやUSDTを獲得できる仕組みだ。
これにより、上場後もコミュニティの活発な参加を促す設計となっている。年利72%のステーキングプロトコルも加わり、プレセールに関心が集まっている理由が分かる。
Markets down. We buying. pic.twitter.com/2KgEb9cRZP
— MaxiDoge (@MaxiDoge_) December 3, 2025
Maxi Dogeのプレセールは現在までに4,200,000ドル(約6億6,000万円)以上を調達しており、トークン価格は1枚0.0002715ドル(約0.043円)となっている。プレセール終了後にはUniswapへの上場が予定されており、供給の7.5%は成長施策に充てられる。2025年の最終局面で有力候補になり得る銘柄だ。
2. PEPENODE(PEPENODE)
PEPENODE(PEPENODE)は、新しい「Mine-to-Earn」ゲームを展開する。物理的なマイニング機材を購入する必要はなく、仮想ノードを設置することで報酬を蓄積する仕組みだ。報酬は追加のPEPENODEトークンや、PEPEのような主要ミームコインで支払われる。
また、トークノミクスは強いデフレ設計となっている。仮想ノードをアップグレードするためにPEPENODEを消費すると、その約70%が永久に焼却される。利用者が増えるほど供給が減少するため、長期的な価格面での上昇余地が生まれる可能性がある。
現在までに2,270,000ドル(約3億5,600万円)を調達しており、トークン価格は0.0011778ドル(約0.18円)だ。さらに、CoinsultとSpyWolfがコードを監査し、重大な問題は確認されていない点も安心材料となっている。
ステーキングの推定利回りは年利570%と高く、早期参加者には有利だ。ただし、ステーカーが増えるほど利回りは低下していく見込みである。この受動的収益の可能性と独自のマイニング仕組みにより、年末までに確認すべき最良のプレセールのひとつと考えられている。
3. Bitcoin Hyper(HYPER)
Bitcoin Hyper(HYPER)は、資金調達額ではこのリストで最大規模となる。Bitcoinのレイヤー2ネットワークであり、Solana Virtual Machine(SVM)上で動作する点が特徴だ。目的は、BitcoinのセキュリティとSolanaの高速性を組み合わせることである。
このアプローチは、Bitcoin保有者が直面してきた最大の課題、つまり大規模なDeFi活用の難しさを解決するものとして注目されている。プレセールではすでに29,000,000ドル(約45億円)以上が調達されており、市況が厳しいにもかかわらず大きな資金が流入している。トークン価格は0.013375ドル(約2.10円)だ。
最大供給量は210億枚に固定され、追加発行はない。これはBitcoinの希少性モデルを模している。また、供給の10%は流動性に割り当てられ、上場後のスリッページ防止を意識した設計となっている。
多くのプレセール専門家は、Bitcoin Hyperを「Bitcoinレイヤー2」トレンドに賭けたい投資家にとって最良の選択肢のひとつと見ている。まだ初期段階だが、数千万ドル規模の資金が流入している点は、より高速なBitcoinエコシステムへの需要が強いことを示している。
