安全資産として注目の仮想通貨 プレセール──ゴールドマン・サックスは金価格を4,500ドルと予測

金価格高騰で注目集まる仮想通貨 プレセール3選とは

Paxos Gold(PAXG)やTether Gold(XAUT)といった金に裏付けられた仮想通貨は、金価格の上昇と連動しながらも、仮想通貨市場全体を上回るパフォーマンスを示している。

今年初めから金のスポット価格は約24%上昇。一方で、PAXGは同期間に約23%、XAUTは24%の上昇を記録した。

本稿では、この金主導の強気相場が仮想通貨ポートフォリオに与える影響や、現在注目されている仮想通貨プレセールに投資することの可能性について解説する。

金──安全資産としての地位

年初来、ビットコインは約12%下落し、仮想通貨市場全体の時価総額も約30%縮小している。一方で、2022年以来となる大規模な金ETFへの資金流入が確認されており、第1四半期には約226.5トンに達した。

米中関税戦争の影響が続く世界経済の不透明感の中で、金のような貴金属は安全な資産として再評価されている。

ゴールドマン・サックスは、年末の金価格予想を3度目の修正で1オンスあたり3,700ドル(約56万6,000円)と設定。これは現在の3,200ドル(約49万円)水準から約12%の上昇となる。

当初は3,100ドルの予想だったが、3月には3,300ドルに、今回さらに上方修正された。また、スイスの銀行UBSも2025年の予想を3,200ドルから3,500ドル(約53万5,000円)へと引き上げている。

4月4日の関税発表直後には金価格が5%以上下落し、3,000ドルを割り込んだが、その後急速に回復し、8.5%の上昇を経て史上最高値を更新した。

政府支出の削減は見込めず

ビットコイン研究者であるヤン・ヴュステンフェルト博士は、LinkedInにて「米国の政府支出は今後も増加を続ける可能性が高い」と指摘している。

連邦政府の債務は現在のGDP比123%から、2055年には169%に達する恐れがあるとされる。

これは利払い負担の増加を意味し、政府は金利を低水準に保つ必要に迫られるだろう。結果として金融緩和が進み、インフレが発生する可能性がある。

このような状況は伝統的な市場にとってはマイナス要因となるが、ビットコインや金といった「ハードアセット(現物資産)」の魅力は増すことになる。

特に金は過去の実績からも安全資産としての信頼が厚く、利払い負担が重くなるほどに投資先としての価値が高まる。

リスクを抑えた分散投資としてのプレセール仮想通貨

こうした不透明な市場環境の中、プレセール段階の仮想通貨はボラティリティの影響を受けにくいため、リスクを抑えながらポートフォリオを分散させる有効な手段となる。

ここでは、注目すべき3つの有望なアルトコインを紹介する。

①: Solaxy(SOLX)──資金調達額3,000万ドル超の有望プレセール銘柄

比較的安全性が高い仮想通貨として注目されるのがSolaxy(SOLX)である。

プレセール中のこの新しいミームコインは、実用的なユースケースを有しており、2030年には0.2ドル(約30円)まで上昇するとの予測もある。これは約11,800%の上昇に相当する。

現在、1トークンは0.001694ドル(約0.26円)で購入可能。価格は数時間以内に引き上げられる予定で、すでに3,000万ドル(約45億円)以上の資金を調達している。

SolaxyはSolana初のLayer2(レイヤー2)ソリューションとして、混雑するSolanaネットワークの負荷軽減を目指す。

Ethereumの流動性とSolanaの処理速度を兼ね備えたマルチチェーン型の設計により、スケーラビリティと処理効率を大幅に改善する。

さらに、複数の取引を一括処理するバッチ処理方式も採用されており、手数料の削減にも寄与する見込みだ。

②: Best Wallet Token(BEST)──急成長するウォレットエコシステムの中核

Best Wallet Token(BEST)は、セキュリティを重視した暗号資産ウォレットアプリ「Best Wallet」のネイティブトークンである。

このトークンの保有者は、取引手数料の割引、年利133%のステーキング報酬、先行上場銘柄へのアクセスなど、独自の特典を享受できる。

BESTの価格が2030年までに0.07ドル(約10円)まで上昇するとの予測の背景には、Best Walletアプリの成長性がある。

このアプリは2段階認証(2FA)や高度な暗号化など、業界水準を上回るセキュリティ機能を提供。さらに、自己管理型ウォレットのため、資産の管理権はユーザー本人のみにある。

すべての上場トークンは事前にチームが審査を行い、詐欺リスクや「ラグプル(資金持ち逃げ)」のリスクを軽減する仕組みとなっている。

現在、BESTはプレセール中で、すでに1,160万ドル(約17億円)以上を調達。1トークンあたり0.024725ドル(約3.7円)で販売されている。

③: PepeX(PEPX)──AI活用のノーコードミームコイン作成プラットフォーム

上記2銘柄に比べるとリスクは高めだが、PepeX(PEPX)が提案するAI主導のプラットフォームは注目に値する。

PEPXは、初のAIベースのノーコード型ミームコイン作成プラットフォームの構築を目指している。技術的な知識がない個人でも、プロンプトを入力するだけで独自トークンを発行できる仕組みだ。

PepeXの中核にはAIエージェントがあり、トークンの作成、管理、SNS(X、Telegramなど)での宣伝までサポートする。

また、セキュリティ面でもブロックチェーン上のモニタリングや、取引開始時の不正を防ぐ「アンチスナイピング技術」を採用している。

現在プレセール中で、すでに130万ドル(約2億円)以上を調達。1トークンは0.0268ドル(約4.1円)で購入可能だ。

まとめ

ここで紹介した仮想通貨は、いずれも現在は比較的安全な投資先だが、上場後は市場の影響を大きく受けることになる。

仮想通貨市場は非常に変動が激しく、不確実性が高い。投資額は抑えつつ、十分なリサーチを行うことが重要である。

なお、本稿の内容はあくまで情報提供を目的としており、金融アドバイスではない点に留意されたい。

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