ビットコイン価格の上昇とオープンインタレストの低迷──今注目の仮想通貨 おすすめ銘柄とは

機関投資家の関心と規制面でのポジティブなニュースを背景に、ビットコインは直近で104,000ドル（約1,610万円）を突破した。暗号資産コミュニティの反応も前向きで、アーサー・ヘイズ氏のような専門家は、25万ドル（約3,880万円）超えの動きも近いと予測している。

しかし現在、ビットコインのオープンインタレスト（建玉）はやや低下している。投資データ分析企業のAlphractal（アルフラクタル）によると、現在のオープンインタレストは613億ドル（約9兆4,800億円）であり、以前ビットコインが103,000ドルを突破した時点よりも少ないという。

オープンインタレストとは、ある時点でビットコインに投入されている資金の総額を示す指標である。

このことは、短期的な価格調整の兆しを意味しており、ボラティリティ（価格変動）が高まる可能性を示唆している。こうした局面では、今が投資チャンスと捉えられ、今買うべき仮想通貨への注目が集まっている。

Alphractal：指標の低下は価格の停滞を招く可能性も

Alphractalはさらに、レバレッジ取引の減少やマーケットメイカー（市場流動性を提供する投資家）の活動が鈍化している理由として、ここ数カ月に相次いだ強制決済（ロスカット）やポジション解消の波を挙げている。

「短期的には、クジラ（大口投資家）がロングポジションを解消しようとしており、市場センチメントが変化している。クジラのポジション指標が引き続き低下すれば、価格は停滞、または調整局面に入る可能性がある」と、同社はX（旧Twitter）に投稿した。

それでも、ビットコインの値動きは引き続き強気だ。現在も上昇トレンドチャネルの中で推移しており、この勢いがあと数日続けば、過去最高値を超えて11万ドル（約1,700万円）に到達する可能性もある。

今買うべき仮想通貨──ビットコイン強気相場に乗る賢明な選択肢

オープンインタレストの低下から短期的な調整リスクが示唆される中でも、他の投資機会は存在する。以下に紹介するのは、ユニークなテーマ性と将来的な活用価値を備えたICO（新規仮想通貨公開）プロジェクトであり、短期および長期の利益を狙える可能性がある。

BTC Bull

BTC Bullは、現在注目を集めているミームコインの一つであり、ビットコインの成長を直接的に活用する設計となっている。

本プロジェクトは長期的な価値創出を主眼にはしていないが、ビットコインの価格が一定の水準に達するごとに発動される仕組み（トークンバーンやビットコインのエアドロップ）により、短期的なインパクトを狙っている。

例えば、ビットコインが12万5,000ドル、15万ドル……25万ドルと上昇するたびに、これらの仕組みが作動する。このような単純かつ戦略的な構成は、ミーム的なユーモアと同時に、ビットコインに対するコミュニティの本音を象徴している。

さらに、プレセール投資者にはステーキング報酬の特典もあり、一定の長期的価値も見込まれている。

Alessandro De Crypto氏のような専門家からも支持を受けており、市場の投機的な動きを取り込む仕組みとして注目されている。

SUBBD

SUBBDは、ビットコインの成長に乗じる可能性を持つ実用型プロジェクトだが、最大の特徴は「コンテンツ制作と収益化」に重点を置いた独自エコシステムにある。

現在、トップクラスのクリエイターを続々とプラットフォームに招致しており、AIを活用した機能によって、従来のファンビジネスとは異なる新たな形を提案している。

公式サイトでは、SUBBDはAIエージェント型プラットフォームと定義されており、クリエイターの事務作業を自動化し、創造性の発揮を支援するツールが提供される。

加えて、クリエイターとファンが双方向に交流できる「AIインフルエンサーモジュール」も開発中で、従来の一方通行的な関係を刷新することが狙いだ。

このプロンプト形式の取り組みは、すでにTelegram上で試験運用されており、ユーザーからは好意的な反応が寄せられている。

そのほか、ステーキングや限定コンテンツなどの特典もあり、ビットコインの強気相場に乗るだけでなく、コンテンツ市場での拡大も見込める点が魅力である。

Solaxy

Solaxyは、「Solana（ソラナ）の改善」に特化したブロックチェーンプロジェクトであり、その一点集中型のアプローチで注目を集めている。

市場のボラティリティだけでなく、Solanaに関連する話題に乗ることで、独自の技術力で差別化を図っている。

Solaxyは、Solana初のレイヤー2（L2）ソリューションであり、ZK Rollups（ゼロ知識ロールアップ）、Celestia（セレスティア）、Hyperlane（ハイパーレーン）といった技術を統合することで、Solanaのスケーラビリティや処理能力を向上させることを目指している。

ZK Rollupsによりオフチェーン取引の基盤を構築し、CelestiaがL2チェーンを支え、HyperlaneでSolanaとSolaxyをつなぐブリッジを実現するという。

さらに、dApp（分散型アプリケーション）開発に向けたモジュールも数多く用意されており、ミーム要素も盛り込むことで、ウィットに富んだ長期的資産としての魅力も兼ね備えている。

暗号資産系YouTuber「Cryptonews」もSolaxyを高く評価しており、Solanaの価値向上に大きく貢献する可能性があると述べている。

Mind of Pepe

市場が揺れ動き、ビットコインが短期的な調整に直面する中で、Mind of PepeはAIエージェントブームへの再参入を目指す投資先として注目されている。

このプロジェクトが提供するのは、分断された暗号資産関連情報を収集・統合し、リアルタイムの知見と集合知的な分析を通じて、深い市場インサイトをユーザーに提供することだ。

また、保有者限定のアルファ取引シグナル（投資助言）も提供され、次なる仮想通貨プレセールへの早期参入が可能になる。

トークン配布も予定されており、特に注目されるのは、ミームコイン市場全体に関する議論を促進するAIエージェントの構築だ。

このAIはすでに公開されており、最近の投稿ではその構成要素も明かされている。

残るは「AIターミナル」の開発であり、こちらも近日中に登場予定とされている。プレセールは2025年5月末に終了する予定だ。

まとめ

Alphractalによると、ビットコインのオープンインタレストの低下は、短期的な価格調整を示唆している可能性がある。ただし、コミュニティ全体の信頼は依然として強く、大幅な下落に至る可能性は限定的と見られている。それでも、ボラティリティが続く中では、今こそ「今買うべき仮想通貨」に注目し、将来の値上がりを先取りするタイミングと言えるだろう。