ビットコインは10月6日に一時 126,080ドル(約1,891万円) の過去最高値を更新したが、その後、継続的な下落局面に入った。下落は昨日、BTCが一時 6カぶりの安値89,369ドル(約1,340万円) を付けたことで一旦の落ち着きを見せている。
ただし、市場の専門家は過度な悲観を示していない。過剰なレバレッジや投機的ポジションの洗浄を進め、次の上昇サイクルへの基盤づくりと捉える見方も多い。
一方で、新たな見解も浮上している。価値保存手段として位置付けられてきたビットコインが、次の強気相場の中心ではない可能性が指摘されていることだ。機関投資家向けユースケースを持つ複数のアルトコインが注目されている。
以下では、XRP、Solana、そして Aster が今後の おすすめ仮想通貨 として評価されている理由をまとめる。
XRP(XRP):次世代型の国際送金インフラを支える銘柄
Rippleが展開するXRPは、高速かつ低コストで国際送金を処理するブロックチェーン決済ネットワークの中核を担っている。この仕組みは、Rippleが将来的にSWIFTの代替となる次世代インフラを目指しているものだ。
XRPは、国連資本開発基金や米ホワイトハウス関連の報告書に掲載されており、金融領域における革新技術として注目を集めている。Rippleの提携先には、銀行や決済企業が多数含まれており、同資産は時価総額 1,280億ドル(約19兆2,000億円) を維持し、暗号資産市場で4位の位置にある。
さらに、米ドル連動型ステーブルコイン「RLUSD」の発行を開始したことで、今後の決済環境において重要な役割を果たすと期待されている。RLUSDの送金時には少量のXRPが焼却されるため、ネットワーク利用と資産価値が連動する仕組みになっている。
過去12カ月でXRPは 93%上昇し、7月には3.65ドル(約548円) へ到達した。一方、同期間にビットコインは1%下落している。現在、相対力指数(RSI)は37付近で上向きに推移しており、売られすぎに近づくほど買い需要が集中しやすくなる。
今後、米規制当局が現物ETFを承認し、政府による新デジタル資産法案「Project Crypto」が進展すれば、2026年までに 10ドル(約1,500円) 以上の水準に到達する可能性がある。
Solana(SOL):Ethereum最大の競合、1,000ドルを狙う展開
Solanaは、高速処理とスケーラビリティを強みとするスマートコントラクトプラットフォームとして急速に台頭している。時価総額は 770億ドル(約11兆5,500億円) に達し、DeFi(分散型金融)では 93億ドル(約1兆3,900億円) 超の資産がロックされている点も際立っている。
今年、GrayscaleとBitwiseによるSolana現物ETFがNYSEで承認されたことで、機関投資家の資金流入が加速しており、これは過去にBitcoinやEthereumの大幅上昇を引き起こした要因と一致する。
価格は年初の約100ドル(約15,000円)から138ドル(約2万700円)前後に回復している。チャート分析では、9月中旬から強気の「フラッグ」形成が進んでおり、150ドル付近が支え、250ドル近辺に強い抵抗があるとされる。ここを突破できれば、史上最高値 293.31ドル(約44,000円) を超え、2026年には 1,000ドル(約15万円) に向かう可能性も示されている。
また、手数料の低さや処理速度の速さから、SolanaはRWA(実世界資産)トークン化の主要プラットフォームとして注目されており、投資大手フランクリン・テンプルトンやブラックロックが採用している。
Aster(ASTER):CZが支持する銘柄、直近2週間で急伸
Asterは、AstherusとAPX Financeの統合により誕生した分散型パーペチュアル取引(永久先物)プラットフォームだ。中央集権型取引所の利便性と、オンチェーン取引の透明性・安全性を融合することを目的としており、スポット市場とパーペチュアル取引を単一のインターフェースで利用できる点が特徴だ。
直近2週間で 33%上昇し、現在1.34ドル(約201円)前後 で取引されている。RSIは61付近で推移しており、需要が強い状態が続いていることが、直近1週間の 12%上昇 にも反映されている。
加えて、Binance(バイナンス)の創業者であるCZがX上で支援を示しており、今月初めには 200万枚のASTERを購入した と投稿したことで注目度がさらに高まった。この勢いが維持されれば、クリスマスまでに 5ドル(約750円) を目指す可能性もある。
Bitcoin Hyper(HYPER):ミーム要素を纏う高速ビットコインL2
2026年に注目されると見られている新興プロジェクトが、Bitcoin Hyperだ。ミームコイン風の外観とは裏腹に、ビットコイン向け高速レイヤー2技術を提供し、高スループット、低手数料、そして高度なスマートコントラクト機能を備えている。
Solana Virtual Machine(SVM)を採用したほか、分散型ガバナンスやビットコイン向けのクロスチェーン転送を可能にする「Canonical Bridge」も統合されている。
同プロジェクトのプレセールでは 2,800万ドル(約42億円) が既に調達されており、YouTubeアナリストのBorch Cryptoは 100倍規模の上昇余地 を指摘している。Coinsultによる最新の監査では、スマートコントラクトに脆弱性がないことも確認された。
HYPERトークンは、ネットワーク手数料、ステーキング、ガバナンスに用いられ、プレセール参加者は 最大41%の年利(APY) を得られる。
支援者の間では、「2026年、Bitcoinは“Hyper”になる」との声も広がっている。
公式プレセールサイト、またはXおよびTelegramで詳細が公開されている。
