カナリー・キャピタル(Canary Capital)は米証券取引委員会(SEC)に対し、Trump Coin ETFの立ち上げを申請した。政治色の強いこのファンドは、TRUMPというミームコインを伝統的な投資口座に直接組み込む可能性を持つ。
ミームコインが規制とこれほど正面から向き合うのは稀だが、ETFが承認されれば、従来型の投資機関にも道が開かれるかもしれない。では、その前に購入を検討すべきミームコインはどれなのか。
カナリー・キャピタルのETF申請は大胆な一手
TRUMPを規制下の商品に組み込むことで、カナリー・キャピタルはウォレット技術やデジタル保管のリスクを負わずにミームコインの値動きに触れる手段を提供している。
この申請は、ニッチなコイン文化が資産運用の領域に入り込みつつあることを示すものであり、米国におけるデジタル資産支援の一環といえる。暗号資産文化と伝統的金融との接点を広げる動きの一部でもある。
すでに他の運用会社も動き出している。タトル・キャピタル(Tuttle Capital)やオスプレイ・レックス・シェアーズ(Osprey-Rex Shares)も同様の提案を提出しており、SECはもはやビットコインやイーサリアムに限らず、著名人トークンのETFも検討対象としている。
SECのポール・アトキンス委員長は最近のブロックチェーン会議(ワイオミング・ブロックチェーン・シンポジウム)で、曖昧な規制を暗号資産に適用するつもりはないと述べた。むしろ明確な指針を設け、プロジェクトが革新を進める余地を確保する方向へ移行しているという。
I had a great conversation with @TeresaGoody at @SALTConference’s Wyoming Blockchain Symposium today about my priorities as @SECgov chairman, including Project Crypto and making IPOs great again. It’s a new day at the SEC.
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— Paul Atkins (@SECPaulSAtkins) August 19, 2025
こうした環境は、新しいアルトコインにとって追い風となる。将来的にミームコインETFが登場すれば、初期段階で有望なコインを見極めた投資家が利益を得る可能性がある。ここでは、その条件に合致する3つのコインを紹介する。
1. Bitcoin Hyper (HYPER):ソラナVMを用いたビットコイン高速化レイヤー2
Bitcoin Hyper(HYPER)は、ビットコインの基盤を活かしつつ、レイヤー2(基盤となるブロックチェーンの上に構築される拡張層)によって高速性とプログラム性を実現するプロジェクトだ。馴染み深さと新しさを兼ね備えた資産を求める投資家にとって、HYPERは適切な選択肢となり得る。
Trump Coin ETFがミームコイン的な値動きを規制下で提供するのに対し、HYPERはビットコインの伝統と新しい流行を橋渡しする存在を目指している。ビットコインの高額な参入障壁に悩む投資家にとって、HYPERはその物語性を保ちながら新たな可能性を提示している。
HYPERが今季注目を集め、プレセールで1,230万ドル(約19億円)超を調達した要因は複数ある。まず、ソラナ・バーチャル・マシン(Solana Virtual Machine)を活用し、ビットコインにプログラム性を組み込むレイヤー2基盤を整備している点だ。
さらに、最新の開発報告では、HYPERがロールアップ(取引データをまとめて処理する技術)上でソラナのプログラムをネイティブに稼働させていることが確認された。チームは「Solanaプログラムのデプロイ、コール、ログ」に全面対応すると発表している。
最後に、HYPERはビットコインのブランド力を巧みに利用しつつ、ミームコイン文化も取り込んでいる点が特徴だ。TRUMPが機関投資家向けのアクセスを得れば、HYPERもミーム志向の投資家と本格派の双方から注目を集める可能性がある。
現在進行中のプレセールでは、1トークンあたり0.012815ドル(約1.9円)で購入可能だが、数時間以内に価格が上昇する予定だ。さらに初期投資家には90%のステーキング報酬が用意されている。
HYPERの公式サイトを訪れて、2025年に注目のミームコインに参加しよう
2. Maxi Doge (MAXI):コミュニティ主導のドージ系トークン
Maxi Doge(MAXI)は、数多のドージ系コインの一つだが、そのコンセプトは他と一線を画す。マッチョなシバ犬をモチーフに、ユーモアとハイリスク・ハイリターンの要素を組み合わせた。
プロジェクトの公式サイトには「MAXI DOGEは緑のローソク足をライトセーバーのように握りしめ、7年分のドージ人生をYOLO(無計画投資)に費やしてきた」といった独特の文言が並ぶ。
トークン配分も明確で、約40%がマーケティングに充てられ、残りは開発、流動性、ステーキング、さらには「Maxi Fund」に割り当てられている。プレセールではトークンをロックすることで最大190%の利回りが得られる仕組みもあり、初期投資を促す設計となっている。
現在、Dogecoin自体が1週間で約2%上昇するなど好調であり、MAXIの人気上昇にもつながっている。プレセールでは150万ドル(約2.3億円)を突破しており、価格は1トークン0.000254ドル(約0.038円)となっている。
3. Fartcoin (FARTCOIN):ミームETF時代に再浮上の可能性
Fartcoinは、暗号資産市場における笑いや恥じらいを全面に押し出したソラナ系ミームコインだ。ニュージーランドのAI研究者アンディ・エイリー氏が、ブロックチェーンにおけるユーモアを探る実験から着想を得て誕生した。
多くのAI関連トークンが過剰な技術志向で失速する中、FARTCOINは純粋な物語性に基づき展開している。現在は最高値から約68%下落しているが、次のミームコインブームで再び注目される余地がある。
結論:Trump Coin ETFはミームコイン熱狂の引き金となるか
Trump Coin ETFの申請は、実験的な暗号資産に対する機関投資家の関心の高まりを示している。ミームコインが伝統的金融に入り込む中で、規制承認による恩恵を受ける可能性のある銘柄が注目されている。
Bitcoin Hyper、Maxi Doge、Fartcoinはいずれも異なる特徴を持ちながら、共通してミーム投資特有の高揚感を備えている。
Fartcoinはすでに主要取引所で売買可能だが、HYPERとMAXIはプレセール価格での購入機会が残されている。特にHYPERは、1,220万ドル(約19億円)を突破し、ビットコイン基盤の強みに支えられて急速に注目を集めている。
ただし、投資を行う際は必ず自主的な調査を行うことが重要である。本記事は投資助言ではない。
