ビットコイン(BTC)は現在12万3000ドル(約1800万円)を一時的に記録した後、11万8786ドル(約1740万円)付近で横ばい推移している。アナリストの一部は「9月にかけて最後の上昇を見せた後、大きな調整局面を迎える可能性がある」と警告している。
ビットコイン 今後:ダブルトップ形成と下落リスク
仮想通貨調査サイトAMBCryptoは「BTCが8月下旬から9月上旬にかけて最後の上昇を見せ、その後急落する可能性がある」と指摘している。その根拠となるのが、2021年の暴落を引き起こした「ダブルトップ・キャメルパターン」が再び確認されている点だ。
CryptoQuantのアナリスト、ヨンセイ・デント氏も「このタイミングは米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ観測やマクロセンチメントの変化と一致している」と述べ、下落は8月下旬にも始まる可能性があると分析している。
個人投資家と機関投資家の分岐
リスクシグナルが点灯している一方で、個人投資家は依然として買いを続けている。過去1か月間でBTC保有者の保有量は1週~1か月保有層で3.6%、1日~1週間保有層で1.4%増加した。買い増し価格帯は11万5252~11万7762ドルであり、現行価格の直下に位置している。
さらに、取引所のBTC準備残高は230万BTCまで減少しており、多くの投資家がコインを取引所から引き出し長期保有に移行していることがわかる。
一方、機関投資家の動きは対照的だ。7月21日から23日にかけてスポットETFを通じて2億8520万ドル相当のBTCを売却した。24日から25日にかけて3億7550万ドルを買い戻したものの、直近数か月と比較すると勢いは弱い。
この構図は「個人投資家が再上昇を狙う一方、機関投資家は慎重姿勢を強めている」という市場の分岐を示している。短期的には上昇余地が残されているものの、ダブルトップ形成と機関投資家の売り姿勢を踏まえると、9月には大幅調整の可能性が高まる。
まとめ
ビットコインは強気の個人投資家と慎重な機関投資家の動きが交錯する中、短期的には再び上昇する可能性を残している。しかし、テクニカル分析が示すダブルトップの形成やマクロ経済の影響を考慮すると、9月以降に急落リスクが高まる可能性は否定できない。保有者にとっては出口戦略を意識する局面に差し掛かっている。
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