仮想通貨市場は12月下旬に入り、表面的な期待感はあるものの、実質的な追随は弱い状況が続いている。
Bitcoin(ビットコイン/BTC)は一時的に9万ドルまで上昇した後、すぐに反落し、現在は8万8000ドル台前半で抑えられた動きをしている。
投資家は直線的な上昇よりも、ポジショニングや流動性、リスク管理を重視する姿勢を強めている。
一方で、多くのトレーダーが見落としがちな重要な要素がある。それは、相場が持ち合う局面では、セクター全体の相関性が高まりやすいという点だ。BTCが動くと、流動性の高いアルトコインの多くも上昇・下落の両面で連動しやすくなる。
では、大型仮想通貨と値動きが連動しにくい投資先を探すなら、どこを見るべきか。その答えとして注目されているのが、非相関型アルトコイン、特にプレセール段階の銘柄だ。
プレセールでは上場まで価格が段階的に設定されており、利益余地と非相関の投資手段を同時に得られる。その代表例が、Bitcoin Hyper(ビットコイン・ハイパー/HYPER)のプレセールだ。
同プロジェクトはDeFi(分散型金融)に対応したBitcoinレイヤー2構想を掲げ、資金調達額はすでに3000万ドル(約45億円)目前に迫っている。
上場後もプロダクト開発を着実に進めれば、2026年に向けて明確な上昇シナリオを描ける可能性がある。
Bitcoin Hyper、ビットコインにDeFiと高速性をもたらす
Bitcoin Hyperは、Bitcoinが抱える課題に特化したレイヤー2を構築している。低い処理能力、遅いトランザクション、限定的なプログラマビリティやDeFi対応が主な改善対象だ。
Bitcoinの高い信頼性という物語性を維持しつつ、実行性能を高め、現代的なDeFiワークフローに適したスマートコントラクト機能を提供することを目指している。中核となる技術が、Solana Virtual Machine(SVM:Solana系スマートコントラクト実行環境)の統合だ。これにより、低遅延処理と、より安価で高速なトランザクションが可能になると期待されている。
実用面では、ラップドBTCを使った迅速な送金、スムーズなスワップやレンディング、Rust対応ツールを活用した開発環境の改善が想定されている。資金面の指標もすでに反応を示している。プレセールの調達額は3000万ドルまで残り50万ドル(約7500万円)未満となっている。
これはアイデアが市場に受け入れられ、初期段階としては十分に意味のある資本が集まっていることを示している。さらに、Bitcoin Hyperは年利39%のステーキング報酬を提供しており、プレセール期間中もトークンを運用できる仕組みを用意している。この資金流入とインセンティブの組み合わせが、HYPERが2026年に向けて注目を集め続けている理由だ。
YouTubeの仮想通貨アナリストであるBorch Cryptoも、取引所上場後に10倍上昇の可能性があると指摘している。
Bitcoin Hyperは12月最高のICO銘柄か
Bitcoin Hyperは、日常的なオンチェーン活動でBitcoinを使える環境を構築しようとしている。高速な取引、低コスト、dApps(分散型アプリケーション)への導線を整えることが狙いだ。BTCを保有し続けたいが、単なる保有以上の活用はしたいユーザーにとって重要なポイントとなる。
HYPERの価格は現在0.013445ドル(約2円)で、L2ガス代、ステーキング、ガバナンスといった明確な用途が設定されている。オンチェーンでは、最大45万6500ドル(約6850万円)規模のクジラ買いも確認されている。
さらに、多くの購入者が長期保有を前提としている点も重要だ。年利39%のステーキング報酬が提供されており、すでに約13億HYPERがステーキングプールに預け入れられている。
これはプレセール中としては、保有者の参加度が高いことを示す強いシグナルだ。参加方法は、公式Bitcoin Hyperプレセールサイト、またはBest Wallet(ベスト・ウォレット)アプリの「Upcoming Tokens」セクションが主なルートとなる。
12月の市場は流動性が薄く、多くのアルトコインが同じマクロ材料で動いている。その中で、資金調達の勢いとBitcoin×DeFiという明確な実用性を併せ持つ点が、HYPERを今月有力なアルトコイン候補と見るトレーダーがいる理由だ。
