Bitcoin Hyper(HYPER)のプレセールは、2025年5月の開始からわずか3か月で1,200万ドル(約18億円)以上を調達した。
これは2025年で最も成長の早いプレセールの一つとなり、この勢いが続けば最大の成功例となる可能性もある。では、Bitcoin Hyperとは何か。
Bitcoin Hyperは、ビットコインの公式レイヤー2アップグレードであり、秒間7件(TPS)に制限されている処理能力の問題を解決することを目的としている。
TPS(1秒あたりのトランザクション数)の観点で見ると、ビットコインは27位に位置する。比較のために言えば、Solanaは最大理論値で65,000TPS、TRONは2,500TPS、BNBチェーンは2,200TPSを誇る。
ビットコインの問題点とLightning Networkの失敗
ビットコインのTPSが極端に低いことは複数の問題を引き起こす。
第一に、スケーラビリティの欠如だ。1秒間に約7件しか処理できないため、ネットワークは容易に混雑し、処理能力が不十分となる。これが金融機関など大規模な取引主体に普及しない大きな理由でもある。銀行のような機関は、世界規模で数千件以上の取引を同時に処理している。
参考までに、Visaは理論上最大65,000TPSを処理でき、15,900以上の金融機関を200以上の地域でサポートしている。ビットコインではその規模に対応できない。
第二の問題は、確認時間の遅さだ。処理能力の低さから、利用者はしばしば長時間待たされることになる。数時間単位で遅延することもあり、即時性を重視する大手機関にとっては非現実的だ。
第三に、手数料優先システムが存在する。容量が限られているため、取引は手数料の高い順に処理される。その結果、小口の送金は数時間待たされることも珍しくない。
Lightning Networkに託された期待
Lightning Networkはこれらの課題を解決する試みとして登場したが、成果は限定的だった。
最大の問題は、ノードを常時オンラインに保つ必要があった点だ。これにより悪意ある攻撃にさらされやすくなり、不正チャネルクローズ詐欺(途中でノードを閉じて相手の資金を奪う手法)も発生した。
さらに、取引手数料の削減やビットコイン価格変動の問題も解決できなかった。
では、Bitcoin Hyperは何が違うのか。
Lightning Networkが失敗した場所でBitcoin Hyperが成功する理由
Bitcoin Hyperの目的は、ビットコインの7TPS制限を克服し、現代的な処理能力を実現することにある。
その狙いは以下の通りだ。
- ネットワーク混雑を解消し、大幅にスケーラビリティを向上させる
- 手数料優先システムを撤廃する
- 確認時間を数時間から数秒へ短縮する
- 取引コストを削減する
- 大手機関が利用可能な性能と処理能力を備える
その中心となる仕組みが「カノニカルブリッジ」だ。これはHyperのレイヤー2とビットコインネットワークを接続し、Bitcoin Relay Programを通じて取引を確認する。承認後、同数のBTCがレイヤー2上で発行され、Hyperエコシステムで利用可能となる。必要に応じて、元のレイヤー1へ引き出すこともできる。
この仕組みにより、ビットコインのネットワーク混雑は緩和され、確認時間は数秒に短縮される。TPSの向上はスケーラビリティを高め、手数料削減につながる。
さらに、Solana Virtual Machineを統合することで、高速かつ低遅延のDeFiアプリやスマートコントラクト実行も可能になる。これにより、ビットコインは「速く、安く、効率的」な水準へと進化する。
1,200万ドルを突破したHyperのプレセール
HYPERのプレセールは開始から3か月で1,250万ドル(約18億8,000万円)以上を調達し、トークン価格は0.012815ドル(約1.9円)に到達した。
今月だけで16万1,300ドル(約2400万円)と10万600ドル(約1,600万円)のクジラによる購入が確認されている。こうした投資家の動きは、プロジェクトへの信頼を示すものだ。
アナリストによると、HYPERは普及と実装の成功を前提に、2025年末までに0.2ドル(約30円)に到達する可能性があり、これは1,406%のリターンに相当する。2030年までには1.2ドル(約180円)に達し、9,264%のリターンを見込む。
これは控えめな予測であり、期待を上回ればさらに高値を記録する可能性もある。現在はプレセール価格で購入でき、年率89%のステーキング利回りも得られる。
Bitcoin Hyper投資はすべきか?
Bitcoin Hyperは、ビットコインにとって大きな転換点となり得る。成功すれば、暗号資産業界でも屈指の高性能エコシステムへと押し上げる可能性がある。
そのため、プレセール段階にあるHYPERは投資妙味があると考えられる。少額でも、将来的に資産形成の一助となる可能性があるからだ。
ただし、これは投資助言ではない。必ず自身で調査を行い、慎重に判断する必要がある。
