暗号資産市場では、不安定な動きが続いている。ビットコインは日曜日の夜に9万ドル(約1,410万円)を割り込み、市場心理は再び「極度の恐怖」へと後退した。
さらに、EthereumとXRPのクジラ(大量保有者)による大規模売却も相次ぎ、弱気ムードが強まっている。
火曜日時点でもETHとXRPは下落基調にあるが、ビットコインは月曜日の8万3,900ドル(約1,310万円)から本日は約8万7,000ドル(約1,360万円)まで反発した。
加えて、米連邦準備制度理事会(FRB)は2022年に開始した量的引き締め(QT)を終了した。
多くの投資家はQT終了をリスク資産の回復につながるマクロ要因と見ている。しかし、EthereumとXRPからのクジラ資金流出は、市場参加者が必ずしも同じ見方をしていないことを示している。
主要アルトがこうした苦戦を強いられる中、新たなプロジェクトが注目を集めている。
それがBitcoin Hyper(HYPER)である。現在実施中のプレセールでは2,880万ドル(約45億円)を調達しており、世界最速のスマートコントラクト対応Bitcoinレイヤー2を構築する計画だ。
この点を踏まえると、HYPERは「いま買うべき暗号資産プレセール」の一角となる可能性がある。
EthereumとXRPのクジラが大量売却
Arkham Intelligenceのデータによると、あるEthereumクジラは10月28日以降、25,603 ETH(8,544万ドル=約13.3億円)を売却した。
最新の売り局面では日曜日に5,000 ETH(1,505万ドル=約2.3億円)がBinance(バイナンス)へ送金されている。しかし、このウォレットは依然として1万ETHを保有しており、さらなる売り圧力が続く可能性がある。
その影響もあり、Ethereumは今週ビットコインをアンダーパフォームしている。ETHは4.3%下落した一方で、BTCは1.2%の下落にとどまった。火曜日もBTCは0.8%上昇、ETHは1.1%下落している。
XRPも同様の状況だ。Santimentのデータでは、1億XRP以上を保有するクジラの数が過去8週間で20.6%減少した。しかし、クジラ全体の保有量は増えている。
これは供給がより大口に集中していることを示し、市場の健全性にとっては望ましくない。大口クジラが価格維持のために売り圧力を吸収している可能性があるが、その余力がどこまで続くかは不透明である。
XRP価格はこうしたクジラ数の減少を反映し、過去1週間で10%下落した。
🐳 XRP Ledger is seeing a fascinating trend of whale & shark wallets shrinking in number, but continuing to grow in coins held. There are -20.6% less 100M+ $XRP wallets compared to 8 weeks ago, but they still own a 7-year high 48B coins collectively.
🔗 https://t.co/vvuvnoGOQJ pic.twitter.com/UKFTmUofmg
— Santiment (@santimentfeed) December 1, 2025
こうした中、EthereumとXRPの売却が続く一方で、Bitcoin Hyperには多額の資金が流れ込んでいる。プレセールはすでに3,000万ドル(約47億円)に近づいており、大型プロジェクトとしての期待が高まっている。
では、Bitcoin Hyperとはどのようなプロジェクトなのか。
Bitcoin Hyper:65,000TPSを目指す初期段階のBitcoinレイヤー2
ICO Dropsのデータによると、Ethereumは2014年のICO以来9,048倍のROIを記録している。また、XRPも2013年のTGE以降で342倍のROIを達成した。
これらはビットコインの価値保存機能を超える技術革新によって成長したプロジェクトである。しかし2025年の現在、投資家はより新しく高度な技術への関心を強めており、Bitcoin Hyperはその候補として浮上している。
Bitcoin Hyperは「世界最速のスマートコントラクト対応Bitcoinレイヤー2」ブロックチェーンの構築を目指す。目的はビットコインの速度と機能の制約を解消することだ。
ビットコインは1秒あたり7件の処理(TPS)が限界で、主な用途も送金・受取・価値保存にとどまる。
対照的に、Bitcoin HyperはSolana Virtual Machine(SVM)を採用しており、Solana並みの高速処理とプログラマビリティを実現する。
参考として、SolanaのL1は最大65,000TPSを処理可能であり、Bitcoin Hyperもこの水準を一つの指標とするとみられる。
これにより、DeFi、決済、ミームコインなど幅広いアプリケーションがビットコイン上で展開可能となる。また、Solanaとの相互運用性を持つため、既存アプリやトークンを容易に移植できる点も強みだ。
DeFiLlamaのデータによると、Solanaは直近24時間で200万人以上のアクティブユーザーを記録し、手数料収益は393万ドル(約6億円)に達した。
ビットコインのセキュリティと流動性を組み合わせることで、Bitcoin HyperがSolana市場の一部を取り込む可能性もある。
プレセール段階での取得価格が低いことを踏まえると、投資家がHYPERに資金を投じている理由は明確だ。また、Borch Cryptoなどのアナリストも、HYPERが「次の100倍銘柄」となる可能性を指摘している。
Bitcoin Hyperのリスクとリターンの関係
暗号資産投資では、リスクとリターンのバランスが決定的な要素だ。EthereumやXRPのようにすでに時価総額が数十億ドル規模に達した銘柄では、上値余地が限られている一方、下落時のリスクは大きい。そのため、一部のクジラは売却へと動いている。
一方で、Bitcoin Hyperのプレセールは初期段階で参入できる機会を提供する。レイヤー2の開発と実装が成功すれば、大きな上昇余地が期待できる。
プロジェクトはまだ初期段階であり、取り組むべき課題は多い。しかし、こうしたアーリーステージならではの魅力がBitcoin Hyperを引き立てており、ETHやXRPが苦戦する中でも投資資金を集めている。
