Solana（ソラナ）基盤のミームコインが再び注目を集めている。その一例として、UFDトークンの急騰により、ある暗号資産トレーダーが3.25百万ドル（約4億9,000万円）の利益を得た。
暗号資産市場が停滞したり暴落したりする局面でも、一部の銘柄は逆境を跳ね返し、大きな利益をもたらすことがある。今回の事例もその一つで、新たにローンチされたSolanaのミームコインが5,500％もの上昇を記録し、投資家に巨額の利益をもたらした。
UFD投資で3.25百万ドルを得た暗号資産トレーダー
暗号資産取引は複雑で、複数の戦略、適切なタイミング、機会の見極めなどが必要とされる。しかし時には、瞬間的な判断が大きな利益につながることもある。今回のトレーダーは、90ドル（約13,600円）を新たなSolanaミームコインに投じ、トークン価格が5,500％急騰した結果、3.25百万ドルを手にした。
暗号資産分析ページのLookonchainによると、このトレーダーはUFD投資で36,067倍のリターンを得たという。さらに注目すべきは、この出来事がわずか2日間で起きた点である。こうした急騰例は珍しくなく、過去にはPENGUのエアドロップで500万ドル（約7億5,000万円）を得た投資家も存在する。
Unicorn Fart Dustとは何か、なぜ急騰したのか
暗号資産取引の正当性を疑問視する声は多い一方、その収益性や活用事例を支持する層も増えてきた。ゴールド愛好家のBasement Ron氏もその一人で、暗号資産は無価値であり本当の投資対象は金だと証明するため、Solanaのミームコイン「Unicorn Fart Dust（UFD）」を発行した。彼は失敗例として公開したつもりだったが、予想外に注目を集め、数日で時価総額は5億ドル（約750億円）に到達した。
結果としてUFDは5,500％の価格上昇を記録し、保有者に莫大な利益をもたらした。現在、UFDは0.148ドル（約22円）で取引されており、時価総額は1億4,950万ドル（約224億円）、週間で21％の上昇を示している。取引高も2,190万ドル（約33億円）に達しており、高い需要を裏付けている。
このような事例は初めてではない。過去にはGenZ世代の若者がpump.funでミームコインを発行し、ラグプル詐欺を試みたが、逆にコミュニティによってトークンが71,000％も押し上げられ、発行者は早売りによりほとんど利益を得られなかった。
ビットコイン・ハイパー：新たなミームコインの注目株
UFDが市場を驚かせた一方で、現在トレーダーの関心を集めているもう一つのプロジェクトが「Bitcoin Hyper（HYPER）」である。多くのミームコインが話題性だけに依存するのとは異なり、HYPERはミーム的な魅力に加え、明確な実用性を兼ね備えている。
このプロジェクトは、Solana Virtual Machine（SVM）とZKロールアップを活用したビットコインのレイヤー2ソリューションとして設計されている。Wrapped BTC（ラップド・ビットコイン）、正規ブリッジ、200％超のステーキング利回りなどをサポートする点が特徴だ。
既にプレセールで数百万ドルを調達しており、初期段階のSolanaやStacksに例えられることもある。スケーラビリティ、分散性、コミュニティ主導の勢いを兼ね備えたHYPERは、一過性のブームではなく長期的なインフラ潜在力を持つミームコインとして評価されつつある。
この事例から得られる教訓
暗号資産取引は巨大な市場であり、日々数十億単位の取引が行われている。その中には利益を得る取引もあれば、損失を出す取引もある。不確実性とボラティリティの高さは、投資判断をさらに難しくしている。
それでも経験や取引戦略を持つ一部の投資家は、大きなリターンを手にしている。今回のトレーダーもその一例で、Unicorn Fart Dust（UFD）への投資で90ドルを3.25百万ドルに変えた。しかし投資においては、十分なテクニカル分析とリサーチを行うことが不可欠である。