ビットコイン(BTC)の価格は13日、94,540ドルで推移しており、過去24時間では0.14%の下落が見られた。しかし将来的には価格が15万ドルに達する可能性についての議論も活発化している。
ビットコインの時価総額が拡大するにつれ、特にミームコインと呼ばれるコミュニティ主導型のトークンが再び市場で注目を集める兆しを見せている。
バイデン政権下で強化されてきた仮想通貨規制が緩和されるとの期待も広がっており、実際にトランプ政権では「政府効率化省(DOGE省)」が新設予定だ。
こうした背景の中、短期でリターンを狙える可能性がある注目コインを紹介する。
ドージコイン(DOGE)
ドージコイン(DOGE)は、ソフトウェアエンジニアのビリー・マーカス氏らによって2013年12月に誕生したアルトコイン。当時人気だった柴犬の画像ミーム「Doge」をモチーフにして開発された。現在では多くの投資家が保有する主要な仮想通貨の一つとなっている。
- ミームコインの先駆け
- イーロン・マスク氏や政府効率化省(DOGE省)の影響
- クジラ(大口投資家)の活発な取引
過去のデータでは、1月は同コインのパフォーマンスが最も高い月で、平均85%のリターンを記録している。
特に、2014年と2021年にはそれぞれ250%と700%という驚異的な上昇率を記録しており、1月は投資家にとって重要なタイミングとなっている。
一部の投資家の間では、2025年までにDOGEが1ドルに到達するとの見方もある。イーロン・マスク氏の発言や、大規模な取引活動による市場の盛り上がりを背景に、ドージコインは今後も注目を集め続けるだろう。
ai16z(AI16Z)
ai16z(AI16Z)は、投資DAOの運営やAIエージェント作成フレームワーク「Eliza」を提供するプロジェクトだ。AIエージェントとは、人間の介入なしに、特定のタスクを自律的に実行する人工知能システムのことを指す。
ai16zの特徴は以下。
- 投資DAOとAIエージェント作成フレームワークを提供
- 独自のレイヤー1ブロックチェーンを開発中
- 技術的評価の高さ
Ai16Zは、独自のレイヤー1ブロックチェーンの構築や、トークンのステーキング機能の導入を予定しており、技術面でも注目されている。
ソラナブロックチェーンをベースに開発されているため、高速なトランザクション処理が可能。さらに、取引の手数料が低い点も投資家にとって大きなメリットとなる。
主要海外取引所Bybitでも取り扱い開始しており、今後、AIエージェントを活用した自律的な投資が普及すれば、Ai16Zのようなプロジェクトが市場を牽引する存在になる可能性がある。
Bitcoin Hyper (HYPER)
Bitcoin Hyperは今回のサイクルで最も注目されるプロジェクトの一つだ。Solana Virtual Machine(SVM)を基盤とした初のBitcoinレイヤー2として登場し、Bitcoinの流動性とSolanaの高速性・拡張性を組み合わせることで、本格的なBitcoin DeFi(分散型金融)エコシステムを実現する。
主な特徴は以下の通りである。
- プレセールの勢い:すでに1,850万ドル(約27億7,500万円)以上を調達し、クジラ投資家の参加が顕著。
- ステーキング利回り:初期参加者には年利90〜150%が提供され、長期保有を後押し。
- 技術的優位性:ZK-rollupsとSVMにより、スケーラビリティとクロスチェーン互換性を確保。
- 供給制限:発行上限78億枚により、上場後は需給面での価格上昇圧力が見込まれる。
上場は2025年初頭に予定されており、成長の本格化は2026年に訪れると予想されている。アナリストは、現在のプレセール価格(約0.0128ドル=約1.9円)から2025年には0.32ドル(約48円)、さらに2026年には数ドル規模に上昇する可能性を指摘している。
Bitcoin Hyperは単なるアルトコインではなく、BitcoinをDeFiの中心へと導く橋渡し役になると考えられている。