イーサリアム価格が2%下落──SPX6900のライバル、ICO 仮想通貨「TOKEN6900」が50万ドル(約7,800万円)を突破

過去24時間でイーサリアム(ETH)の価格は2%下落し、米東部時間午前1時21分時点で2,967ドル(約45万1,000円)で取引されている。一方で取引量は62%増加し、410億ドル(約6兆2,300億円)に達した。

今回の下落は、米労働統計局が同日午前8時30分(米東部時間)に発表予定の6月の消費者物価指数(CPI)を前にした動きとみられる。

CPIの予測値では、6月の米インフレ率は前年同月比で2.7%の上昇が見込まれており、5月の2.4%から加速している。インフレの加速により、米連邦準備制度理事会(FRB)は利上げに踏み切る可能性があり、これが米ドルの価値を高め、暗号資産を含む他の通貨に対して影響を与える可能性がある。

暗号資産は一般的にインフレヘッジとしての側面もあるが、このような経済環境の中でイーサリアム価格は回復できるのだろうか。

イーサリアム価格、抵抗線を突破すれば上昇トレンドへ

ETH価格は、2月から5月下旬にかけてラウンドボトム(底打ち)のチャートパターンを形成した後、2,740ドル(約41万6,000円)から2,461ドル(約37万4,000円)の範囲で持ち合い相場に入った。

その後、強気派による買いが入り、このレンジとフィボナッチ・リトレースメントの0レベルを上抜け、3,000ドル(約45万5,000円)のレジスタンスラインを突破した。

ただし、1月に記録された3,340ドル(約50万7,000円)のレジスタンスが依然として壁となっており、これを突破すればさらなる上昇の可能性があるとGeckoTerminalのデータは示している。

現在、ETHは50日・200日の単純移動平均線(SMA)の両方を大きく上回る水準で推移している。相対力指数(RSI)は68となっており、強い買い圧力が続いていることを示しているが、まだ過熱領域には達していないため、さらなる上昇余地があるとみられる。

さらに、日足チャートではMACD(移動平均収束拡散法)の青線がシグナルラインを上抜けており、強気トレンドの継続が示唆されている。

GeckoTerminal

ETH価格、21%上昇の可能性も

テクニカル分析によると、ETH価格は今後上昇する見通しがある。3,340ドルのレジスタンスを明確に突破すれば、次の目標は3,593ドル(約54万6,000円)となり、現在価格から21%の上昇となる。

一方で、直近の上昇を受けて売りが強まれば、ETH価格は0.236フィボナッチレベルの2,613ドル(約39万7,000円)まで下落し、持ち合いレンジへと戻る可能性もある。

こうした中、注目を集めているのが新たなミームコイン「TOKEN6900(T6900)」である。登録者57,000人以上を誇る仮想通貨系YouTuberのJacob Bury氏は、T6900が上場後に10倍に上昇する可能性があると述べている。

TOKEN6900プレセール、60万ドル目前──次なる10倍銘柄か?

プレセール開始からわずか2週間で、TOKEN6900はすでに53万1,000ドル(約8,000万円)以上の資金を集めており、60万ドル(約9,100万円)の節目が目前に迫っている。

T6900は、S&P500やウォール街のエリート層、伝統的金融を風刺したSPX6900を継承しつつ、その風刺性をさらに過激に表現している。

他のミームコインと異なり、T6900はフェアネス(公平性)と持続可能性を重視して設計されている点が特徴である。

このプロジェクトは2000年代のノスタルジーや「69カルチャー」にインスパイアされ、「ブレインロット(思考停止)」をテーマにしている。GDPや企業収益ではなく、「バイブ・リクイディティ(雰囲気の流動性)」を指標とし、ファンダメンタルではなく、ネット上の集団的妄想に基づいているとされる。

トークン総供給量のうち、80%がプレセール中に提供される予定で、上限は500万ドル(約7億6,000万円)に設定されている。イーサリアムブロックチェーン上に構築されており、共同幻想をトレード可能な資産へと変換することを目的としている。

プレセール価格は0.006575ドル(約1円)で、ETH、BNB、USDT、USDC、または銀行カードで購入可能。最終価格は0.007125ドル(約1.08円)となるため、それまでに購入することが望ましい。

さらに、T6900トークンはステーキングにより年率105%の利回り(APY)を提供しており、受動的な収益を得たい投資家にとって魅力的な選択肢となっている。

次回の仮想通貨ICO価格改定まで残り24時間程度と見られており、プレセールの好条件で購入するには早めの判断が求められる。

TOKEN6900の詳細は公式ページで確認できる

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