2025年半ばまでに明らかになったのは、暗号資産市場で大きな利益を得る方法は、露骨な詐欺ではないミームコインやトークンを購入するだけで十分であったという点である。昨年から続く強気相場がその勢いを今年に引き継いだ形だ。
もっとも、楽観論が広がる一方で、市場全体の価格上昇を踏まえると、2025年に適切な暗号資産を選び出すことは容易ではない。全体的なパラボリックな(放物線的な)上昇がない限り、多くの銘柄はより控えめなリターンにとどまる可能性が高い。
それでも依然として上昇を続ける銘柄はあり、Bitcoin(BTC)やXRPといった主要銘柄が強気予測値である25万ドル(約3,700万円)や48ドル(約7,100円)に到達すれば、新たな億万長者を生み出す可能性もある。
こうした状況のなか、投資家はミームコイン以外の比較的見過ごされてきた暗号資産に目を向けており、Finboldは今後注目すべき2つの有望な取引対象を取り上げている。
Hedera(HBAR)
Hedera(HBAR)は、取引速度・セキュリティ・スケーラビリティといったブロックチェーンが抱える課題に対し、「ハッシュグラフ」コンセンサスアルゴリズムを用いた独自の解決策を提供するプラットフォームのトークンである。2024年11月以降、同トークンは大幅な上昇を記録した。
現在は一時的な調整局面にあるが、11月にCanary Capitalが現物型ETF(上場投資信託)を申請したことや、実世界資産のトークン化に積極的な役割を果たしていることから、2025年も上昇が続くと見られている。ETFの申請だけでも知名度を大きく高める要因となり、規制や選挙に関連する動向を踏まえると、来年の承認可能性は比較的高いと考えられている。
また、HBARは直近のパフォーマンスにおいても注目される。12月6日の高値0.37ドル(約55円)から20.74%下落し、記事執筆時点では0.29ドル(約43円)で取引されているが、その前の30日間で433.91%という異例の上昇を記録している。このことは、トークンの急騰力を示すと同時に、現在は「押し目買い」の好機にあることを示唆しており、100ドル(約1万4,800円)を1,000ドル(約14万8,000円)に変える可能性を秘めている。
Bitcoin Hyper(HYPER)
Bitcoin Hyper(HYPER)は、Bitcoinの可能性を拡張しようとする最も野心的な試みの一つである。Bitcoin本来の遅い決済速度にとどまらず、Solana Virtual Machineを世界最大のブロックチェーン上に重ね合わせている。
これにより、Bitcoin Hyperのレイヤー2ネットワークはSolanaに匹敵する処理能力を持ちながら、安全性はBitcoinによって担保される。これまでに例のなかった形で、DeFi(分散型金融)アプリやNFTマーケットプレイス、さらには本格的なゲームプラットフォームまでもがBitcoin上で稼働可能となる。
HYPERトークンはその中核的役割を果たしており、取引の処理、ステーキング、ガバナンス機能を担う。プレセールではすでに1,100万ドル(約16億2,000万円)以上を調達しており、Bitcoinを「プログラム可能な時代」へ押し上げる存在として注目される投資対象となっている。
