投資家は現在の有力なミームコインを探す中で、DogecoinやShiba Inuといった大手銘柄から視線を移しつつある。ここ数週間は両者とも価格推移が限定的であり、資金はMaxi DogeやPepenodeなどの新たな機会へ向かっている。
これらのプレセール段階のトークンは、スピード感ある仕組み、透明な価格設定、戦略的なマーケティングによって注目を集めている。次のアルトシーズンを前に調整が進むミームコイン市場では、タイミングとエントリーポイントの重要度が高まっている。
DogecoinのMACDシグナルは強まるが、出来高は横ばい
最初のミームコインとして知られるDogecoinは、やや疲労感が見える。価格は1週間を通して0.13〜0.14ドル(約20〜21円)の間で推移し、24時間出来高は約11億1,000万ドル(約1,660億円)、時価総額は226億6,000万ドル(約3兆3,900億円)だった。
一部のアナリストは3日足チャートでのMACD強気クロスの可能性を指摘しているが、まだ明確な確証はない。
暗号資産アナリストのTardigradeによれば、MACD線は収束しつつあり、青のラインが赤を上抜ければブレイクアウトにつながる可能性があるという。同様のパターンは年初に0.26ドルや0.30ドルへ上昇した局面でも見られた。
しかし、確証がない中で多くのトレーダーは慎重姿勢を保っている。循環供給量が1616億2,000万DOGEと大きく、外部要因がなければ急激な価格上昇を継続するのは難しい。10月以降は個人投資家の関心も低下しており、新たな材料が出ない限り、蓄積は進んでも明確なブレイクアウトには至りにくい。
Shiba Inuは安定維持、しかし投資家は“安定以上”を求める
かつて急騰を見せたShiba Inuも現在は調整局面にある。現在の価格は0.000008504ドル(約0.0013円)で、時価総額は50億ドル(約7,500億円)、循環供給量は589兆2,400億枚となっている。
プロジェクトはエコシステムツールやDEX統合などの開発を継続しているが、価格動向は停滞気味だ。出来高は1億1,377万ドル(約1,700億円)へ小幅増加したものの、明確な強気材料は乏しく、大口保有者も様子見の姿勢を取っている。
Shiba Inuは供給規模と時価総額の大きさが短期的な急騰を抑制する構造的要因になっている。初期投資家の多くは依然として含み益だが、現在の新規購入者は、プレセール銘柄に比べるとリスク・リワード比が限定的になりやすい。
Maxi Dogeはプレセールを加速、調達額は420万ドル超
Maxi Dogeは、短期限定型のプレセール形式と0.000272ドル(約0.041円)という低い開始価格により、今買うべきミームコインの有力候補として台頭している。プレセールダッシュボードでは、すでに約429万ドル(約6億4,300万円)が調達済みで、次の価格上昇まで残り17時間未満となっている。
この「時間制限」が流入を加速させ、投資家は次のステージ開始前にポジションを確保しようとしている。UIはコンバージョン重視で、進捗バーやリアルタイムカウンター、暗号資産とカードのワンクリック購入が用意されている。
技術面でも魅力がある。価格が1セント(約1.5円)に到達すれば、現在レベルから30倍以上の上昇余地が生まれる。Maxi Dogeは明確なエントリー価格、次ステージの表示、資金調達目標が可視化されており、初期段階の勢いを確認しやすい。
Pepenodeはプレセール継続、調達額230万ドル・残り30日
もう一つ注目を集めているのがPepenodeで、現在の販売価格は0.0011873ドル(約0.18円)、調達額は230万ドル(約3億4,500万円)を超えている。プレセール構造はMaxi Dogeとは異なり、期間は30日間、資金調達目標は248万ドル(約3億7,200万円)で、すでに達成目前となっている。
サイトは法定通貨と暗号資産の両決済に対応し、USDTの調達状況がリアルタイムで表示される。こうした透明性は新規購入者の信頼を高めている。
初期価格とトークン指標の可視性を重視する投資家にとって、Pepenodeは魅力的な条件を備えている。上場後は比較的低い初期供給量とプレセール上限により、需給が早期に反応する可能性がある。特に大規模ミームコインの勢いに乗るか、Maxi Dogeなどの投機的資金の流入を受ければ、初動需要が期待される。
