パイネットワーク(Pi Network)は、仮想通貨市場で再び注目を集めている。モバイル端末でマイニング(採掘)が可能な手軽さと、ユーザー主導のエコシステムが支持を拡大している。
パイネットワーク 価格は直近24時間で約4.74%上昇し、現在は1Piあたり0.2244ドル(約34円)で取引されている。時価総額は18億7000万ドル(約2850億円)に達しており、仮想通貨市場全体の回復に呼応する形で上昇基調を維持している。
モバイルマイニングの手軽さが支える世界的普及
パイネットワークは「誰でもスマートフォンからマイニングできる」というコンセプトで世界的なユーザー層を獲得してきた。従来のブロックチェーンが抱える高い参入障壁を取り払い、技術的知識がなくても仮想通貨の発行や管理に参加できる点が強みだ。
この手軽さが発展途上国や新興市場のユーザー拡大を後押しし、グローバルな採用を加速させている。特に東南アジアやアフリカ圏では「初めての暗号資産」として人気が高く、社会的インクルージョン(包摂)の象徴ともなっている。
実用性重視のエコシステム構築が進行
パイネットワークの開発チームは、単なるマイニングアプリを超えて「ユーティリティ(実用性)主導の経済圏」構築を目指している。Piを利用した決済、報酬システム、アプリ内エコノミーが次々と試験運用されており、トークンの実需拡大が進む。
このようなユースケース重視の動きが、価格の安定性と投資家信頼の向上に寄与していると見られる。
市場の楽観と長期的展望
アナリストの間では、「パイネットワークは仮想通貨の“アクセス革命”を起こす可能性がある」との見方が強い。2025年に向けて、ユーザー数とネットワークの強化が価格上昇の主要ドライバーになると予測されている。
現時点で流通Piが制限されているため、上場後の市場反応次第では大幅なボラティリティ(価格変動)も想定されるが、基本的な成長構造は強固とされる。
PEPENODE(ペペノード)の台頭──ミームコインの新しい形を提示
パイネットワークと並行して注目されているのが、次世代型ミームコイン「PEPENODE(ペペノード)」だ。従来の高価なハードウェアを必要とせず、完全に仮想化されたゲーミファイド・マイニング(遊びながら採掘する仕組み)を採用している。
ユーザーはデジタル上のサーバールームを構築し、ノードを購入・強化・アップグレードすることで報酬を最大化できる。PEPENODEは現在のプレセールで200万ドル(約3億円)を超える資金を調達し、コミュニティの信頼を着実に獲得している。
同プロジェクトのトークン設計は強力なデフレ機構を持ち、リグやアップグレードに使用されたトークンの最大70%をバーン(焼却)する仕組みを採用している。これにより供給量が抑制され、長期的な価格上昇と初期投資者の利益拡大が期待される。
さらに、PEPENODEは単なるミームコインに留まらず、ゲーム性と経済性を融合させた「次世代ソーシャル・マイニング・エコシステム」として位置づけられている。早期参加者は年間最大621%の報酬を得られる可能性があり、公式サイトで「Best Wallet(ベストウォレット)」などの対応ウォレットを接続すれば、USDT、ETH、またはクレジットカードで直接購入できる。
