パイネットワーク 価格 が急落局面に入り、PIコインは上場後から下落基調が続く。ローンチで大量の無料配布を行った影響が懸念されていたが、現在は「一時的な混乱」では済まない根本的問題が浮き彫りになっている。チームの取り組みが相場の立て直しに結び付かない状況が続く。
パイネットワークの開発組織であるPi CoreチームはMainnet v23アップデートに向け、ネットワーク上でトークンを作成するための新ガイドを公開した。積極的な開発姿勢を示す一方で、「他のレイヤー1と何が異なるのか」という根本的疑問が残る。既存の膨大なユーザー基盤を軸にエコシステム構築を図る方針だが、長期的価値につながる明確な差別化は見られない。
Among the TOP50 coins, $Pi is one of the worst performers in the last 90 days. It is a big -48% in the last 3 months. $Pi needs way more utility, demand, liquidity and decentralization to become a serious project. #pi #pinetwork #minepi #picoin pic.twitter.com/hbsLciBHdF
— pinetworkmembers (@pinetworkmember) November 7, 2025
さらに、チームの収益モデルや供給量を抑制するバーン（燃焼）機構の有無など、重要なポイントは未解決のままで、市場では方向性の欠如が指摘される。
出来高低迷が露呈、投資家離れが進む
パイネットワーク 価格 の失速とともに、投資家の関心も後退している。直近24時間で上位100件の取引量は900万PI程度にとどまり、総額2.45百万ドル（約3億6000万円）未満となった。最大取引額も10万ドル（約1500万円）を下回り、大口保有者が流動性確保や相場支援に動いていないことが浮き彫りとなる。
市場参加者が集まらない「空のパーティー」のような状態で、テクニカル指標も警戒シグナルを点灯させる。
チャートでは、PIが数週間にわたり下落トレンドを続けているのが明確だ。左上から続く下降トレンドラインに沿って高値を切り下げ、0.29ドル（約43円）から0.2168ドル（約33円）まで下落した。
特に注目されるのは、0.204〜0.22ドル（約31〜33円）のグレーの「蓄積ゾーン」で、価格はこの範囲で停滞している。0.2368ドル（約35円）の抵抗線を突破すれば0.26ドル（約39円）を目指す展開が開けるが、支持帯を割り込めば再び下落する可能性は高い。RSIは45.66を示し、方向感のない状態を裏付ける。
PIの崩落を横目にPepeNodeが急成長
パイネットワーク 価格 が下落し将来性を問われる中、PepeNodeは対照的な成長を続ける。需要後退やモメンタム喪失に苦しむPIとは異なり、PepeNodeはユーザー数を伸ばし、参加者に明確なメリットを提供する点で注目を集める。
PepeNodeは従来のマイニング（採掘）概念を「誰でも参加できるプレイ・トゥ・アーン型ゲーム」に転換した。ハードウェアも電力コストも不要で、仮想の採掘リグを構築し、ノードを強化することで、PEPENODEトークンや主要ミームコインの報酬を獲得できる。
特にトークノミクスが特徴的で、アップグレードに使われた資金の約70％が恒久的にバーンされる仕組みを採用し、供給縮小による長期価値の向上が期待できる。フルローンチ前にもかかわらず、ステーキングの年利（APY）は605％に達する。
参入障壁が低く、初期のビットコイン採掘を思わせる仕組みを持ちながら、一般ユーザーにも開かれたエコシステムを形成している。この勢いの中、PepeNodeは既に213万ドル（約3億2000万円）以上の資金を調達し、ETH、BNB、USDT、さらにはクレジットカード支払いにも対応する。