パイネットワーク 価格は現在0.205ドル(約31円)近辺で推移し、直近24時間はほぼ横ばいとなっている。
12月を通じて値動きは限定的で、7日間では約0.2%上昇したものの、月間では17%超の下落が続く。
中長期トレンドは依然として弱く、市場の関心は短期足の動向に移っている。
足元ではブレイクアウトを示唆する形状が出現しているが、上昇確認には追加条件が必要とされる。
4時間足の反転パターンは確認待ちの段階
4時間足では、逆ヘッドアンドショルダー(下落局面で出現しやすい反転示唆の形状)が形成されつつある。
ネックラインは0.208ドル付近に位置し、終値で上抜ければ0.216ドルまでの上昇余地が生じる。
ただし、この上昇幅は約3.5%にとどまり、ブレイク自体は初期段階に過ぎない。
サポートは0.203ドルにあり、この水準を割り込めば形状は弱体化する。
さらに0.200ドルを明確に下回ると、短期反転シナリオは否定され、下落圧力が再び強まる。
そのため、価格維持と出来高の伴う上昇が重要視されている。
資金フロー指標は改善の兆し
注目点として、チャイキン・マネーフロー(CMF:価格と出来高から資金流入を測定する指標)が下降トレンドラインを上抜けた。
4時間足でゼロラインを維持できれば、新規資金流入を裏付ける材料となる。
一方、CMFが再びゼロを下回れば、ブレイクアウトの信頼性は低下する。
現状は回復確定ではなく、あくまで分岐点に位置する局面といえる。
日足では押し目買いが観測されるがレンジは継続
日足ベースでは、パイネットワーク 価格の基調は中立から弱含みと判断されている。
12月19日から29日にかけて価格が下落する一方、MFI(マネーフロー指数:押し目買いを示唆する指標)は高値を更新した。
この動きは小規模な強気ダイバージェンスを示し、下値では買いが入っている可能性を示唆する。
ただし、トレンド転換を断定するには至っていない。
現在のレンジは、上値抵抗が0.213ドル、下値支持が0.191ドルで形成されている。
日足終値で0.213ドルを上回れば、初めて中期的な流れに変化が生じる可能性がある。
最重要水準は0.216ドル
4時間足の想定通り0.216ドルを突破した場合、日足の主要抵抗である0.213ドルも同時に上回る。
このため、短期的には0.216ドルが最も重要な分岐点と位置付けられている。
この水準を維持できれば、次の目標は0.248ドルとなる。
同水準は11月29日以降、回復に失敗してきた価格帯であり、強気継続を測る試金石となる。
一方、0.191ドルを下回れば、全ての反転シナリオは崩れ、弱気相場への回帰が意識される。
派生テーマとして浮上するPepenode
パイネットワーク 価格が方向感を欠く局面では、投資家の関心は派生テーマへ移りやすい。
その中で注目されているのが、Pepenode(PEPENODE)だ。
Pepenodeはすでに230万ドル(約3億5000万円)以上を調達し、安定した資金流入を維持している。
相場全体が調整色を強める中でも、一定の関心を集めている点が特徴とされる。
同プロジェクトは、高額なマイニング機材を必要としない設計を採用している。
ブラウザ上で仮想マイニングを体験できるゲーム形式を導入し、参入障壁を下げている。
ユーザーは仮想リグを構築・強化しながら、PEPENODEトークンを獲得する仕組みだ。
過去にミームコイン市場で支持を集めた参加型モデルを参考にした構成とされる。
仮想マイニング需要の高まりを背景に、プレセール価格は段階的に引き上げられている。
パイネットワーク 価格が次の明確な方向性を示すまでの間、こうした派生テーマが短期的な選択肢として注目される可能性は高い。
