Ripple(リップル)のXRPはここ最近、価格が大幅に上昇し、数年ぶりに3ドル(約460円)を突破したことで話題となっている。投資家の関心は次にこの流れに続く可能性のある手頃なトークンへと向かっており、その中で注目されているのがTRON(トロン/TRX)とBitcoin Hyper(ビットコインハイパー/HYPER)だ。両トークンは依然として1ドル(約150円)未満で取引されているが、強固な基盤と戦略的な取り組みによって市場で存在感を高めている。
TRON、不正取引削減で信頼を回復
TRONのブロックチェーンは、これまで不正取引の多さが問題視されてきたが、決定的な対策によって状況は変わりつつある。2024年、TRONはテザー(Tether)とTRM Labsと提携し、T3 Financial Crime Unit(T3 FCU)を設立した。これはTRONのブロックチェーン上で行われるUSDTを使った違法取引を取り締まることを目的とした組織である。
その結果、1億ドル(約150億円)以上の不正資金が凍結され、違法取引の総額も数十億ドル規模で減少した。これによりユーザーの信頼が高まり、正規の利用が拡大し、ネットワークの評価も改善された。安全性と信頼性の向上を背景に、TRXの採用は着実に進み、直近では0.30ドル台半ば(約45円前後)で取引されている。アナリストは、信頼性の高まりが今後の採用をさらに加速させ、TRXが大きな成長を遂げる可能性があると見ている。
Bitcoin Hyper(HYPER)、ビットコインを加速させるレイヤー2
Bitcoin Hyperは、2025年で最も注目されるプレセールの一つとなっている。Solana Virtual Machine(SVM)を基盤にしたアーキテクチャとロールアップ設計を採用し、ビットコインに高速かつ低コストのスマートコントラクト機能をもたらすことを目指している。その狙いは、ビットコインの強固な決済力を維持しつつ、分散型アプリケーション(dApps)、分散型金融(DeFi)、決済、NFTといった高スループット機能をレイヤー2で解放することだ。
HYPERの勢いは2025年第4四半期に加速しており、プレセールではすでに2,200万ドル(約33億円)以上を調達。現行ラウンドの価格は1トークンあたり約0.013ドル(約2円)に設定されている。総供給量は210億HYPERで、開発、トレジャリー、マーケティング、上場準備、コミュニティ向けインセンティブやステーキング報酬プールに分配される透明性の高い設計となっている。
主な特徴は、ビットコインの流動性をL2に持ち込むための正規ブリッジ(canonical bridge)、ZKロールアップによるスケーラビリティ、SVM対応による高速かつ低コストの取引だ。プレセール期間中には最大60%の年利(APY)が設定された早期ステーキング特典もあり、長期的な参加を促している。ロードマップでは、2025年後半にブリッジやメインネット機能、CEX/DEX上場を予定し、その後は段階的にコミュニティ主導のガバナンスへ移行する計画だ。
結論:成長が期待されるTRONとBitcoin Hyper
TRONは過去の課題を克服し、プロトコルレベルで信頼を再構築しつつある。一方、Bitcoin Hyperはビットコインをプログラム可能かつ高スループットな資産へと進化させるレイヤー2の役割を担おうとしている。TRXはクリーンで安全なネットワークとして採用が拡大しており、HYPERは将来性のある新たな技術的ビジョンを提示している。いずれも1ドル未満という低い参入価格であり、今後の市場拡大に伴い大きな上昇余地を持つ銘柄といえる。
Bitcoin Hyper(HYPER)の詳細はこちら
- 公式サイト: https://bitcoinhyper.com
- ホワイトペーパー: https://bitcoinhyper.com/assets/documents/whitepaper.pdf
- Twitter/X: https://x.com/BTC_Hyper2
- Telegram: https://t.me/btchyperz