シバコイン 今後の見通しをめぐり、数か月にわたる停滞と価格下落が続く中で、開発チーム内部からは依然として強気の声が上がっている。Shiba Inu(シバイヌ)のコアメンバーは、最近のFUD(Fear, Uncertainty, Doubt=不安・不確実性・疑念)拡大を受け、プロジェクトの将来性を疑問視する声に反論した。
Shibarium(シバリウム)エコシステムは、ここ数か月で大きな発表や提携が見られず、「ミームコイン市場の中心から外れた」との見方も強まっていた。
しかし、コアチームのLucieは「SHIBエコシステムは多くの試練を受けたが、依然としてここにあり、構築を続け、戦っている」と述べ、悲観的な見方を一蹴した。
Projects spend millions on marketing only to vanish in a year or two.
They change blockchains, rebrand, and fade away.The SHIB ecosystem took every hit but it’s still here, still building, still fighting.
We don’t need to mention other projects to have something to say.
— 𝐋𝐔𝐂𝐈𝐄 (@LucieSHIB) November 11, 2025
DefiLlamaのデータによると、Shibariumの総ロック額(TVL=Total Value Locked)は約200万ドル(約3億円)で、ローンチ時からわずか40万ドル(約6,000万円)の増加にとどまっている。
この数字は、アクティブユーザー数の定着不足と採用の遅れを示しており、依然として開発者支援が十分でないことを浮き彫りにしている。
結果として、シバコイン価格の動向は依然として投機的な側面が強く、長期的成長を支える実用的なユースケースを欠いている。それでも、エコシステム拡大の兆しが見えれば、SHIBの大幅な上昇が再び現実味を帯びる可能性がある。
シバコイン 今後:下降チャネルからのブレイクアウトは目前か
テクニカル的には、シバコイン価格は7か月にわたる下降チャネルを形成しながらも、下限ラインが繰り返し反発の起点となっており、買い圧力の強まりが確認されている。
RSI(相対力指数)は高値を更新しつつあり、シグナルラインの50を上抜ける寸前。MACDもシグナルラインを上回り、買い優勢を示唆している。
この動きが維持されれば、ブレイクアウトの可能性が高まり、過去のサポート水準である0.000012ドル(約0.0018円)付近が重要な分岐点となる。
この水準を明確に上抜けた場合、シバコイン価格は0.000024ドル(約0.0036円)付近まで上昇し、約170%の上昇余地が開けると見られる。
より野心的な目標である0.0001ドル(約0.015円)を達成するには、Shibarium内での大規模な採用と流動性の拡大が不可欠だ。
一方で、エコシステムの基盤が依然として脆弱なため、下降ブレイクのリスクも残る。パターンが崩れた場合、0.0000067ドル(約0.001円)付近までの30%下落も視野に入る。
Maxi Doge(マキシ・ドージ):次の「SHIB超え」候補か
ミームコイン市場では、資金の循環が常に起こる。あるプロジェクトがピークを迎えると、投資資金は次の有望銘柄へと自然に流れる。
現在、その流れがShiba InuからMaxi Doge(マキシ・ドージ、$MAXI)へと移りつつある。
マキシ・ドージはドージコインをテーマにした新興トークンで、流動性問題に直面するSHIBとは対照的に勢いを増している。
2021年にはShiba InuがDogecoinの流れを引き継ぎ、続いてFloki、Bonk、Dogwifhat、Neiroなどがブームを起こした。そして今、その波がMaxi Dogeへ向かっている。
すでにプレセールでは400万ドル(約6億円)以上を調達し、ステーキング報酬によって最大75%の年利(APY)を提供している。
過去のドージブームを逃した投資家にとって、マキシ・ドージは次の「バズるミームコイン」を初期段階で掴むチャンスとなり得る。
