暗号資産市場の動きを注視していれば、現在大きな転換期を迎えていることに気づくはずだ。
企業による暗号資産の大量保有、相次ぐ規制緩和の動き、そしてFRB（米連邦準備制度理事会）議長による9月の利下げ示唆など、今後数か月で大きなリターンを生み出す可能性を示す材料が揃っている。
しかし、数十万種類も存在するトークンの中から「買うべき暗号資産」をどう見極めるのか。
ビットコインやイーサリアムといった主要銘柄だけに絞れば、比較的安全ではあるが、多くの利益を取り逃がす恐れがある。かといって、無作為に草コインへ投資するのはリスクが大きすぎる。
解決策は、堅実な実績を持つトークンと、潜在力の高い未発掘銘柄を組み合わせたバランスの取れたポートフォリオを構築することだ。
そこで今回はAIチャットボットのChatGPTに注目し、その選定する有望暗号資産を検証する。以下で紹介する銘柄が、次に大きな成長を遂げる可能性があると考えられている。
1. Bitcoin Hyper (HYPER) – 高速かつ低コストのトランザクションを可能にする新しいビットコインLayer2
ビットコインを「デジタルゴールド」として信頼している投資家にとって、Bitcoin Hyper（HYPER）は見逃せない存在だ。
HYPERはビットコインよりもはるかに低価格で購入でき、現在はプレセール中で超低水準の価格に設定されており、将来的な投資収益率は高いと見込まれる。
価格予測によれば、2025年末までに約2,400％上昇し、0.32ドル（約47円）に達する可能性がある。
最大の特徴は、ビットコインに「Solana（ソラナ）」のような性能をもたらす初のLayer2ソリューションを構築している点だ。
Solana Virtual Machine（SVM）の統合により、HYPERは高速処理、低手数料、最新のWeb3対応をビットコイン上に実現する。さらに、分散型の非カストディアル型ブリッジを通じて、Layer1のBTCをLayer2のBTCに変換し、SVM環境上でDeFi取引、NFT、DAO、ステーキング、スワップ、ブロックチェーンゲームなどに参加できるようになる。
プレセール段階ですでに1,240万ドル（約18億円）を調達済みで、現在は1枚0.012815ドル（約1.9円）で購入可能だ。
2. Ethereum (ETH) – 機関投資家による買い増しとテクニカルブレイクアウトで大規模上昇に期待
Ethereum（ETH）はここ数週間、暗号資産市場で最も注目されている存在だ。
機関投資家が急速にETHを買い増しており、一部ではビットコイン以上に優先的に選ばれている。これは大口投資家が強気である証拠とも言える。
実際、BlackRock（ブラックロック）は3億1,400万ドル（約470億円）を投じ、Goldman Sachs（ゴールドマン・サックス）やJane Street（ジェーン・ストリート）もETH ETFの保有量を大幅に増やしている。
仮にETHが過去最高値を再び試す展開となれば、46億5,000万ドル（約6,940億円）相当のショートポジションが清算され、大規模なショートスクイーズが発生し得る。
テクニカル面でも、フォロワー12万人超を持つアナリストCryptoGoos氏が、ETHが週足チャートで長期のレンジを上抜けたと指摘している。パターン分析によれば、次のターゲットは1万ドル（約150万円）とされている。
3. Wall Street Pepe (WEPE) – 個人投資家コミュニティを形成する新たなミームコイン
Wall Street Pepe（WEPE）は、ミームコイン的なユーモアと金融の仕組みを融合させたユニークなプロジェクトだ。
WEPEの保有者は、トレード戦略や分析、売買シグナルを共有する緊密なコミュニティに参加できる。目的は、アルゴリズムや高度なツールを使い市場を左右する大口投資家の影響を相対的に弱めることにある。
プレセールでは7,000万ドル（約1,050億円）以上を調達し、その後の上場初期に900％近くの上昇を記録した。今年6〜7月にかけての動きは、その潜在力を証明したといえる。
直近は下落基調にあるが、主要な三角持ち合いの上限を試しており、ブレイクすれば400％超の上昇余地が見込まれる。加えて、今後予定されているSolanaでの展開は、新規投資家の流入を後押しし、価格上昇をさらに加速させる可能性が高い。
現在1WEPEは0.00006612ドル（約0.0099円）で取引されている。
4. Chainlink (LINK) – ETF期待でブレイクアウト目前のメインストリーム暗号資産
Chainlink（LINK）は分散型オラクルとして広く認知され、分散投資に適したトークンとして評価されてきたが、最近の動きから大規模な上昇局面に入る可能性が指摘されている。
26万人以上のフォロワーを持つアナリストCryptoELITES氏によれば、LINKは下降型三角形のパターンを上抜け間近にある。下値支持線は数か月間にわたり強固に機能しており、テクニカル的に強気の布石が整っている。
もし大陽線とともにブレイクすれば、100ドル（約14,900円）までの上昇も期待される。現在の価格は24.19ドル（約3,600円）であり、達成されれば313％のリターンとなる。
さらに注目すべきは、Bitwise（ビットワイズ）などの大手投資会社がChainlinkの現物ETF申請を行っている点だ。現物ETFが承認されれば、LINKは機関投資家向け資産としての地位を確立し、新たな資金流入と需要拡大が見込まれる。
総括
ChatGPTは2025年に向けた暗号資産ポートフォリオを提案する上で、その分析力を発揮した。
選定されたのは、Ethereum（ETH）やChainlink（LINK）といった機関投資家が注目する大型銘柄に加え、Bitcoin Hyper（HYPER）やWall Street Pepe（WEPE）のような高成長が期待される小型銘柄だ。
ただし、暗号資産投資には常にリスクが伴う。本記事は投資助言ではなく、実際の投資判断にあたっては必ず自身で調査を行う必要がある。