ここ数週間にわたって強気の勢いを見せていたミームコイン市場だが、時価総額は800億ドル(約12兆4,800億円)を下回る水準まで後退し、過去24時間で6.3%の下落を記録した。
DogecoinやPepeといった主要なミームコインが同期間に10%以上の下落を見せたことを受けて、投資家たちはより新しく、将来性のあるミームコインを模索している。
本記事では、現時点ではあまり注目されていないものの、今後の相場の展開によって大きな利益を生む可能性を秘めた3つの過小評価されているミームコインを紹介する。
TOKEN6900(T6900)
現在、最も過小評価されているミームコインのひとつが、TOKEN6900(T6900)だ。プレセール開始から1か月で140万ドル(約2億1,800万円)以上を調達している。
このミームコインは、実用性やファンダメンタルズを一切持たないと公言しており、その自由奔放な姿勢が特徴である。投資で大きな利益を狙う軽やかなコミュニティを形成することが目的だ。
名称の由来は、かつて話題となったSPX6900(SPX)トークンにある。仮にちょうど1年前にSPXを10ドル(約1,560円)分購入していた場合、現在ではその価値は約1,000ドル(約15万6,000円)となっている。SPXの時価総額がすでに20億ドル(約3,120億円)に達しているのに対し、T6900はその初期段階にあり、プレセールを通じて早期参入の機会を提供することで、同様の成長を目指している。
著名な暗号資産アナリストであるJacob Crypto Bury氏は、T6900について「次のSPXやPEPEになり得る」と評価しており、将来的には10倍の上昇も見込めると述べている。
さらに、T6900にはステーキング機能があり、最大年利(APY)は45%。すでに1億枚以上のトークンがステーキングプールに預けられている。低コストかつ高い成長性を兼ね備えたミームコインを探している投資家にとって、TOKEN6900は注目に値する存在だ。
Purr(PURR)
Purr(PURR)はSolana(ソラナ)ブロックチェーンを基盤としたミームコインで、インターネットの猫文化をテーマにしており、「最もかわいい仮想通貨」を目指している。
2024年3月のローンチ以降、徐々に勢いを増し、現在の時価総額は1億1,800万ドル(約184億円)に達している。とはいえ、依然として小規模な「マイクロキャップ(時価総額が小さい)」プロジェクトの範疇にある。
多くのミームコインが下落傾向にあるなか、PURRは過去1週間で8.3%以上上昇した。第2四半期の開始時点では、1トークンあたりの価格が0.0889ドル(約13.9円)だったが、現在では0.198ドル(約31円)まで上昇しており、数か月で122%の成長を遂げている。
この急騰により、投資家の関心も高まっている。X(旧Twitter)のある仮想通貨インフルエンサーは、「週末までにPURRが0.25ドル(約39円)に達する可能性がある」と述べており、現在価格からさらに26%の上昇余地があることを示唆している。
一方で、PURRは依然として過去最高値である0.69ドル(約108円)から71%下回る水準にあり、時価総額もミームコイン業界の大手と比較すれば小規模であることから、2025年に注目すべき過小評価ミームコインといえるだろう。
Snorter(SNORT)
Snorter(SNORT)は、Telegram(テレグラム)上で動作するトレーディングボットの構築を目指す革新的なミームコインである。数か月間のプレセール期間中に250万ドル(約3億9,000万円)以上を調達し、2025年注目の新興ミームコインとして急浮上している。
このボットを利用すれば、Solanaベースのミームコインを非常に低い手数料で取引できる。通常の取引手数料は1.5%だが、SNORTを一定額保有していれば0.85%にまで引き下げられる。この手数料の安さは、Bonk BotやBanana Gunといった競合他社よりも優れており、Solanaのボット市場で最も低コストの選択肢のひとつとなっている。
さらに、自動スナイピング(流動性が追加された瞬間に即時購入できる機能)や、高速かつMEV(最小限抽出可能価値)耐性のあるスワップを可能にするカスタムRPCネットワークも備えている。今後はEthereum(イーサリアム)やBNB Chain(バイナンス・スマートチェーン)への対応も計画されており、多用途での活用が期待されている。
このような革新的機能は、アナリストのClinix Crypto氏の注目を集めており、同氏はSNORTを「新たな注目のアルトコイン」と評したうえで、168%という高利回りのステーキング報酬にも言及している。
高度な取引機能、ステーキング報酬、そして順調なプレセール実績を兼ね備えるSnorterは、2025年における過小評価ミームコインの一角として注目されている。
※本記事は投資助言ではありません。仮想通貨への投資は必ず自身での調査(DYOR)を行った上で判断してください。
