Virtuals Protocolの価格は、2025年5月7日21時40分(米国東部時間)の時点で1.38ドル(約213円)となり、過去24時間で7%下落した。これは、一部の投資家が同銘柄の保有量を減らしたことが背景にある。
ただし、直近1カ月のパフォーマンスを見ると、VIRTUALの価格は183%以上の上昇を記録しており、長期的には強い成長を示している。1年間のチャートを振り返ると、価格は1,120%の大幅な上昇を記録しており、この上昇の背景には、ChatGPTなどの大規模言語モデル(LLM)の登場によるAIエージェント系仮想通貨への注目がある。
Virtuals Protocol、主要サポートラインを割り込み次の節目へ
価格データ提供サービスGeckoTerminalによると、Virtuals Protocolは数日以内に1.5154ドル(約234円)のサポートラインを下回った。現在、次の主要なサポートである1.2547ドル(約194円)に向かっている。
仮にこの水準も下回るような事態となれば、短期的には0.9941ドル(約153円)までの下落リスクが高まる可能性がある。一方で、今後48時間以内に1.5154ドルの水準を回復すれば、弱気トレンドは終了する可能性があり、強気筋の支援を受けて1.8692ドル(約288円)のレジスタンスを目指す展開も考えられる。
テクニカル指標がさらなる下落を示唆
テクニカル分析の観点からは、今後24時間で下落トレンドが続く可能性が高い。日足チャート上で、移動平均収束拡散法(MACD)および相対力指数(RSI)が弱気サインを示している。
過去72時間において、MACDラインはシグナルラインに接近しており、買い勢力の勢いが減退していることを示唆する。現在の動きが続けば、MACDラインがシグナルラインを下回り、短期的な弱気トレンドの入り口であることが確認される可能性がある。
また、RSIも数日前に80を超えていたが、現在は50台後半まで低下している。これは、買い圧力の低下と解釈されやすい。数値自体は依然として強気圏にあるが、下降傾向が続けば、市場における勢力図が弱気側へ傾く可能性がある。
こうしたMACDおよびRSIによる警告がトレーダーの判断に影響を及ぼした場合、価格は1.2547ドルのサポートラインを割り込む恐れもある。
一方で、Virtuals Protocolが下落基調にある中、投資家の間では新たなAIエージェント型仮想通貨「MIND of Pepe(MIND)」への注目が高まっている。仮想通貨系YouTubeチャンネル「99Bitcoins」(登録者数72.5万人)によれば、MINDは上場後に10倍の成長ポテンシャルを秘めているという。
主要ミームコイン由来の初AI派生トークン
MIND of Pepeは、ChatGPTの登場以降注目されているAIエージェント型トークン市場に参入している。成功の可能性を高めるため、PEPEをモチーフにしたミームコイン的な要素も取り入れ、幅広い投資家層にアピールしている。
Three. $MIND pic.twitter.com/frokY5omxf
— MIND of Pepe (@MINDofPepe) May 7, 2025
このプロジェクトの中心には、高度なAIエージェントが搭載されており、インターネット上の情報をリアルタイムで監視し、新たな市場トレンドを特定する。収益性のあるトレンドを特定すると、保有者限定のトークングループを通じてその情報を共有する仕組みとなっている。
さらに、このAIエージェントは、トレンドの形成に関与するWeb3インフルエンサーらとの対話も行い、独自に新しいトークンの発行とプロモーション、取引、利益の再投資までを自律的に実行する。なお、このAIモデルは2025年5月10日にX(旧Twitter)上で稼働開始する予定であると発表された。
残り23日、MINDのプレセールに投資家が殺到
MINDのプレセールは最終段階に入り、投資家の関心が急速に高まっている。これまでに8.8百万ドル(約13億5,000万円)以上の資金を調達しており、将来性への期待がうかがえる。
ローンチまで残り23日となる中で、初期段階で購入して10倍の上昇を狙いたい投資家にとっては、今が最後のチャンスとなる。
購入は、MIND公式サイトに埋め込まれたウィジェットを通じて行うことができ、支払いにはETH、USDT、BNB、USDC、クレジットカードが使用可能。購入後は、257%の年利(APY)を得られるプレセールステーキングプールでの運用も可能だ。
詳細は、MIND of Pepeの公式ウェブサイトで確認できる。