XRPの上場投資信託(ETF)は9日、2025年11月の上場以降の累計資金流入額が12億2000万ドル(約1830億円)に達した。
SoSoValueの最新データによると、XRP ETFは同日も493万ドル(約7億4000万円)の純流入を記録し、運用開始以来、マイナスとなった日は1日のみにとどまっている。
この堅調さは、同期間にビットコイン(BTC)ETFが24億ドル(約3600億円)の資金流出、イーサリアム(ETH)ETFが8億9800万ドル(約1350億円)流出した状況と対照的だ。
XRP ETFの純資産総額は14億7000万ドル(約2200億円)に達し、XRPの時価総額の約1.16%を占めている。運用残高はCanary、Bitwise、フランクリン・テンプルトン、グレースケールが主導している。
機関投資家は、規制順守を重視するリップルの姿勢を評価しているとみられる。特に、XRPを非証券として正式に位置付ける可能性がある「クラリティ法(暗号資産の法的区分を明確化する法案)」を巡る米ワシントンでの議論が注目されている。
ビットコイン・スタンダード・トレジャリーのキャサリン・ダウリング社長は、同法案が成立すれば「最も恩恵を受けるのはXRPだ」と指摘しており、その期待がすでに資金フローに反映されている。
開発者活動への懐疑論強まるも、勢いは維持
一方で、上昇基調の持続性を疑問視する声もある。分散型金融関連企業グライダーの共同創業者ブライアン・フアン氏は、ETFの普及よりも開発者の活動量が重要だと主張する。
同氏は、a16z(アンドリーセン・ホロウィッツ)が算出する「ビルダー・マインドシェア指数(開発者の関心度を測る指標)」において、XRPの存在感が極めて低い点を挙げている。
同氏はDL Newsに対し、「開発者はインフラやアプリを構築し、エコシステムを成長させる存在だ。開発者がいなければ成長は限定的になる」と語った。
ただし、市場の見方は必ずしも一致していない。リップルは、シタデル・セキュリティーズ、パンテラ、フォートレス、ギャラクシー・デジタルが関与した5億ドル(約750億円)の資金調達後、企業評価額が3倍の400億ドル(約6兆円)に拡大した。
さらに、マスターカードやジェミニとの新たな提携も発表され、投資家の関心は依然として高い。長年の個人投資家層である「XRPアーミー」もETF需要を吸収し、相場の方向感を下支えしている。
米国ETF市場で選別進む、既存大手に資金集中
ETF市場では、発行体による選別も進んでいる。ウィズダムツリーは今月、米国でのXRP ETF申請を取り下げた。これは、コインシェアーズがXRP、ソラナ、ライトコイン関連の複数のETF申請から撤退した動きと重なる。
一方で、既存の大手運用会社は拡大路線を維持している。
フランクリン・テンプルトンは1月9日、453万ドル(約6億8000万円)の新規資金流入を記録し、同日としては最大となった。
XRP ETF主要指標(1月9日、SoSoValue)
・1日あたり純流入額:493万ドル
・累計流入額:12億2000万ドル
・純資産総額:14億7000万ドル
・最大単日流入:フランクリン・テンプルトン(453万ドル)
・純資産首位:Canary(3億7500万ドル)
これらの動きは、機関投資家資金が新興商品よりも、実績のあるETFに集約されつつある成熟市場への移行を示唆している。
XRP価格予測:値動きの収束がブレイクアウトを示唆
XRPは現在、2.08ドル(約310円)前後で推移している。2.27ドル付近から急落した後、上ヒゲを伴う形で強い売り圧力が確認された。
その後は、上値抵抗の2.13ドルと下値支持の2.04ドルの間で横ばい推移が続き、大きな変動の前触れとされる価格収束局面を形成している。
今回の調整は、フィボナッチ・リトレースメントの0.382〜0.5ゾーン(上昇トレンド中の押し目水準)まで戻している。価格は200日指数移動平均線(EMA)の直上を維持し、50日EMAは横ばいとなり、スクイーズ形状を示している。
相対力指数(RSI)は41付近で推移しており、市場は冷却しているものの、投げ売りには至っていない。
テクニカル面では、より大きな強気継続パターンの中で、下降ウェッジが形成されつつある。想定シナリオでは、2.04ドルまで一段安となった後、2.18ドルの中間フィボナッチ水準に向けて反転する可能性がある。
2.18ドルを明確に上抜ければ、2.27ドル、さらに2.41ドルまでの上昇余地が開ける。一方、2.04ドルを下回れば、1.96ドルが次の支持水準となるが、現状は分配よりも蓄積局面が優勢とみられる。
XRP/USD取引戦略
2.18ドルを終値ベースで上抜けた場合、2.27ドル、次いで2.41ドルを目標とするロング戦略が有効となる。
ETF資金流入の加速とチャート上の値動き収束が重なっており、強気ブレイクアウトが起これば、大型暗号資産への資金回帰と連動する可能性がある。
Maxi Doge:コミュニティと競争性を軸にしたミームコイン
Maxi Dogeは、今年のミームコイン系プレセールの中でも活発な動きを見せている。強いブランド性とコミュニティ主導の施策を組み合わせ、これまでに443万ドル(約6億6000万円)以上を調達した。
一般的な犬系トークンが話題性に依存するのに対し、Maxi Dogeは参加型要素を重視している。ROI競争、コミュニティチャレンジ、各種イベントを定期的に実施し、プレセール期間中の参加意欲を維持している。
レバレッジを想起させるマスコットやフィットネス調のブランディングも、過密化するミーム市場で差別化要因となっている。
MAXIトークンにはステーキング機能が組み込まれており、保有者はスマートコントラクトによる日次報酬を得られる。ステーカーは限定イベントや提携企画にも参加でき、短期投機ではなく長期的な関与を促す設計となっている。
現在の価格は0.0002775ドル(約0.042円)で、次回の価格引き上げが近づいている。コミュニティの活発さと勢いを背景に、Maxi Dogeは一過性の流行ではなく、継続的な参加を重視するミームコインとして位置付けられている。
