XRPは「ブルフラッグ(強気旗)」パターンを形成しており、価格が82%上昇して6.82ドル(約1,050円)に到達する可能性がある。同時に、新たに上場したProSharesのXRP ETFはすでに取引高600万を突破した。
今週のXRPは注目を集めている。7月26日に3.19ドル(約490円)まで下落し、週初の3.64ドル(約560円)から12%下落したが、この調整はむしろ大きな上昇への布石と見る向きもある。チャート分析では典型的なブルフラッグが形成されており、これが機能すれば82%の上昇で一気に6.82ドルまで到達する可能性がある。
さらに興味深いのはそのタイミングだ。このテクニカルパターンが出現している最中に、新規上場したProSharesのXRP ETFがすでに累計取引高600万を突破した。わずか先週火曜日に開始されたばかりであることを考えると、この数字は注目に値する。加えてCoinGapeの報道によれば、クジラ投資家が1億3,000万XRPを購入したとされ、市場の大口資金が動いていることを示している。
ただし課題もある。XRPは3.66ドル(約560円)のレジスタンスを突破できなければ意味がない。この水準を明確に上抜けることが、次の上昇局面に進むための重要な条件となっている。
XRP(Ripple)のテクニカル分析:堅調な形状
ブルフラッグパターンはテクニカル分析において強気相場を示す典型的なシグナルである。大幅な上昇の後に一時的な調整を挟み、その後再び上昇に転じる場面で出現する。今回の場合、6月27日から3.66ドルまでの上昇幅(約86%)が「旗竿」に相当し、その後のブレイクアウトから同規模の上昇が予測できる。
したがって、XRPが3.66ドルを突破すれば、理論上は6.82ドルに到達する可能性が高い。これは新たな高値を記録する水準であり、市場の注目を再び集める展開になるだろう。
インジケーターもこれを裏付けている。ストキャスティクスRSIは2.59まで低下しており、極端な売られ過ぎ水準にある。こうした局面では買い手が参入する傾向が強く、実際に6月22日にも同様の状況から86%の上昇が始まった。また、XRPは現在ボリンジャーバンドの下限まで下落しており、ここが支持線として機能すれば反発が期待できる。ただし下抜けした場合は急落リスクも残る。
XRP(Ripple)ETFへの関心が示す需要の強さ
ProSharesのXRP ETFが急速に600万の取引高を記録したことは、機関投資家からの強い関心を示している。上場から間もない段階でこの数字に達したことは、市場参加者の需要の大きさを物語る。
ProSharesだけでなく、TeucriumのXXRP ETFもすでに3億8,300万ドル(約590億円)の純資産を抱えている。これは複数のETF提供者が、暗号資産取引所を利用せずにXRPに投資したい層から確かな需要を獲得していることを示している。
さらにクジラの買い増しも重要な要素だ。1億3,000万XRPを積極的に取得する大口投資家は、価格下落を予測しているわけではない。彼らは一般投資家が得られない情報を持つ場合が多いため、その動向は注視に値する。
XRP(Ripple)が6ドル到達に必要な条件
すべては3.66ドルを突破できるかどうかにかかっている。この水準を十分な出来高を伴って上抜ければ、82%の上昇シナリオが現実味を帯びる。テクニカルの勢い、ETF資金流入、クジラの買い集めが組み合わされば、強力な上昇局面が形成される可能性がある。
とはいえ、市場が常に理論通りに動くとは限らない。強気のシグナルが揃っていても、買い圧力が不足すればXRPはレンジ相場に留まる可能性がある。直近の市場は不安定であり、明確な材料が必要となる局面も多い。
それでも現時点でXRPには追い風が多い。ETFの登場で機関投資家の資金が流入し、チャートは堅調で、Ripple社の事業も改善を続けている。買い需要が高まれば、6.82ドル到達は現実的な目標となるだろう。目先は3.66ドル突破が合図となる。
Bitcoin Hyper:XRPの勢いに匹敵する可能性を持つ新レイヤー2
ETF資金流入や強気のチャートで注目を集めるXRPと並行して、存在感を増しているのがBitcoin Hyper(HYPER)である。Bitcoin Hyperはソラナ・バーチャルマシン(SVM)技術とZKロールアップを組み合わせ、さらに信頼性の高いカノニカルブリッジを備えることで、ビットコインを超低手数料で拡張可能にする新しいレイヤー2ソリューションだ。
プレセールではすでに1,100万ドル(約16億7,000万円)以上を調達しており、ステーキング報酬が200%を超える年利(APY)と相まって、投資家の間では最大1,000倍のリターンも期待されている。さらに、CoinsultとSpywolfによるセキュリティ監査を通過しており、クジラの関心も高まりつつある。Bitcoin Hyperは単なるアルトコインではなく、ビットコインDeFiと分散型アプリ(dApps)のためのエコシステムとしての地位を狙っている。
主要銘柄以外の資産に対する機関投資家の需要が拡大する中で、Bitcoin Hyperのようなプロジェクトは今後数か月で大きな注目を集め、XRPと並んで市場のスポットライトを浴びる可能性がある。