XRPは現在3.06ドル(約465円)で取引されており、重要なフィボナッチ水準である2.90ドル(約441円)を上回って推移している。
米証券取引委員会(SEC)との数年にわたる法的争いが、双方の控訴取り下げにより正式に終結したことで、XRPは着実な回復基調にある。リップルの法務ディレクターであるスチュアート・アルデロティ氏は、この訴訟終了について「これで終わり…さあ仕事に戻る」とコメントした。
この法的明確化により、2020年以来XRPに影を落としていた不透明感が解消され、投資家心理は改善。一方で、一部の投資家は現行サイクルでより高いリターンを狙える銘柄としてMaxi Dogeにも注目している。
短期的な価格見通し
現在XRPは2.90〜3.00ドルの買い優勢ゾーンにあり、直近の下値支持線は2.90ドル、その下に2.75ドル(約419円)と2.55ドル(約389円)が控える。上値抵抗は3.35〜3.40ドル(約511〜518円)付近にあり、3.40ドルを明確に突破すれば3.47ドル(約522円)を目指す可能性がある。勢いが続けば、3.80ドル(約572円)や4.30ドル(約647円)も視野に入る。
アナリストによれば、短期的には3.13ドル(約477円)以上、理想的には3.38ドル(約514円)以上を維持することが強気基調を保つ条件だという。
現状の価格帯では買いポジションが優位とされ、ストップロスは2.88ドル(約438円)以下に設定し、短期目標は3.35ドルが推奨されている。週末の値動きでも買い手が主導権を握っており、週足チャートで中期的な弱気シグナルが一部出ている中でも強気姿勢が維持されている。
第3四半期以降のリップル価格予測
複数の予測によると、XRPは第3四半期にかけてやや強気な展開が見込まれる。Investtechの分析では、XRPが下降トレンドの上限を突破しており、下落ペースが鈍化する兆しがあるという。
現状、強い支持線は2.50ドル(約381円)、抵抗線は3.30ドル(約501円)に位置し、これらを明確に抜けるかどうかが四半期後半の方向性を決めるだろう。
また、米上院で可決された「GENIUS ACT」により、規制下のステーブルコイン(価格が安定した暗号資産)に関する法的枠組みが整備されたことも追い風だ。
リップルが発行するステーブルコイン「RLUSD」は、100%準備金、認可発行、監査義務といった要件を満たす設計となっており、リップルのブロックチェーンに完全統合されれば、外国為替スワップや決済インフラ、機関投資家の資金移動などでの利用拡大が見込まれる。これは長期的にXRPの価値を押し上げる可能性がある。
長期的なリップル価格予測
アナリストの予測は、数年以内にXRPが4〜8ドル(約610〜1,220円)のレンジに到達する可能性を示している。強気シナリオでは、投資家心理とファンダメンタルズがかみ合えば10ドル(約1,520円)に挑戦する可能性もある。
法的安定性、ステーブルコイン普及、機関投資家による利用拡大が、この強気見通しを支える要因だ。
しかし、一部の投資家はXRPの堅実な上昇よりも、より高いリターンを狙える小規模で高リスクなミームコインに資金を向けており、その中で注目されているのがMaxi Dogeである。
Maxi Dogeプレセール、ミームコイン市場の勢いを取り込む
リップルが時価総額数十億ドル規模の安定銘柄である一方、Maxi Doge(MAXI)は急成長中のミームコインで、短期的な利益を狙う投機家から注目を集めている。
現在のプレセール価格は0.000251ドル(約0.038円)で、すでに48万8,000ドル(約7,408万円)以上を調達しており、次回の価格引き上げまで残り時間はわずかだ。
Maxi Dogeのトークン配分は成長と認知度向上を重視しており、以下の通りだ。
- マーケティング:40%
- Maxi Fund:25%
- 開発:15%
- 流動性:15%
- ステーキング:5%
ステーキングプールではスマートコントラクトによる日次報酬を提供し、コミュニティ参加を促進するため、コンテストやパートナーイベント、ゲーミフィケーション型トーナメントも計画している。
トレーダーがMaxi Dogeを話題にする理由
Maxi Dogeは、ミームコイン文化を全面的に取り入れた高エネルギーなブランド戦略と積極的な市場展開が特徴だ。マーケティングはバイラル拡散を狙って設計され、過去のミームコイン相場で億単位の利益を逃した投資家心理を刺激するストーリーを活用している。
開発チームは、初期のDogecoinやShiba Inuの急成長を再現しつつ、流動性確保と保有インセンティブを維持するための構造的なトークノミクスを採用している。