XRPの価格予測が再び注目されている。複数の分析では、XRPスポットETF(上場投資信託)が近日中に承認される可能性が高いとされている。
Coinbase(コインベース)の最新機関向けレポートによれば、次に承認されるETFには複数のXRPスポット商品が含まれるとの見方が示されている。すでに90件以上のETF申請が米証券取引委員会(SEC)に提出されており、デジタル資産市場への機関投資家の大規模なシフトを示すものだ。
さらに、分散型予測市場PolymarketではXRP ETF承認の確率が97%まで上昇している。Bitwise(ビットワイズ)、Grayscale(グレースケール)、Franklin Templeton(フランクリン・テンプルトン)、VanEck(ヴァンエック)など大手資産運用会社は申請書類を改善し続けており、承認への期待感を高めている。
SECとRipple(リップル)裁判からETF承認期待まで、投資家はXRPが過去の高値を取り戻せるかに注目している。その一方で、一部の投資家は2025年に大きな成長余地を持つとされるBitcoin Hyper(ビットコイン・ハイパー)に目を向けている。
Bitcoin初のレイヤー2プロジェクトであり、700億ドル(約10兆4,000億円)を超える潜在市場を持つHYPERは、暗号資産市場で次の成長物語となる可能性がある。
XRP ETF承認で50億ドルの資金流入も
アナリストによると、スポットXRP ETFが承認されれば、最大で50億ドル(約7,400億円)以上の資金流入が期待できるという。ETF Institute(ETFインスティテュート)の共同創設者でETF Storeのネイト・ジェラシ代表は、XRPやSOLのETF需要を市場は過小評価していると指摘した。
具体的な数字には触れなかったが、同氏はビットコインやイーサリアムETFにおける過小評価と同じ現象が起きていると強調した。
You heard it here first…
People are severely underestimating investor demand for spot xrp & sol ETFs.
Just like they did w/ spot btc & eth ETFs.
— Nate Geraci (@NateGeraci) September 1, 2025
8月末までに、XRP ETF申請者の約半数が書類を更新しており、複数のアナリストはこれを「好材料」と評価した。Bloomberg(ブルームバーグ)のETFアナリストであるジェームス・セイファート氏とエリック・バルチュナス氏は、XRPスポットETFの承認確率を95%とし、規制当局が柔軟な姿勢を見せ始めているとの見解を示している。
Ripple(XRP)、ETF需要で3ドル突破
ビットコインが113,000ドル(約1,670万円)を上回り安定する中、市場は力強い反発を見せている。記事執筆時点でXRPは3ドル(約440円)を超えて取引され、過去24時間で4.8%上昇した。直近3セッションで7.3%上昇しており、市場の信頼感が強まっている。
XRPは約2か月間調整局面にあったが、現在は下降ウェッジパターンを上抜けしており、上昇トレンド再開の強気サインとされる。今後は3.20ドル(約470円)と3.40ドル(約500円)に大きな抵抗線がある。これを突破すれば、新たな最高値への道が開ける可能性がある。
9月のXRP価格予測
今回のブレイクアウトにより、XRPは強い勢いを取り戻している。現在の時価総額は1,798億ドル(約26兆4,000億円)に達しており、9月の予測は以下のとおりだ。
日付 | 強気予測 | 弱気予測 |
9月15日 | 3.2ドル(約470円) | 3ドル(約440円) |
9月25日 | 3.4ドル(約500円) | 2.8ドル(約410円) |
9月30日 | 3.6ドル超(約530円) | 2.6ドル(約380円) |
例年9月は静かな相場となることが多いが、第4四半期の強気サイクルに向けたエントリーポイントとなる可能性がある。
Bitcoin Hyper、1,500万ドル目前で注目集める
XRP ETFへの期待が高まる中、Bitcoin Hyperが2025年に注目の小型アルトコインとして台頭している。現在までに1,465万ドル(約215億円)を調達しており、数日以内に1,500万ドル突破を目指している。
ビットコインは分散型取引を目的として設計され、セキュリティを重視してきたが、スマートコントラクトや分散型アプリ(dApps)、DeFi(分散型金融)エコシステムを支える機能を欠いていた。市場の進化とともに、機関投資家の資金流入にはこうした機能が不可欠となっている。
Bitcoin Hyperは、この課題を解決するため、ビットコイン上に直接構築された初のレイヤー2プロトコルを導入している。これにより、ソラナに匹敵するスピードとスケーラビリティを、2兆ドル(約294兆円)のビットコイン流動性に持ち込む。
革新的な「カノニカルブリッジ」により、L2はビットコインの基盤を最大限に活用できる。L1にBTCを預け入れると、1:1で裏付けされたラップドBTCを受け取れる仕組みだ。トランザクションはオフチェーンで処理され、L1で確定するため、送金の高速化とコスト削減を実現しつつ、メインネットの混雑を避けられる。
この革新性は投資家の注目を集めており、進行中のプレセールでは以下の実績がある。
- 調達額は1,460万ドル超(約214億円)
- ステーキング報酬76%
- 上場後の高騰を予測するアナリスト多数
- トークン販売価格は0.012885ドル(約1.9円)
プレセールは重要な節目を迎えており、機関投資家の参加も相次いでいる。Bitcoin Hyperは単なるプレセール案件にとどまらず、次の成功事例として期待されている。