2025年7月第2週、仮想通貨クジラが購入したアルトコイン

2025年7月第2週、仮想通貨クジラが購入したアルトコイン

今週、仮想通貨市場は力強い反発を見せている。強気の勢いが高まり、ビットコインが前日には過去最高値を更新し、市場全体に楽観的なムードが広がった。ビットコインの上昇に連動する形で他の資産も値を上げ、大口投資家(いわゆる「クジラ」)は特定のアルトコインに戦略的な動きを見せている。

Bitcoin Hyper

Bitcoin Hyper(HYPER)は、ビットコイン保有者がネットワーク外に資産を移動することなく、ステーキング(預け入れによる報酬獲得)、貸付、利回り獲得ができるサイドチェーンである。

ユーザーは、自身のBTCをBitcoinネットワーク内の指定ウォレットアドレスに送信するだけで、Solana(ソラナ)ベースのレイヤー2(L2)上に同等のHYPERトークンが自動で発行され、DeFi(分散型金融)エコシステムへのアクセスが可能になる。

Hyperのエコシステムは、ウォレット、分散型取引所(DEX)、流動性ステーキングプロトコル、ミームコインなど、多岐にわたる機能を提供する予定だ。

この仕組みがビットコインコミュニティに広く受け入れられれば、HYPERの需要は急増すると見られている。割引価格でのプレセール中に購入することで、高いリターンが期待できる。購入を希望する場合は、Bitcoin Hyperの公式サイトにアクセスし、Best Walletなどのウォレットを接続すれば、USDT、ETH、あるいはクレジットカードでの投資が可能だ。

Shiba Inu(SHIB)

仮想通貨市場全体の回復は、ミームコイン市場にも波及しており、過去1週間でセクター全体の時価総額は25%上昇した。

この上昇を受け、大口投資家の関心も再び高まり、主要ミームコインであるShiba Inu(SHIB)への投資が増加している。

オンチェーンデータによると、10,000~100万トークンを保有するウォレットが、過去1週間で合計3億4,000万SHIBを買い増している。これらのウォレットのSHIB保有残高は1450億6,000万SHIBに達し、過去最高水準となった。これは、大口投資家の信頼が強まっている証拠といえる。

SHIBの価格は同期間で15%上昇し、現在は0.0000132ドル(約0.0019円)で取引されている。強気の勢いが続けば、短期的には0.0000146ドル(約0.0021円)まで上昇する可能性もある。

一方で、売り圧力が再燃した場合は、価格が0.0000137ドル(約0.0020円)まで下落する可能性もある。

Optimism(OP)

レイヤー2(L2)プロジェクトのトークンであるOptimism(OP)も、今週クジラが買い増した銘柄の一つだ。ブロックチェーン分析企業IntoTheBlockによると、OPのクジラによる保有比率は過去1週間で1%増加している。

記事執筆時点で、これらの大口ウォレットは合計で26億1,000万OPを保有しており、これはOPの流通供給量の61%に相当する。保有割合の増加は、長期的な価値に対する投資家の期待感が高まっていることを示している。特に、ETH(イーサリアム)への機関投資家の需要が高まる中で、その傾向が強まっている。

OPの価格は過去1週間で23%上昇し、現在は0.67ドル(約96円)で取引されている。買い増しが続けば、価格は0.69ドル(約99円)を超える可能性もある。

ただし、市場が再び弱気に転じた場合は、0.54ドル(約77円)まで下落するリスクもある。

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