過去7日間でXRPは23.6%の上昇を記録し、昨日には一時3.65ドル(約57,600円)の高値を付けた。
XRP支持派の弁護士ジョン・ディートン氏や、仮想通貨のベテランであるマイケル・アリントン氏などは、米証券取引委員会(SEC)の圧力の低下と採用拡大を要因に、この強気相場を評価している。
以下に詳しく解説する。
XRPの大規模な上昇相場
今月初め、XRPは2.17ドル(約34,200円)で取引を開始した。月初8日間は主に2.14~2.35ドルの間で推移していたが、7月9日に3.94%の単日上昇を記録し、このレンジを上抜けた。
その後、XRPは48.54%上昇し、3.43ドル(約54,100円)まで値を伸ばしている。さらに、昨日の一時的な高値では3.65ドルに到達した。
直近3カ月での上昇率は64.8%、過去1カ月では59.1%と、強い上昇トレンドが確認できる。

XRP時代の幕開け
ジョン・ディートン弁護士は、この上昇が「本来あるべきタイミングだった」と述べ、過去4年間にわたってXRPがSECによる提訴の影響で抑圧されていたことを指摘した。
SECは2020年12月、XRPが未登録の証券にあたるとしてRipple(リップル)社を提訴。2023年7月には、一部のXRP販売(プログラム販売)については証券に該当しないとの判決が下されたが、機関向け販売は証券と認定された。
その後2025年3月、Rippleは5,000万ドル(約78億円)の罰金支払いで和解し、両者は控訴を取り下げた。2025年7月現在、最終的な手続き承認を残すのみで、訴訟は事実上収束している。
この和解の背景には、米国の政権交代があった。2024年の大統領選でドナルド・トランプ氏がカマラ・ハリス氏を破った後、SECのゲーリー・ゲンスラー委員長(Rippleに厳しい姿勢で知られた)が辞任。その後任には、仮想通貨に理解のあるポール・S・アトキンス氏が任命された。
トランプ政権下では仮想通貨を支援する政策が進められており、大統領選が行われた2024年11月の1カ月間で、XRPは281.7%の上昇を記録した。
法的明確化でXRPが勢いを増す
和解に至るまで、RippleがどのようにSECと決着するか不透明な時期が続いた。
当初、SECはRippleに対して1億2,500万ドル(約195億円)の罰金と恒久的差し止め命令を求めていたが、両者は5,000万ドルへの減額と差し止め解除を共同で申し立てたものの、裁判所はこれを却下していた。
しかし、2025年3月にRippleは正式に5,000万ドルの支払いに同意し、両者とも控訴を取り下げたことで、長引いた訴訟は2025年7月に終結した。
2025年第1四半期、XRPは+0.45%の四半期リターンを記録し、第2四半期には7.12%に上昇。今四半期はすでに54.6%の上昇を示している。
投資家の反応
ジョン・ディートン氏は、今回の上昇は長期保有者にとって「救い」であると述べた。
仮想通貨アナリストのCrediBULL氏によれば、2019年にXRPへ1万ドル(約157万円)を投資していたところ、今回の上昇でその価値は19万6,000ドル(約3,080万円)に達したという。
一方で、Barstool Sports創業者のデイブ・ポートノイ氏をはじめ、多くの投資家がXRPを早く売却してしまったことを悔やむ声も上がっている。
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