
SuperVerse(SUPER)とGrass(GRASS)は週明けの取引で急騰し、資金がWeb3ゲームやAI関連インフラ銘柄へと流れ込んでいる。流動性がSUPERとGRASSに集まる中、投機家の間では「次に買うべき新しい仮想通貨はどちらか」という関心が高まっている。
火曜日の取引では、SUPERが最大+35%上昇し、GRASSも日中で約+20%の値動きを記録した。
特に活発な取引は大手中央集権型取引所で見られ、新規上場やレバレッジ取引の提供が流入を後押しした。
記事執筆時点で、SUPERは0.60ドル後半から0.70ドル前半(約91円〜106円)で推移している。
過去24時間の取引高は約3億5,000万ドル(約530億円)に拡大し、価格は0.514ドル〜0.932ドル(約78円〜141円)の範囲で変動した。時価総額は4億ドル(約606億円)を超えている。

一方、GRASSは0.89ドル〜0.90ドル(約135円〜137円)付近で推移。数値上の変動は限定的だが、一時0.864ドル(約131円)から1.04ドル(約157円)まで急騰後に反落した。取引高は前日比+190%増の約8,300万ドル(約126億円)に達した。
SUPERの急騰要因の一部には、CoinMarketCapがOrangeXでの新規サポートを発表したことがある。現物取引および最大75倍のレバレッジを伴う永久契約が追加されたことが、勢いあるトレーダーを呼び込み、日中のボラティリティを高めた。
一方、GRASSは2025年に注目されているDePIN(分散型物理インフラネットワーク)やAI関連トレンドの一部として投資家の関心を集めている。プロジェクトは帯域幅共有型ネットワークを運営し、利用されないインターネット容量を報酬と引き換えに提供できる仕組みを構築している。AIデータ層としての活用も想定され、投機的な関心を呼んでいる。

ただし、広い取引レンジは警戒を促す指標でもある。SUPERはデリバティブ市場の開始後、0.60ドル台半ばを維持することが強さを示す条件となる。一方、GRASSは10月にトークンのアンロックを控えており、需要が試される局面を迎える。
SUPER価格予測:SUPERの急騰は「次に買うべき新しい暗号資産」となり得るか?
SuperVerseのチャートは、数週間にわたる横ばいから下落気味の動きを経て大きなブレイクアウトを示した。
9月の大半では、価格は50期間および100期間の指数平滑移動平均線(EMA)を下回り、安値更新が続く下降トレンドにあった。取引高も低迷し、価格は0.45ドル〜0.55ドル(約68円〜83円)で推移していた。
しかし9月29日、急騰が発生し、数時間で0.95ドル(約144円)まで上昇。ここ数か月で最も大きな日中上昇を記録した。取引高は286万件に急増し、強い参加者の存在を確認させる展開となった。価格はEMAを大きく上抜け、現在両EMAは0.56ドル(約85円)付近に位置し、市場価格との差は広がっている。
ただし、0.95ドル付近で強い抵抗に直面し、その後0.68ドル(約103円)前後で安定している。
買い圧力が持続すれば、0.65〜0.70ドル(約99〜106円)が支持帯として機能し、0.80ドル(約121円)および0.95ドルが抵抗帯となる。一方、これらを維持できなければ再び0.50ドル台半ば(約83円前後)に戻る可能性がある。
GRASS価格予測:GRASSは「次に買うべき新しい暗号資産」の兆候を示しているか?
Grass(GRASS/USDT、4時間足・Bybit)は激しい値動きを伴う上昇トレンドを形成している。
9月前半に0.80ドル(約121円)を下回る水準で推移した後、0.95ドルを突破し、一時1.05ドル(約159円)まで上昇した。その後は反落し、現在は0.89ドル付近に位置している。50EMAは0.86ドル(約130円)、100EMAは0.84ドル(約127円)で、出来高増加が投機的関心を裏付けている。
ただし、長いヒゲを伴うローソク足が頻発しており、強気派が高値を維持できないことを示している。0.85ドル(約128円)を支持線とする限り上昇基調は継続するが、0.95〜1.00ドル(約144〜152円)の抵抗帯は複雑化している。
1.00ドルを安定的に突破すれば上昇継続が期待される一方、失敗すれば0.80ドル付近までの下落も考えられる。
次に買うべき新しい暗号資産?注目はSNORT
ソラナ基盤のTelegramトレーディングボットとして注目されるSnorter Bot Token(SNORT)は、販売終了まで残り3週間となった。すでに4.15百万ドル(約6億2,800万円)を調達しており、新規投資家の参加で勢いを増している。
しかし、プレセール価格0.1063ドル(約16円)で購入できる期間は残りわずかだ。その後は取引所での売買となり、同水準の価格で入手できる保証はない。
SNORTは、ユーティリティ、ガバナンス、ステーキングを兼ね備えた初のソラナ基盤トレーディングボット専用トークンであり、重要な節目を迎えている。保有者はSnorterの早期検知技術を利用できるほか、業界最低水準の手数料0.85%を享受できる。
さらに購入直後からプロトコルを通じてステーキングが可能で、最大114%の年利(APY)を獲得できる仕組みとなっている。
「Best Wallet」アプリはGoogle PlayおよびApple App Storeで利用可能だ。投資家はXやInstagramを通じてSnorterコミュニティともつながることができる。
