
ドージコイン 今後は再び熱を帯びている。DOGEは0.19ドル(約290円)を回復し、3月以来維持してきた重要なレンジを取り戻した。
先週、一時0.14ドル(約210円)を割り込んだが、CoinGlassのデータによると約4200万ドル(約65億円)規模の鯨による買い集めに支えられ、急速に反発した。
市場全体の回復とETF承認を前に、ドージコインは再び強さを示しているが、トレーダーの注目は必ずしもDOGEだけではない。新興プロジェクト「Maxi Doge」が早くも勢いを増している。
ドージコインはサポートを回復
DOGEは0.14ドルを下回った直後に急反発し、長期的に続く0.14〜0.29ドルのレンジへと戻った。
買い手が積極的に参入し、価格は20日移動平均線(EMA)付近の0.23ドルへ接近している。強気筋がこの水準を維持すれば、短期的に0.25ドル付近を再テストする可能性がある。
週足チャートでは、大型の上昇三角形が形成されつつあり、2020年のパラボリック上昇前のパターンを彷彿とさせる。
ドージコイン 今後の価格予測
RSIは40付近にあり、MACDもシグナルラインを上抜け拡大している。これらの水準が維持されれば、さらなる上昇の舞台が整いつつある。
ETF関連の材料も追い風だ。21SharesのDOGE ETFが米国預託信託決済機関(DTCC)のリストに追加され、ライトコイン(LTC)、ソラナ(SOL)、リップル(XRP)などと並んだ。
流出した期限チャートによれば、SECによる最終判断は10月17日に予定され、承認確率は95%とされている。
同時に、テスラは依然としてDOGEによる決済を受け入れ、PayPalやRevolutなど大手サービスもDOGE取引を統合している。年内の利下げ観測も相まって、ミームコインは資金流入の恩恵を受けやすい状況だ。
注目すべき水準
トレーダーが注視する重要な価格帯は以下の通り。
- サポート:0.18ドル、割れれば0.16ドル
- 近接レジスタンス:0.23〜0.25ドル
- ブレイク確認:0.29ドル突破
- ストレッチ目標:0.49ドル、そして心理的節目の1ドル
特に0.29ドルを終値で上抜ければ、カップ・アンド・ハンドル型のブレイクアウトとなり、過去高値を狙う展開も見込める。逆に0.18ドルを下抜ければ強気構造は無効化される可能性がある。
ドージコインとMaxi Dogeの比較
ETFや上場によるブランド力を持つDOGEに対し、Maxi Dogeは勢いで先行している。ミームコインは本質的価値よりも「その瞬間の熱狂」で動く傾向が強く、現在はMaxi Dogeがその中心にある。
ドージコインは鯨の買いとチャート形状で注目を維持しているが、次の大相場を主導するのはMaxi Dogeかもしれない。
Maxi Dogeの台頭
イーサリアム基盤のMaxi Dogeは、筋トレキャラをモチーフとしたユニークなデザインと高利回りステーキングで話題を集めている。プレセールでは数日で360万ドル(約56億円)以上を調達し、価格は0.000263ドルで設定された。
最大119%の年利(APY)を提供し、40%の供給量が一般公開に回された点も評価されている。
数字だけでなく文化的側面も魅力だ。筋肉ムキムキのパロディキャラを前面に出し、ミーム性と投資性を融合させ、Z世代のトレーダーを強く引き付けている。
ドージコイン 今後は依然として強気シナリオを描いているが、新たな世代のミームコインが舞台の主役を奪いつつある。
