暗号資産市場全体の時価総額は年末時点で約三兆ドル(約450兆円)規模に達し、指標によっては2兆9500億〜3兆0500億ドルの範囲で推移している。一方、恐怖と欲望指数が慎重姿勢を示す中、この規模の大きさは見過ごされがちだ。
こうした状況でも、ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)は直近30日でそれぞれ2.4%、3.3%の下落にとどまり、比較的安定した値動きを維持している。このような保ち合い局面は、数か月後に前向きな価格推移へつながるケースが多い。
市場が停滞すると、投資家の関心はミームコインや実用性を備えたアルトコインへ向かいやすい。ただし、DOGEやSHIBが高値を更新した当時と比べ、市場環境は変化しており、物語性だけでは競争の激しい現在の市場で優位に立つことは難しい。
そのため、上場前のプレセール段階にある初期プロジェクトの中身や事業領域を分析する意義が高まっている。中でも、PEPENODE(PEPENODE)のプレセールは、暗号資産マイニングとゲーム要素を融合させ、ステーキングやミーム文化を組み合わせた点が評価され、SNSやアナリストの間で話題となっている。
プレセール終了まで残り18日となる中、これまでに約230万ドル(約3億4500万円)を調達しており、マイニング×ゲームという構想に対する投資家の期待がうかがえる。時価総額が比較的小さい点も、数十億ドル規模の二つの市場で成長余地が大きい理由とされる。
PEPENODE、誰でも始められる「マイニング」をゲーム化
PEPENODEは、自らを世界初の「マイン・トゥ・アーン」型ミームコインと位置付けている。高価な機材や電力コスト、複雑な技術知識を不要とし、報酬を得る楽しさだけを抽出する設計が特徴だ。
利用者は仮想マイニングシステムとゲーム化されたダッシュボードを通じ、ノードを育成しながらリターンを高めていく。初期の熱狂が落ち着いた後も継続的に利用される仕組みを重視している点が、この構造の狙いといえる。
こうした設計は暗号資産アナリストからも評価され、YouTuberのナッツァ・クリプトは、変動の大きい第4四半期市場においてもプレセールが好調である点を指摘している。
従来のマイニングは、高性能な設備や安価な電力を確保できる一部の参加者が有利だった。PEPENODEはその構図を転換し、ノードを購入し施設を強化することで、PEPEやFartcoinといったミームコイン報酬を得る、消費者向けアプリに近い体験を提供する。
インフラを必要としないマイニングという新たな仕組みは、暗号資産分野では珍しい。その新規性から注目を集め、調達額は約237万ドル(約3億5600万円)に達し、トークン価格は1枚0.0012016ドルで推移している。
2026年を見据えた成長シナリオと需給構造
マイニングは暗号資産の中でも十分に開拓されていない分野とされ、主にビットコインなど限られた銘柄に集中してきた。追加の機材を必要としない「ゲーム化されたマイニング」は、新たな領域といえる。
現在、GameFi(ゲームファイ:ブロックチェーンゲーム分野)の市場規模は約61億ドル(約9150億円)とされ、2025年時点では控えめだが、次の強気相場で拡大が見込まれている。PEPENODEは、ゲームとマイニングという二大テーマを融合させ、大きなリターンを狙える構造を持つ。
Everyone wants a piece of PEPENODE…
And I mean EVERYONE. 😉🔥https://t.co/FaKIaBoHfa pic.twitter.com/qzvEkneE7d
— PEPENODE (@pepenode_io) December 17, 2025
正式ローンチ後は、ランキング機能やゲームプレイ、報酬設計によって継続的な利用が促される見通しだ。ノード強化や取引に使用されたPEPENODEの70%がバーン(焼却)される仕組みとなっており、供給量が減少することで、1トークン当たりの希少性が高まる設計となっている。
2026年のポートフォリオにPEPENODEは入るのか
PEPENODEのプレセール終了まで残り18日となり、2026年に向けた展開に期待が集まっている。プレセール完了後の取引所上場、ゲーム機能の本格稼働、そしてミームコイン、GameFi、マイニングという三分野にまたがる物語性が強みとなる。

現時点では注目度が高すぎない点も特徴で、PEPENODEがエコシステムの中核として使われ、使用時にバーンされる仕組みを考慮すると、2025年末はノードの準備を進め、年率540%超のAPYでステーキングしながら成長を待つ好機といえる。






