暗号資産市場は足元で方向感を欠く展開が続いており、投資家は話題性よりも参入タイミングや構造、非対称的な上昇余地を重視している。こうした局面は、流動性が本格的に回復し、再び物語性が強まる前の好機となる場合が多い。
現在進行中の複数のプレセールでは、市場の熱狂が乏しい一方で、明確なトレンドに沿ったプロダクト構築が静かに進んでいる。期待値が抑えられた環境で基礎が形成されつつある点が評価され、次の拡張局面を見据えた先行投資の対象として注目が集まっている。
暗号資産アナリストが選ぶ注目プレセール
暗号資産アナリストのBorch Cryptoは、現在進行中のプレセールの中から、将来性が高いとみられる五つの新規プロジェクトを挙げている。
HyperSui(HYPESUI)
HyperSuiは、2026年まで拡大が見込まれるパーペチュアルDEX(無期限先物分散型取引所)の潮流に沿った初期段階の暗号資産プレセールとして位置付けられている。流動性の流れを捉える設計となっており、トークン生成イベント後の成長を狙う構想だ。
現時点ではポイント制度やエアドロップの発表がなく、極めて初期段階にある点が特徴で、プレセール価格は想定上場価格を大きく下回り、上場時に約8倍の上昇余地が示唆されている。
また、大口参加者向けには追加トークンを付与するボーナスが用意され、監査済みの収益重視型DEXモデルを採用することで、短期的な話題性より持続性を重視している。
Bitcoin Hyper(HYPER)
Bitcoin Hyperは、ビットコイン(BTC)の基本理念を損なうことなく機能拡張を図る、ビットコイン特化型レイヤー2(L2:基盤ブロックチェーンの処理能力を補完する仕組み)として開発が進められている。BTCを指定アドレスに送付すると、同量がL2上で発行され、高速かつ低コストの利用が可能となる。
この仕組みにより、決済、ミームコイン、分散型アプリ、ステーキング、分散型金融(DeFi)といった高度な機能を、ビットコインと密接に連動させた形で提供する。処理基盤にはソラナの仮想マシンを活用し、高いスループットを確保している。
To make the strongest L2 💪
You need to master the details people overlook. 🔥⚡️https://t.co/VNG0P4GuDo pic.twitter.com/LQwmZYl7Ae
— Bitcoin Hyper (@BTC_Hyper2) December 31, 2025
取引のバッチ圧縮やゼロ知識証明、定期的な状態記録のメインチェーンへの反映などにより安全性も強化され、すでに約3000万ドル(約45億円)近い資金を調達している。ビットコイン基盤の活用範囲を広げる点で、プレセール銘柄の中でも存在感を示している。
BasePerp(BPERP)
BasePerpは、Baseチェーン上で展開される初期段階のパーペチュアルDEXで、将来的にDeFiの総合アプリ化を目指している。自己管理型資産運用、完全な透明性、即時決済、低遅延の取引環境を重視する設計だ。
特徴的なのは、利益が出た取引にのみ手数料を課す成果連動型モデルで、動的な流動性提供者(LP)階層により、リスクと報酬の調整が可能となっている。
最大100倍のレバレッジに対応し、効率的な資本運用を求めるアクティブトレーダーを想定する。
これまでの調達額は約100万ドル(約1億5000万円)にとどまり、採用が進めば大きな上昇余地を残す初期フェーズにある。
Maxi Doge(MAXI)
Maxi Dogeは、大きな値幅を狙うトレーダー向けに設計された高揚感の強いミームコインだ。コミュニティ主導の盛り上がりを軸に拡散が進み、参加者が積極的に認知度向上を図っている。
複雑なプロトコルや実用的機能は持たないものの、これまでに約430万ドル(約6億5000万円)を調達しており、DogecoinやPepeといった既存ミーム銘柄に近い急騰期待が支持を集めている。

現在もプレセール段階にあり、勢いと一体感を重視する投資家にとって、ソーシャル性の高い選択肢となっている。
Pepenode(PEPENODE)
Pepenodeは、仮想的なマイニングとゲーム要素を組み合わせた「マイン・トゥ・アーン」型のミームコインモデルを導入している。参加者はプレセールで取得したトークンを使い、マイニングノードを配置したデジタルサーバールームを構築する。

ノードは継続的な収益を生み、強化や統合、売却によって戦略的な最適化が可能となる。さらにランキング機能を通じ、上位参加者にはPepeやFartcoinといった著名ミームコインでの報酬も用意されている。
これまでに約240万ドル(約3億6000万円)を調達し、固定価格のプレセールを採用する同プロジェクトは、単なる保有型投資ではなく、能動的な参加体験を重視する点で差別化を図っている。






