暗号資産市場で注目されるICO 仮想通貨、1ドル未満の銘柄が次の100倍候補として浮上している
暗号資産市場は二〇二五年末にかけて不安定な値動きを見せているが、強気派が前向きでいられる材料も残っている。 暗号資産全体の時価総額は約三兆ドル（約四百六十兆円）規模を維持し、十二月二十日以降はおおむね横ばいで推移している。 ビットコイン（BTC）は九万ドル（約一千三百五十万円）突破を再び試しており、イーサリアム（ETH）も三千ドル（約四十五万円）という心理的節目に挑んでいる。 長期保有者の動きにも変化が見られ、直近三十日間で約三万三千BTCが買い集められた。これにより売り圧力の緩和が期待される一方、市場心理の回復を示す兆しとも受け止められている。 ブロックチェーンの処理能力拡張を担うレイヤー2分野も堅調で、アービトラムのARBは直近一週間で約六％上昇した。 さらに、価格が事前に定められている暗号資産プレセールは、相場変動の激しい局面でも一定の安心感を与える存在として注目を集めている。こうした環境を背景に、Bitcoin Hyper（HYPER）のプレセールは調達額三千万ドル（約四十五億円）到達目前まで迫っている。 同プロジェクトは、ソラナ・バーチャル・マシン（SVM：高速処理を可能にする実行環境）を活用したビットコイン向けレイヤー2を構築している。ビットコインの高い安全性を維持しつつ、処理速度を大幅に向上させる点が評価され、一部アナリストは最大百倍規模の成長余地を指摘する。 価格変動の激しい二〇二五年、市場参加者が振り返る現状 暗号資産市場は今年も大きく揺れ動き、価格予測の難しさを改めて浮き彫りにした。ビットコインはヴァンエックが示した十八万ドル予測には届かず、十月六日に十二万六千百九十八ドルで最高値を記録した後、大幅に調整した。 十二月には中期的な調整局面が訪れ、ビットコイン価格は約三一％下落し、八万七千ドル前後まで値を下げた。 短期トレーダーにとっては厳しい展開となったが、強気派の間では典型的な強気相場の「ふるい落とし」との見方も根強い。 イーサリアムも過去最高値から約三七％下落しており、市場全体ではリスク回避姿勢が強まっている。それでもアナリストの多くは二〇二六年を見据え、ビットコインが八万七千ドル近辺で推移している状況を次の上昇への準備段階と捉えている。 https://twitter.com/TedPillows/status/2005681651247161820 トレーダーのテッド・ピローズはXへの投稿で、ビットコインが二〇一八年以降の金価格と類似した値動きを示す可能性を指摘した。同氏は、九万ドルを明確に上抜ければ、十万ドル超えへの加速も視野に入ると分析している。 こうした見方が広がる中、取引速度や手数料の改善を目指すBitcoin Hyper（HYPER）のような拡張型ソリューションへの関心も高まりつつある。 Bitcoin Hyper、ビットコイン基盤で初の本格レイヤー2構築へ Bitcoin ...
