
ミームコイン市場はここ最近厳しい状況にある。直近のフラッシュクラッシュで暗号資産の時価総額から数千億ドルが吹き飛び、DOGEやSHIBといった主要銘柄も足踏み状態となっている。特に小規模なミームコインは流動性が急速に失われ、大きな打撃を受けた。
それでも、ミームコインの革新性は消えていない。開発者たちは単なるジョークにとどまらず、AIを活用した予測市場、仮想マイニングリグ、ステーキングプログラムなど実用性を組み込む動きを強めている。ジョークの側面は残りつつも、裏付けとなる仕組みが加わりつつある。
さらに、市場全体が停滞しているにもかかわらず反発の兆しも見える。過去24時間でミームコインの取引量は67%増加し、X(旧Twitter)上の投資家の言動も予想以上に強気だ。
そこでChatGPTに見解を求めたところ、同AIモデルは「次に1000倍を狙える可能性がある」とする3つのプロジェクトを挙げた。以下がその内容である。
ChatGPTが2025年の次なる1000倍ミームコインと見るPEPENODE
ChatGPTはPEPENODE(PEPENODE)に極めて強気な評価を示した。このプロジェクトはミーム文化と暗号資産マイニングを組み合わせた「Mine-to-Earn(稼ぐための採掘)」システムを掲げ、トークン保有をより能動的な活動に変える仕組みを特徴としている。
単に価格の上昇を待つのではなく、PEPENODE保有者はリグを構築し、ノードを積み重ね、仮想サーバーをアップグレードすることで暗号資産収益を得られる。この収益は追加のPEPENODEトークンや、FARTCOINなど他のミームコインとして支払われる。
さらに注目されるのは、ゲーム内でのノードアップグレードに使用されたPEPENODEトークンの70%がバーン(焼却)される点だ。利用者が増えるほど供給は減少し、希少性と価値が高まるという循環が生まれる。
これまでに180万ドル(約2億7,000万円)を調達し、プレセール価格は0.0011094ドル(約0.17円)とマイクロキャップ帯に位置する。ChatGPTは、もし時価総額が10億ドル(約1,510億円)に達すれば──過去に複数のミームコインが到達した水準──バーン効果も加味して1000倍の上昇も現実的だとしている。
ChatGPTが「Degen時代のDogecoin」と呼ぶMaxi Doge
Maxi Doge(MAXI)に対してもChatGPTは高い評価を与え、「プレワークアウトをしたDogecoin」と形容した。これは暗号資産市場で極端なリスクを好む投資家向けのミームコインであり、1000倍レバレッジを楽しむトレーダーを意識している。

タイミングも重要だが、ChatGPTはMaxi Dogeのチームが適切な時期に参入したと分析する。ミームコイン熱が徐々に戻る中、MAXIは82%の年利が得られるステーキング、暗号資産を賞品とした週次トレード大会、さらに先物取引との連携といった要素を提供する。ただ保有するだけでなく、競い合いながら収益を得られる点が特徴だ。
プレセール価格は0.000264ドル(約0.04円)で、既に360万ドル(約5億4,000万円)以上を調達している。ChatGPTによれば、価格が0.264ドル(約40円)に到達すれば1000倍のリターンとなり、大手取引所(CEX)への上場計画を考慮すればその可能性は十分にある。
もちろん、犬系コインであるためリスクも存在する。しかし市場急落時でも資金を集め続けていることから、ChatGPTは他の多くのミームコインが夢見る「生き残りの力」を備えていると見ている。
ChatGPTが予測するCoq Inuの本格的なブレイク
最後に挙げられたのがCoq Inu(COQ)である。各ブロックチェーンには象徴的なミームコインが存在する──EthereumのDOGE、SolanaのBONK、CardanoのSNEK──そしてCOQはAvalanche(アバランチ)の代表格となる可能性がある。現在の時価総額は3,000万ドル(約45億円)と小規模だが、Avalanche上のミームコインでは既に確固たる地位を築いている。
ChatGPTが評価する大きな理由は、コミュニティ優先の設計にある。チームへの割当はなく、税も一切なく、69兆4,200億トークンがすべて公開市場に直接放出されている。この透明性が個人投資家を引きつけている。
加えてAvalanche自体のネットワーク活動も再び活発化しており、前日だけで3,600万ドル(約540億円)のCOQ取引が発生している。ChatGPTは、次の「ミームシーズン」が訪れれば、Coq InuがAvalanche版BONKとなる可能性があると分析している。これにより、今買うべき暗号資産の一つとして注目されている。
