
ドナルド・トランプ米大統領が再びニュースの中心となっている。今回注目されたのは、これまで「受け身すぎる」と批判してきたインドを称賛した発言だ。この動きを背景に、Official Trump Tokenは過去24時間で小幅に上昇した。上昇幅は限定的であるが、CoinMarketCapのトレンド上位に入るほどの動きを見せた。
一方、ドージ系ミームコイン「Maxi Doge」も注目を集めている。筋肉質なデザインを特徴とするこのトークンについて、アナリストのケイド・オニール氏らは「注目すべきミームコインの一つ」と評価している。
特に注目されるのはプレセールの進捗である。既に360万ドル(約5億4,000万円)以上を調達しており、400万ドル(約6億円)の節目に近づいている。MAXIは公開後に急騰する可能性を秘めた暗号資産として期待されている。
Trump公式ミームコイン、修正前に7%上昇
トランプ氏が100%の対中関税を課して市場に大混乱を招いたり、ノーベル委員会に対する不満を表明するなど、数々の話題を振りまく中で、これまで大きな値動きを見せなかったTrump公式ミームコインが過去24時間で7%以上上昇した。
ただし急騰後は売りが入り、直近のチャートでは赤いローソク足が並んでいる。それでも前日比で高値を維持しており、現在は市場で10番目にトレンド入りしている暗号資産となった。
このタイミングでの上昇の背景には、市場の力学がある。ビットコインは依然として不安定な値動きではあるが回復基調にあり、投資家の期待感が高まっている。さらに、Trumpコインの発行主体であるZanker社がデジタル資産財務会社の設立を計画していること、そして6日前にTRUMP ETFが正式にローンチしたことも影響している。
ただし投資家は注意が必要だ。ミームコインはニュースを契機に一時的に上昇することが多いが、直近のチャートは下落傾向を示している。利益を確保するためには分散投資が重要であり、その一つの手段として「より強靭な」ドージを掲げるMaxi Dogeの存在が注目される。
🚨 BREAKING: $TRUMP COIN ETF OFFICIALLY ADDED TO DTCC LIST
BULLISH🚀 pic.twitter.com/ILUMzdLxAp
— Crypto Ape (@TheMoneyApe) October 8, 2025
Maxi Doge:筋肉質なドージの美学
Maxi Dogeは市場に登場するや否や注目を集めた。その魅力は単純で、Dogecoinの懐かしい感覚を呼び戻す点にある。ただし単なる名前頼みのインフレ型ではなく、筋肉質なデザインという独自の方向性を打ち出している。
このトークンは明確に「高リスクで実用性を持たない」資産であることを示しているが、ソーシャルでの魅力は強い。SNS上で共有される力強いビジュアルが支持を集めている。
さらに注目すべきは、公式ホワイトペーパーで示された構想だ。MAXIは将来的に最大1000倍のレバレッジ取引を可能にする資産として設計されている。この高リスク・高リターンの方針が「デジェン(高リスク志向の投資家)」層の支持を集め、実用性がなくとも360万ドル超の資金調達に成功している理由となっている。
Maxi Dogeは「今買うべき暗号資産」か
従来の意味で「今買うべき暗号資産」と呼ぶには疑問が残るかもしれない。しかし、過度な約束をせず、ミーム経済の本質を前面に押し出す姿勢からすれば、Maxi Dogeは候補の一つと考えられる。その理由は以下の通りだ。
プレセールの勢い
もし価値がないと見なされていれば、ここまで資金を集めることはできなかっただろう。400万ドルに迫る調達額は、投資家の注目度を裏付けている。
ソーシャルメディアでの盛り上がり
Maxi DogeはSNS上でのエンゲージメントが高い。X(旧Twitter)のフォロワー数は4,500人程度だが、投稿には数百件規模の「いいね」やコメントが寄せられている。これらはボットではなく実際のコミュニティによる会話である点が特徴だ。
ドージ美学
「犬」というモチーフは古いミームと思われがちだが、依然として高い拡散力を持つ。Pepeのように、ドージのアイコンも依然として強い影響力を持っている。
ファン要素
Dogecoinは実用性追求の過程で本来の「楽しさ」を失ったとの見方がある。一方でMaxi Dogeはその要素を全面的に継承し、より「楽しい」選択肢となっている。
結論
Trump公式ミームコインは再び注目を集めているが、その成長は断続的で信頼性に欠ける。したがって、今買うべき暗号資産を探す投資家はICO銘柄に注目すべきである。現在、その有力候補の一つがMaxi Dogeである。シンプルな設計、包括的なトークノミクス、そして独自の美学に基づくデザインが支持を広げている。
免責事項:本記事は投資助言ではない。暗号資産はリスクが高いため、投資にあたっては各自で十分な調査を行うこと。
