暗号資産市場は回復の兆しを見せており、Bitcoin（ビットコイン）が過去24時間で約2％上昇し、約87,000ドル（約1,370万円）付近まで値を戻している。アルトコインやミーム型暗号資産も同様に上昇しており、市場全体のセンチメント改善につながっている。
主要なミーム銘柄であるDogecoinは約2.36％の上昇を示し、ミーム市場全体の時価総額は416億ドル（約6兆5,300億円）に達している。回復傾向が見え始めた今、ミームコインの投資機会に注目が集まっている。
今後の利益拡大に期待したいミームコイン上位5銘柄
市場は小幅に反発しているものの、多くのミームコインは依然として割安水準にあり、アナリストの一部は「長期的な買い増しゾーンにある可能性が高い」と指摘している。下落局面で積み立てを行う投資家は、次に訪れる上昇相場で優位に立てる可能性がある。
以下では、短期・長期の両面で10倍から100倍の伸びも期待される可能性がある、有望なミームコインを5つ紹介する。
Dogecoin（DOGE）
Dogecoinは依然として強い売り圧力に直面し、複数の時間軸で下降トレンドが続いている。ただし、2025年4月以来の主要サポート帯を維持しており、他のアルトコインよりも底固い動きを見せている。
現在は過去の価値帯の下限付近で推移しており、反発には市場全体の安定が求められる。BitwiseやGrayscaleによるDogecoin ETFの影響は限定的で、投資家は市場全体の方向性を慎重に見極めている状況だ。
The Grayscale council has spoken. Very excite
Grayscale Dogecoin Trust ETF (Ticker: $GDOG) is here and now available in your brokerage account.
Much exposure to $DOGE, such history pic.twitter.com/jMHZWMRxZl
— Grayscale (@Grayscale) November 24, 2025
0.15〜0.155ドル付近を再び上抜けば、0.18ドル付近の再テストが可能となり得る。ただし短期的には0.14〜0.135ドル付近への下落リスクもある。市場がより安定すれば、Dogecoinも再び勢いを取り戻す可能性がある。
Shiba Inu（SHIB）
Shiba Inuは静かな推移を続けていたが、直近の価格動向では高値と安値が緩やかに切り上がりつつあり、買い圧力が戻り始めている兆しがみられる。
この流れが続けば、20日移動平均線の再テストが考えられる。このラインは最近の下落局面で抵抗帯として機能してきた。ただし、市場センチメントが再び悪化すれば大きな変動も起きる可能性がある。
一方で、新しいアルトコインETFや利下げ期待といった要因が追い風となり得る。長期サポート付近にある点や、センチメントが底に近い点もあり、採用の話題が再注目されればShiba Inuは回復のスピードを早める可能性がある。
Pepe（PEPE）
Pepeは約0.0000044ドル付近で推移し、ミーム市場の変動が大きい中でも安定している。価格は狭いレンジで推移しており、市場が次の方向性を探っている状態だ。
SNS上では関心が再燃しており、取引所関連の話題や新たな流動性プールに関する憶測が増えている。これによりセンチメントは回復しており、過去に反発したサポート付近で買い増しが進んでいる。
多くのトレーダーは現在の価格帯を買い増しの好機と見ており、市場環境が改善すれば大きな価格変動につながる可能性がある。安定性が目立つPepeは、引き続き注目したいミーム銘柄といえる。
Fartcoin（FARTCOIN）
Fartcoinは24時間で19％以上の上昇を記録し、数少ない上昇銘柄のひとつとなっている。一部のアナリストは長期目標として10ドル（約1,570円）を提示しており、0.30ドル未満の現在の価格帯は魅力的とされている。
直近の値動きでは、0.24ドル付近のサポート帯から反発しており、ダブルボトム形成の可能性がある。30日移動平均線付近の0.31ドルを突破できれば、上昇トレンドへの転換が意識され、0.45ドルが次の目標となる。
市場データでも、買い増しを行うスマートウォレットの動きが確認されており、資金流入も増加している。市場全体が不安定な中でも、Fartcoinは主要銘柄を上回るパフォーマンスを見せている。
Pepenode（PEPENODE）
既存のミーム銘柄だけでなく、初期プロジェクトへの注目も集まっており、その中でPepenodeのプレセールが注目度を高めている。ゲーム性、デフレ設計、コミュニティ主導の仕組みを統合する実用性の高いエコシステムを特徴とするプロジェクトだ。
Pepenodeでは、トークンを使って仮想マイニングノードを購入し、アップグレードして報酬を得ることができる。電力やハード機器が不要で、ゲーム内で使われたトークンの70％が自動焼却されるデフレ型メカニズムが採用されている。
このプレセールでは約220万ドル（約3億4,300万円）を調達しており、1トークンは0.00116ドルで販売されている。著名な暗号資産インフルエンサーからの支持も得ている。
さらに、ステーキングや他トークン連動の報酬制度があり、初期参加者には追加のメリットが用意されている。リーダーボードや競技要素も組み込まれ、ユーザーが積極的に参加できる仕組みとなっている。
これらの特徴から、Pepenodeは「遊んで稼ぐ」仕組みと長期保有のメリットを兼ね備えたプロジェクトと言える。エコシステムがすでに稼働しており、コミュニティ拡大も進むことから、有望なミーム銘柄のひとつといえる。
