
先週金曜日、アメリカのドナルド・トランプ大統領が再び中国への関税を取り上げたことで、市場は大きく動揺した。株式市場と暗号資産市場はそろって値を下げ、ビットコインはおよそ15,000ドル(約225万円)も下落した。
その後、市場は回復の波に入り、やがて反発に転じた。これにより既存のアルトコインも値を戻し、新しく登場した暗号資産も大きな上昇を記録した。こうした動きを背景に、投資家やトレーダーは今買うべき新しい暗号資産コインを探し始めている。特に、将来性を秘めた新しい仮想通貨やプレセール(事前販売)に注目する動きが強まっている。
今買うべき新しい暗号資産コイン
Pepenode(PEPENODE)
Pepenodeは現在ICO(新規暗号資産公開)の真っただ中にある注目プロジェクトだ。Pepeミームや、時価総額で第3位のミームコインであるPepeに着想を得ているが、独自の特徴として「マイン・トゥ・アーン(mine-to-earn)」モデルを初めて導入した点が挙げられる。
従来のマイニングは、初期インセンティブが乏しく、専門知識や高性能な機材、電力を必要とするため、多くの人にとって参入障壁が高かった。Pepenodeはこの課題を解決するため、コミュニティメンバーが独自に仮想のマイニング装置を構築できる仕組みを考案した。ノードを購入して組み合わせることで大きなボーナスを得られ、サーバールームのような形態まで作ることが可能だ。さらに全体がゲーム感覚で設計されているため、誰でも気軽に楽しめる。
こうした新しい試みにより、PepenodeのICOはすでに181万ドル(約2億7,100万円)を調達し、資金流入は日々増えている。現在、PEPENODEトークンは0.0011005ドル(約0.17円)で販売されており、2日後には次のプレセール段階に進み価格が上昇する予定だ。そのため、購入に適したタイミングは今とされている。
さらに、登録者数3万3,200人以上の暗号資産系YouTuber、Nazza CryptoもPepenodeを「次に注目すべきミームコインICO」として評価している。
Nunu(NUNU)
次に注目すべきはNunuだ。「ソラナのペンギン」と呼ばれる新規暗号資産で、Solana(ソラナ)ネットワーク上で誕生したコミュニティ主導型ミームコインである。
このトークンは2025年9月にPump-funでローンチされ、ペンギンをテーマにした遊び心あるデザインと、透明性のあるバーン(焼却)仕組みにより短期間で人気を集めた。現在はミームとユーティリティを兼ね備えたハイブリッドトークンへと進化し、ツール、ゲーム、ボットを含むエコシステムを形成している。
上場直後、NUNUは0.0005751ドル(約0.086円)から0.0008ドル(約0.12円)まで34%上昇した後、やや下落して0.0007699ドル(約0.11円)で推移している。上昇基調が続けば、Nunuはまだ上値余地を残す有望な新規暗号資産とみられる。
SF(STORM)
SFは「SoundsFun」の略称で、「友人をタダで笑わせるのはやめよう」というコンセプトを掲げる新規トークンだ。ユーザーがAIでミームを作成し、それを売買できる仕組みを提供する。
このプロジェクトには「MEMES」機能があり、作成したミームをデジタル資産化して取引できる。さらに「STREAMS」でライブ配信を行いコミュニティを形成しながら収益化できるほか、「GAMES」でスキルに応じた報酬を獲得し、「AI WEBSITES」でワンクリックでウェブサイトを作成することも可能だ。
STORMトークンは直近2日間で50%以上上昇し、0.20ドル(約30円)に到達後、0.15ドル(約22円)まで調整した。それでも暗号資産市場が強気相場に入れば、さらなる上昇の可能性があると見られる。
Best Wallet Token(BEST)
Best Wallet Token(BEST)は、2024年8月にリリースされた暗号資産ウォレット「Best Wallet」のネイティブトークンだ。わずか1年で2025年を代表する新興ウォレットのひとつとなり、使いやすいUIと豊富な機能で人気を集めている。
アプリ内で複数のブロックチェーンに対応する暗号資産を管理でき、KYC(本人確認)なしでスワップや投資が可能だ。さらに他のウォレットを接続し、複数のポートフォリオを一元管理できる。加えて、独自のローンチパッドを備え、新規暗号資産への投資機会を提供する点も強みである。
BESTトークンは現在プレセール中で、1枚あたり0.025785ドル(約3.9円)。ICOはすでに1,640万ドル(約24億5,000万円)を調達しており、暗号資産YouTuberのBorch Crypto(登録者9.3万人)も「次に注目すべきトークン」として推奨している。
まとめ
暗号資産市場は変動が激しく予測が難しいが、常に新たなチャンスが存在する。特に新しくローンチされたコインや進行中のICOは、大きな利益を狙える可能性がある。十分な調査と適切なタイミングを見極めれば、こうした新規トークンから利益を得ることは決して難しくない。投資を早く始めたい人にとって、今回紹介したプロジェクトは検討に値するだろう。
免責事項:暗号資産投資には高いリスクが伴う。本記事は投資助言を目的としたものではなく、必ず自己責任で調査・判断を行うこと。編集部は一切の損失について責任を負わない。
