
要点
- ETHは4,100ドル(約62万7,000円)の重要なテクニカル抵抗線を突破できずにいる。
- 資産運用会社VanEck(ヴァンエック)は、Lido Staked Ethereum ETFを米証券取引委員会(SEC)に申請。機関投資家が規制下で効率的にETHステーキング報酬へアクセスできる可能性がある。
- 注目すべきEthereumネットワーク上の新トークンは、PEPENODE(PEPENODE)、SUBBD Token(SUBBD)、Pumpd(PUMPD)の3銘柄。
EthereumとVanEckのETF申請
Ethereum(ETH)は依然として3,900ドル(約59万6,000円)付近で推移しており、4,100ドルの壁に直面している。一方で、暗号資産市場では大きな注目を集める新たな金融商品が話題となっている。
その背景にあるのは、資産運用会社VanEckによるLido Staked Ethereum ETFの申請だ。これは、ウォール街が暗号資産の大きな特徴のひとつである「ステーキング」へアクセスしようとする試みといえる。
このETFは、LidoでステーキングされたETH(stETH)の価格およびステーキング報酬へのエクスポージャーを、従来型の規制された投資枠組みで提供することを目的としている。
SECが新たに明確化したガイドラインでは、プルーフ・オブ・ステークやリキッドステーキングの活動は証券取引に当たらないとされ、業界に安心感を与えた。これにより、stETHのような資産をETFに組み込む道が大きく開かれた。承認されれば、税制面や規制面で適合した形で機関投資家がEthereumステーキング利回りにアクセスできることになり、大きな前進となる。
ただし、規制面の期待にもかかわらず、ETHは価格チャート上で明確な上昇を見せていない。4,100ドルを超える動きが実現すればさらなる上昇余地もあるが、テクニカル指標には依然として弱気圧力が残っている。ETFが実現するかどうかは、ETHが直近の抵抗を突破できるかを左右する要因になりそうだ。
その一方で、Ethereumネットワーク上では 新しい仮想通貨 プロジェクトが注目を集めている。次に紹介するのは、PEPENODE、SUBBD Token、Pumpdといった有望な暗号資産だ。
1. PEPENODE(PEPENODE):ハードウェア不要のMine-to-Earn
従来の暗号資産マイニングには、大規模な設備や高額な電気代が必要とされてきた。PEPENODEは「Mine-to-Earn(遊んで稼ぐマイニング)」という仕組みを導入し、これを手軽かつ戦略的に楽しめるようにしている。
ブラウザベースのサーバールーム内で仮想マイニングリグを構築・最適化し、PEPENODEトークンを活用してデジタルノードを強化することで収益を拡大していく仕組みだ。ユニークなのは報酬で、PEPENODEだけでなく、PEPEやFartcoinといった他のミームトークンも得られる。
さらに、ゲーム内アップグレードに使用されたトークンの70%が焼却(バーン)される仕組みを備えており、希少性を高めるデフレ設計も特徴だ。現在、PEPENODEは公式プレセールで0.0011094ドル(約0.17円)で販売されており、すでに180万ドル(約2億7,500万円)以上を調達している。ゲーム開始前に年率678%のステーキング報酬を得られる点も注目される。
公式プレセールサイトで、PEPENODEを0.0011094ドル(約0.17円)で入手できる。
2. SUBBD Token(SUBBD):AIが切り拓くクリエイター経済
SUBBD Tokenは単なる暗号資産ではなく、8兆5,000億円規模のクリエイターエコノミーを支えるAI搭載プラットフォームの基盤資産である。目指すのは、クリエイターが収益をより多く保持し、事業を効率的に拡大できる分散型のハブだ。
このプラットフォームでは、AIパーソナルアシスタントが制作工程を支援し、作業負担やコストを軽減する。ファンはSUBBDトークンを用いてサブスクリプションや投げ銭、限定コンテンツへのアクセスが可能で、従来の仲介業者を介さない低コストの決済を利用できる。
すでに2,000人以上のクリエイターが登録しており、そのフォロワー数は合計で2億5,000万人を超える。SUBBDはこうした既存の利用基盤を武器に、デジタルサブスクリプション市場を変革する可能性を持っている。
トークン保有者はステーキングによる受動的収益や、新機能の先行利用権も得られる。すでに120万ドル(約1億8,300万円)以上を調達済みで、価格上昇が迫っている。現在0.056725ドル(約8.7円)で販売されており、20%のステーキング報酬も提供中だ。
3. Pumpd(PUMPD):デジェンに向けたアルゴリズム設計
Pumpdは単なるミームコインではなく、急騰を信じるデジェントレーダー向けに設計されたプロジェクトだ。日次で価格上昇する仕組みを備え、参加者は「Stake-to-Pump」エコシステムを通じてAPY(年利)に加え、AIによる市場分析ツール「PUMPD Edge」へアクセスできる。
このツールにはセンチメントスキャナー、クジラ(大口投資家)監視機能、急騰予測などが含まれ、リアルタイムで取引優位性を得られる仕組みだ。また、PUMPDローンチパッドを利用する新規プロジェクトは、上場後24時間の価格上昇が保証され、その手数料がBuy & Burnに活用される循環モデルを形成する。
さらに「BTC Burn Sync」では、ビットコインが1%上昇するたびにPUMPD供給の一部がランダムに焼却され、希少性が高まる。現在プレセール中で、価格は0.000412ドル(約0.063円)。これまでに2,200ドル(約33万円)を調達している。
まとめ
ETHは依然として3,900ドル付近にとどまり、VanEckのStaked Ethereum ETF申請による強気要因にもかかわらず、4,100ドルの抵抗を突破できていない。機関投資家の参入が現実となるかに注目が集まる一方で、Ethereumネットワーク上ではPEPENODE、SUBBD Token、Pumpdといった新規プロジェクトが存在感を示している。
