
ビットコイン価格は一時的に調整局面にあるものの、ネットワーク指標は過去最高に近づいている。特にハッシュレートの上昇は、セキュリティと投資家の信頼を強める重要な要因とされている。
ビットコインニュース:ハッシュレートと難易度の上昇
直近7日間でビットコイン価格は約2%下落し、現在は11万ドルの重要サポート付近で推移している。しかしハッシュレートは94 EH/sを超え、マイニング難易度も過去最高水準に達している。
この傾向はネットワークの堅牢性を示し、長期的な強気シグナルと考えられる。短期的には需給が価格を動かすものの、堅調なハッシュレートは投資家心理を下支えしている。
マイニング企業の動向:HIVE Blockchainの拡張
カナダのマイニング企業HIVE Digital Technologiesは、世界的なハッシュレートシェアを16 EH/sに拡大したと発表した。同社は現在610 BTCを保有し、日々の生産量を過去数か月で倍増させている。
さらにパラグアイへの拠点拡大を進めており、年末までに25 EH/sを目指す計画だ。これにより、1日の生産量は12 BTCへ増加する見込みで、グローバル競争力を高めている。
テクニカル分析:BTCは11万ドルで反発
価格面では、ビットコインは直近の安値から反発し、再び強気トレンドを試みている。8月には過去最高値124,533ドルを記録したが、その後12%調整した。
A lot of price talk recently
Bitcoin is in a bull market until it loses its trend (green line)
It is experiencing a bull market correction and must bounce when bulls ultimately see a dip they love
Lines are for context, not predictions pic.twitter.com/0qUhOtOsIl
— Nik Bhatia (@timevalueofbtc) August 26, 2025
アナリストのニク・バティア氏は「上昇トレンドラインを割らない限り、これは強気相場の一時的な調整」と指摘。直近の抵抗線は112,000ドルと115,000ドルで、これを突破すれば新たな史上最高値の可能性が高まる。
新プロジェクト:Bitcoin Hyperへの注目
ビットコインのL2インフラを構築する「Bitcoin Hyper」が市場で注目を集めている。EthereumがERC-20によってエコシステムを拡大したように、Hyperはビットコイン上にミーム、NFT、dAppsの文化層を作り出すことを目指している。
仕組みとしては、BTCをブリッジにロックすることでL2上にWBTCを発行し、それを高速かつ低コストで活用できる。Solanaの仮想マシン(SVM)を採用し、ビットコインのセキュリティとSolanaのスピードを組み合わせている点も特徴だ。
Bitcoin Hyper Ecosystem Update 🚀
The first full-scale rollup for Bitcoin, powered by SVM, is taking shape.
So far:Research into rollup settlement on BTC L1
Prototypes validating SVM execution
Designs for explorer + dev tooling
Alignment with early ecosystem teams pic.twitter.com/Rm5tep4YXv
— Bitcoin Hyper (@BTC_Hyper2) August 26, 2025
プレセールはすでに1,230万ドル以上を調達しており、大口投資家の積極的な買い増しが進んでいる。価格がまだ低水準にあるため、短期的なFOMO(取り残される不安)による需要拡大が予想される。
まとめ
ビットコイン 今後は短期的に価格調整があるものの、ハッシュレートの上昇とネットワークの強さが強気基調を裏付けている。テクニカル的にも反発の兆しが見られ、11万ドルを維持できれば再度最高値更新が視野に入る。
さらにBitcoin Hyperのような新たなL2プロジェクトがエコシステム拡張を後押ししており、長期的にはビットコインのユーティリティ拡大につながる可能性が高い。
