
暗号資産(仮想通貨)の代表格であるビットコインの価格は、過去24時間で1%下落し、米東部時間午後10時45分時点で117,946.93ドル(約1,870万円)を記録した。一部の投資家が保有量を減らしていることが背景にある。
こうした価格の調整局面にもかかわらず、著名なヘッジファンドマネージャーであるレイ・ダリオ氏は、ポートフォリオの15%をビットコインまたは金に配分することを推奨している。同氏によると、米国の深刻な債務問題と通貨価値の下落を考慮した場合、この配分が「最もリスク対リターン比が優れている」という。
🇺🇸 BILLIONAIRE AND LEGENDARY INVESTOR RAY DALIO JUST RECOMMENDED 15% ALLOCATION TO #BITCOIN
HERE WE GO!!! pic.twitter.com/AZ2gNArGOM
— Vivek Sen⚡️ (@Vivek4real_) July 28, 2025
ビットコインは横ばいのレンジで推移
市場分析サイトGeckoTerminalによれば、過去2週間にわたり、ビットコイン価格は115,814.14ドル(約1,830万円)から123,447.13ドル(約1,950万円)の間で推移しており、いわゆるレンジ相場が継続している。このような横ばいの動きは、今後の大きな値動きの前兆である可能性がある。
ビットコインが上昇ブレイクアウトを果たした場合、123,447.14ドル(約1,950万円)のレジスタンスをサポートに転換し、短期的には130,733.16ドル(約2,070万円)まで上昇する可能性がある。
一方で、焦ったトレーダーが保有資産を売却することで、直近のサポート水準である115,814.14ドル(約1,830万円)を下回る可能性もある。そうなれば、売り圧力がさらに高まり、次の重要なサポート水準である106,793.33ドル(約1,690万円)まで下落するおそれがある。
テクニカル分析ではサポート割れの兆候も
日足チャートにおけるテクニカル指標を見ると、短期的には下落のシナリオが優勢とされている。トレーダーは、MACD(移動平均収束拡散)とRSI(相対力指数)の動向に注目しておきたい。両指標ともに弱気の兆候を示しているためだ。
数日前、MACDラインがシグナルラインを下回る「デッドクロス」が発生し、短期的な下落トレンドへの転換を示唆するシグナルが点灯した。
さらにRSIもここ数日で下落しており、買い圧力の低下を示している。MACDとRSIからの警告、そして横ばいの値動きが続く中で、すでに一部のトレーダーは利益確定に動き始めている可能性がある。
このような状況の中、ビットコイン価格がレンジの下限に近づいていることもあり、市場では弱気派が優勢となりつつある。こうした中で、投資家の関心はプレセール段階の新興プロジェクトであるBitcoin Hyper(HYPER)に向かっている。登録者数72万人超を抱える仮想通貨系YouTubeチャンネル「99Bitcoins」は、HYPERを現在最も注目すべきICO(新規仮想通貨公開)のひとつとして取り上げている。
ビットコインの拡張性を高めるBitcoin Hyper
ダリオ氏がポートフォリオへのビットコイン配分を推奨する中で、ビットコインエコシステムおよびその関連プロジェクトへの注目が高まっている。ビットコインは、分散型の価値保存手段として金と並ぶ「安全資産」としての地位を築いてきた。
しかしその一方で、ビットコインのブロックチェーン自体には、分散型インフラとしての技術的な進展がほとんど見られていない。こうした現状を打破するために登場したのが、Bitcoin Hyperである。これは、ビットコインのレイヤー2(第2層)スケーリングソリューションだ。
Bitcoin HyperはSolana Virtual Machine(ソラナ仮想マシン、SVM)の上に構築されており、Solana(ソラナ)並みの処理速度をビットコインにもたらすことを目指している。また、スマートコントラクト(自動契約)をビットコインブロックチェーン上で実装可能にし、独自のアプリケーションレイヤーの形成も視野に入れている。
この仕組み全体を支えるのが「Canonical Bridge(カノニカルブリッジ)」と呼ばれる分散型のブリッジシステムであり、Bitcoin Hyperチェーンとビットコイン本体のネットワーク間でのスムーズな相互運用性を実現する。
そして、その中核となるのがHYPERトークンである。HYPERは取引媒体として機能するだけでなく、将来的には分散型アプリケーションの基盤通貨としての役割も期待されている。こうした将来性から、99Bitcoinsをはじめとする専門家たちは、HYPERが公開され次第パラボリックな(急上昇の)値動きを見せる可能性が高いと見ている。
Bitcoin Hyperのプレセールが600万ドルに迫る
投資家の反応は早かった。現在進行中のプレセールでは、すでに560万ドル(約8億8,800万円)以上の初期資金が集まっており、プロジェクトに対する投資家の強い信頼がうかがえる。
まだプレセール段階での購入チャンスは残されている。プロジェクトの公式サイトに設置された専用ウィジェットを使えば、ETH、SOL、USDC、USDT、BNB、または銀行カードを利用して、1トークンあたり0.01245ドル(約1.97円)でHYPERを購入できる。
購入したトークンはステーキングによって年利183%という高いAPY(年率利回り)を得ることも可能だ。
なお、HYPERの価格はプレセールが進行するにつれて段階的に上昇する予定であり、次回の価格引き上げは約39時間後に迫っている。
詳しくは、Bitcoin Hyperの公式サイトを確認してほしい。
